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ごあいさつ

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目黒信用金庫

 会員ならびにお取引先の皆様には、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

 平成28年度のわが国経済は、いわゆるアベノミクスの積極的推進により、雇用や所得環境の改善をもたらし、マクロでは緩やかながらも回復基調が続いていると言われているものの、潜在成長率が低位に推移するもとでその回復力は力強さを欠いており、企業等の景況感も地域や規模により大きなばらつきが見られています。海外では中国をはじめとする新興国経済の景気減速に加え、米国や欧州の政治・経済動向などの不確実性が高まっており、わが国経済の先行きに不透明感が根強く残りました。

 当金庫の主要なお取引先である中小企業・小規模事業者においては、高齢化や国内産業の空洞化といった従来からの構造的課題を抱え総じて厳しい業況が続いており、景気回復の実感を得るには至っておりません。

 平成28年度の事業につきましては、前年よりスタートしました長期計画「めぐろチャレンジ100年 スタート2015〜」の基本的理念「創業100年に向けて『半径500m』を磨く」の中間年度として、地域社会の発展に奉仕するという基本方針を再認識し、地域のお客様に「感謝」の気持ちを強く持って、業務運営に積極的に取り組んでまいりました。

 また、業務の健全性・適切性を確保するための態勢整備に係る「内部管理基本方針」のもと、コンプライアンス態勢の充実・強化を図ると共に、地域金融機関として身の丈に合った本業に集中し、お客様・地域に信頼される健全性・確実性の確保に努め、最大限の機動力を発揮してお客様満足度やサービスの向上に努め、お客様本位の営業を推進してまいりました。

 当期の業績は、預積金残高は対前期比2,220百万円増加の163,194百万円とすることができ、また、貸出金残高については依然として資金需要が低迷している中でお客様の経営努力等により償還が順調に進んだこともあり、420百万円減少の88,247百万円となりました。定期積金契約高は、対前期比525百万円減少の48,107百万円となりました。

 利益面では、利回り低下の影響により貸出金利息等の運用収益が減少しましたが、一方で調達費用等の減少もあり、経常利益で408百万円(対前期比52百万円増加)、当期純利益で278百万円(対前期比26百万円増加)を計上することができました。

 なお、自己資本比率につきましては、順調な利益確保による自己資本の充実により10.34%となり、引き続き健全性を維持することができました。

 平成29年度のわが国経済は、良好な雇用環境や働き方改革の推進に加えて、企業業績の改善による賃金アップに向けた動きが期待され、どの程度実質賃金が上昇し、個人消費の押し上げにつながるかがポイントとなるとされております。また、中国経済の持ち直しなど世界経済の回復を背景とした好調な輸出や、人手不足に対応する省力化投資など設備投資が増加することが予想されております。

 海外においては保護主義の色合いが濃い米国の通商政策の行方や英国のEU離脱による欧州政治の混乱といった懸念材料はありますが、今後の景気は海外リスクを多数抱えながらも緩やかに回復が続くことが見込まれております。しかしながら、当金庫の主要なお取引先である中小企業・小規模事業者においては依然として停滞感の強い厳しい業況が続くものと考えられます。

このような環境の中で当金庫におきましては、厳しい環境におかれている地域経済の発展のため、お取引先中小企業・小規模事業者が持つ技術力や将来性を重視した事業性評価に基づく融資・コンサルティング機能の一層の取り組み強化を図るとともに、金融仲介機能の更なる質の向上に向け、顧客ニーズを的確に捉えた商品やサービスをタイムリーかつスピーディーに供給することに努めてまいります。

 お取引先が抱える様々な課題の解決に取り組み、地域の成長・発展に貢献する一層の努力と積極的な取り組みにより、中小企業・小規模事業者、個人・地域に対する支援に向け全力で取り組んでいく方針です。

 さらに、環境問題、反社会的勢力への対応や一向に減らない振り込め詐欺等金融犯罪への対応、また、コンプライアンス・リスク管理態勢および顧客サポート態勢の一層の充実により、当金庫がこれまで築き上げてきた「信用」「信頼」をさらに強いものにし、地域のお客様に「毎日感謝」の気持ちを持ち、地域金融機関としての社会的使命・役割を充分に発揮していく所存であります。

平成29年7月