目黒信用金庫TOP>ご挨拶

ごあいさつ

理事長の写真

目黒信用金庫


 会員ならびにお取引先の皆様には、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

 平成29年度のわが国経済は、政府が推進する経済政策の効果により、雇用や所得環境の改善が続き、マクロでは緩やかな回復基調が続いており政府発表の景気判断によれば、高度成長期の「いざなぎ景気」を超える戦後2番目に長い景気回復局面を迎えているとされております。しかし、中小・零細企業の業況は依然として厳しい水準で推移しており、企業規模の格差により景況感に差が生じております。世界的にも景気は持ち直しの状況にあるものの、北朝鮮を中心とした東アジアにおける地政学リスクの顕在化や宗教的対立の拡大等、中東情勢においても緊迫した状態となるなど不安定さが残りました。

 当金庫の主要なお取引先である中小企業・小規模事業者においては、経営者の高齢化や慢性的な人手不足といった構造的問題に加え、人口減少や消費マイナスの停滞を背景とした売り上げ不振といった現実にさらされており、景気回復の実感が得られていないのが実情であります。

 平成29年度の事業につきましては、平成27度年よりスタートしました長期計画「めぐろチャレンジ100年 スタート2015〜」の基本的理念「創業100年に向けて『半径500m』を磨く」の総仕上げの年度として、地域社会の発展に奉仕するという基本方針を再認識し、地域のお客様に「感謝」の気持ちを強く持って、業務運営に積極的に取り組んでまいりました。

 また、業務の健全性・適切性を確保するための態勢整備に係る「内部管理基本方針」のもと、コンプライアンス態勢の充実・強化を図ると共に、地域金融機関として身の丈に合った本業に集中し、お客様・地域に信頼される健全性・確実性の確保に努め、最大限の機動力を発揮してお客様満足度やサービスの向上に努め、お客様本位の営業を推進してまいりました。

当期の業績は、預積金残高は対前期比4,253百万円増加の167,447百万円とすることができ、また、貸出金残高については依然として資金需要が低迷するなか、2,394百万円増加の90,642百万円とすることができました。定期積金契約高は、対前期比347百万円増加の48,455百万円となりました。

 利益面では、利回り低下の影響により貸出金利息等の運用収益が減少しましたが、一方で調達費用等の減少もあり、経常利益で365百万円(対前期比42百万円減少)、当期純利益で253百万円(対前期比24百万円減少)を計上することができました。

 なお、自己資本比率につきましては、順調な利益確保による自己資本の充実により10.23%となり、引き続き健全性を維持することができました。

 平成30年度のわが国経済は、世界経済の回復に伴う輸出および生産の拡大を受け、企業収益の増加や省力化需要を背景とした設備投資も堅調に推移すると見込まれ、個人消費も良好な雇用環境などから緩やかに回復すると予想されております。

米国や欧州の保護主義の広がりから貿易摩擦が厳しさを増していくことが懸念されておりますが、米国の大型減税や国内企業の輸出や設備投資などがけん引役となり企業部門の好調が続き、緩やかな景気拡大が見込まれております。

 しかし、当金庫の主要な取引先である中小企業・小規模事業者においては依然として停滞感の強い厳しい業況が続くものと考えられます。

このような環境の中で当金庫におきましては、厳しい環境におかれている地域経済の発展のため、お取引先中小企業・小規模事業者が持つ技術力や将来性を重視した事業性評価に基づく融資・コンサルティング機能の一層の取り組み強化を図るとともに、金融仲介機能の更なる質の向上に向け顧客ニーズを的確に捉えた商品やサービスをタイムリーかつスピーディーに供給することに努めてまいります。

 お取引先が抱える様々な課題の解決に取り組み、地域の成長・発展に貢献する一層の努力と積極的な取り組みにより、中小企業・小規模事業者、個人・地域に対する支援に向け全力で取り組んでいく方針です。

 さらに、環境問題、反社会的勢力への対応や一向に減らない特殊詐欺への対応、また、コンプライアンス・リスク管理態勢および顧客サポート態勢の一層の充実により、当金庫がこれまで築き上げてきた「信用」「信頼」をさらに強いものにし、地域のお客様に「毎日感謝」の気持ちを持ち、地域金融機関としての社会的使命・役割を充分に発揮していく所存であります。

平成30年7月