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ごあいさつ

会長 大畑芳一・理事長 谷口勝昭

 平素は、西兵庫信用金庫に格別のお引き立てを賜り心より厚くお礼申し上げます。
 本年も皆様がより一層にししんについてご理解いただくことを願い、当金庫の経営理念、業績、経営内容等を開示いたしました。ご高覧頂きますようお願い申し上げます。
 さて、平成22年度のわが国経済は、22年秋頃までは、新興国をはじめとする外需要因や経済対策の政策効果により緩やかな回復基調を続けて来ましたが、その後、急激な円高の進行や海外経済の減速懸念により先行きへの不透明感が表面化し、自動車関連の経済政策効果の減衰などもあって急速に後退感が強まり、足踏み状態となりました。23年の年明け以降は、生産や輸出に持ち直しの動きが見られるなど足踏み状態を脱しつつありましたが、3月11日に「東北地方太平洋沖地震」(東日本大震災)が発生し、東北・関東地方において人的、物的に壊滅的な被害をもたらし、わが国経済活動は停滞を余儀なくされました。
 金融面では、日本銀行が、22年6月に成長基盤貸出制度を創設したほか、10月にはデフレ脱却に向けて包括的な追加金融緩和策を講じることとなりました。また、金融庁は、21年12月に施行された「中小企業等金融円滑化法」について、中小企業の業況・資金繰りは依然厳しい状況にあるとの認識から、本年3月末の期限を1年延長し24年3月末までとしました。
 こうした中、当金庫は、3カ年計画「にししん中期経営計画2009(「Face to Face」の徹底と「つなぐ力」発揮に向けて)」の中間年度として、積極的に事業推進に取り組んでまいりました結果、業容面におきましては、預金は、対前年度比で期末残高が3.3%増加、期中平均残高も2.4%増加いたしました。一方、貸出金は、対前年度比で期末残高は0.6%増加しましたが、期中平均残高は0.6%減少いたしました。損益面におきましては、リスク管理の徹底と、諸経費の節減に努めました結果、今期の業務純益は21億13百万円、当期純利益は10億45百万円を確保することが出来ました。リスク管理債権の状況におきましては、23年3月末日現在で、貸出金に占める割合は5.9%となっております。しかし、そのほぼ全額を貸倒引当金あるいは担保等でカバーしており、信用リスクは極めて低い状態であります。自己資本比率も16.72%と国内基準の4%を大きく上回る水準であり、安全性を確固なものにしており、当金庫の資産内容は高い健全性を維持しております。これもひとえに会員、お取引先の皆様のご支援の賜ものと感謝いたしております。
 平成23年度の景気の先行きは、東日本大震災の影響から依然見極めがたい状況です。年度前半は電力を始めとする様々な供給面の制約から、生産面を中心に下押し圧力が強い状態が続くと考えられます。年度後半にかけては供給体制の再構築が進み、電力の需給逼迫が改善に向かえば、供給面の制約は和らいでいくものと思われ、そのような状況になれば海外経済の回復基調が輸出や生産の増加につながることとなり、年度前半からの反動もあって、景気回復テンポが高まることが期待されます。
 このような環境下で、当金庫は3カ年計画「にししん中期経営計画2009(「Face to Face」の徹底と「つなぐ力」発揮に向けて)」の最終年度を迎えますが、「徹底したFace to Face」により地域密着型金融を一層深化させ、ひいては当金庫の安定成長に資するように、対処すべき重点課題に着実に取組むとともに、地域の皆様に愛され、最も信用、信頼される金融機関を目指して、役職員一同精進を重ねる所存でございます。
 今後とも何卒、倍旧のご支援ご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

平成23年7月