売上、収益、業況はそれぞれ大幅に改善
「第181回中小企業景気動向調査」によると、景況感を表す業況DIは前期比13.4ポイント改善の▲53.7となりました。また、売上DIは43.8ポイント改善の▲19.5となり、収益DIは42.9ポイント改善の▲22.7となりました。
業種別の景況感については、全業種において改善となりました。
前期は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて全てのDIが大幅に悪化となりましたが、経済活動の再開から、今期は全ての業種で売上DI,収益DI、業況DIが改善しました。
来期については、売上DIは0.6ポイント改善の▲18.9となり、収益DIは0.3ポイント改善の▲22.4となります。また、業況DIは1.6ポイント悪化の▲55.3となる見通しです。
業種別では、「製造業」は売上DI、収益DI、業況DIがそれぞれ改善し、「卸売業」は売上DI、収益DIが悪化するも業況DIは改善となり、「小売業」は売上DI、収益DIが改善するも業況DIは悪化となり、「建設業」は収益DI、業況DIが悪化し、売上DIが横ばい、「サービス業」・「不動産業」は売上DI、収益DI,業況DIがそれぞれ悪化となる見通しです。