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地域密着型金融の推進


平成23年度「地域密着型金融」の取組実績
 地域密着型金融とは、金融機関がお客様との間で親密な関係を長く維持する事によりお客様に関する情報を蓄積し、この情報を基に貸出金等の金融サービスの提供を行うことで展開するビジネスモデルです。
 当金庫は地域金融機関として平成15年4月より「リレーションシップバンキングの機能強化計画」、平成17年4月より「地域密着型金融推進計画」、平成19年4月より自主的な取組としての「地域密着型金融推進計画」を策定し実行して参りました。
 しかしながら、地域金融機関の地域密着型金融に対するこれらの取組が、必ずしもお客様と地域金融機関の双方にとって実効的なものになっていないとのお客様からのご指摘から、平成23年度に、監督指針の改正が行われ、地域密着型金融の目指すべき方向、特に地域金融機関が発揮すべきコンサルタント機能を具体的に示すことにより、より実効的でお客様に役立つ取組を目指す事となりました。
 当庫の平成23年度の取組実績は次の通りです。
 
T.[地域密着型金融の目指すべき方向の明示]
1.「当金庫のビジネスモデル」の策定
 平成23年6月より、地域金融機関である当金庫が、当金庫の規模特性や顧客のニーズに合わせ、組織全体で地域密着型金融を継続的に推進していくことを周知するために、ビジネスモデルプロジェクト委員会を立ち上げ、それまで当金庫内で行われていたこと、効率的方法、目指すべき指針等を明文化し、金庫職員が力を合わせて地域密着型金融に取り組めるよう「当金庫のビジネスモデル」を策定いたしました。(制定平成24年1月4日)
 地域密着型金融への取組方針の可視化をして、全員が同一方向で仕事に取り組みます。
 
 [内容]
 T.ビジネスモデル策定の目的
 U.当金庫のビジネスモデルの骨子
 V.当金庫のビジネスモデル
   1.体制づくり
   2.人材育成
   3.商品開発
   4.推進策及び具体的活動
   5.成果検証体制
・1月18日 店長会で部店長全員に解説
・1月27日 冊子様式で職員全員に配布
・3月3日 シティ大学オープン講義により次長・係長約100名に解説
 
 
U.[顧客企業に対するコンサルティング機能の発揮]
1.ソリューション・ローン
 ビジネスモデルに沿った融資商品の開発を行ないました。
資金使途によってローンの特性を明確化し、お客様にも金庫職員にも分かりやすい、選択しやすい商品を目指しています。
 
 商品名  資金使途  担保  期間  限度額
 経営改善資金
「ジャンプ」
 事業の飛躍、経営課題を
解決するための資金
無担保型
有担保型
 運5年・設7年
運10年・設15年
3千万円以内
3億円以内
 地域活性化ローン 地元商店街組合及びその商店街
構成員の方へのご融資
無担保型  5年以内 組合1千万円以内
構成員5百万円以内
 アパ・マンローン
「大家さん」
自己所有地上にアパート・マンション等
賃貸住宅の建築資金・リフォーム資金
有担保型  30年以内
但し耐用年数以内
3億円以内 
 アパ・マンローン
「うるおい」
アパート・マンション等賃貸住宅の
購入資金、及び他行肩代わり資金
有担保型  30年以内
但し耐用年数以内
 3億円以内
*運:運転資金設:設備資金
 
2.中小企業支援ネットワーク強化事業(関東経済産業局と連携)
 平成23年10月に中小企業支援ネットワークに、支援機関として登録いたしました。
 平成24年度に新現役交流会の開催を目指して1月から、研修・視察に取り組んでいます。
 平成24年7月26日(木)に第1回の新現役交流会(企業と人材とのビジネス・マッチング)の開催が決定しています。
 
3.東京シティ経営塾(タナベ経営と連携)
 次世代経営者の皆様の育成、経営手法全般の研修を行っています。5年前から100名を超える会員で継続して来ました。1期2年で現在は第3期後半。110名の会員様がいらっしゃいます。
・海外進出支援
 平成23年11月に信金中金海外事業部と連携し、経営塾オープンハウス講演、「海外進出支援東南アジア中国事情」を行いました。相談案件には連携して対応いたします。
・M&A、事業承継
 平成24年1月に信金キャピタル様と連携し、経営塾金庫主催枠講演で「中小企業を強くするM&A事業承継戦略」を取り上げました。アンケートにより、訪問相談に応じています。
 
 
4.コンサルティング機能発揮のための職員研修
(1)  業種別ロールプレイングを中心とした臨店指導を、営業推進部により行っています。平成23年度は全店舗を2回転しました。
(2) アパマンローン「大家さん」に対応した、ロールプレイング臨店実習を業務部により行っています。平成23年度は全店舗を2回転しました。
(3) シティ大学(戦略型融資能力増強研修)
当庫の将来を担う管理職から少数を選抜し、地域金融機関の融資戦略を展開していく為のノウハウについて研修しています。平成23年11月5日から人事部の企画により、本部各部が講師として参加しています。
(4) 都内信金における中小企業への融資推進におけるポイント集合研修
平成23年10月18日と11月8日に若手男子職員21名に対し行われました。
 
V.[地域の面的再生への積極的な参画]
1.中央区内共通飲食券事業
 中央区が平成23年10月から24年3月まで行った中央区内共通飲食券事業「中央区ハッピー食事券」の即時換金に参加いたしました。これは中央区が東日本大震災以降、観光客の減少や宴会等の自粛ムードなどにより売り上げの減少する飲食業の後押しをするために、総額2億4千万円規模で実施した事業であり、参加店舗は下記の通りでした。
 東京シティ信用金庫 本店・日本橋支店・京橋支店、
 西京信用金庫 銀座支店、
 城北信用金庫 中央支店、
 昭和信用金庫 京橋支店
 当金庫は中央区及び区内10の料理飲食業組合及び上記信用金庫と連携、中央区しんきん協議会事務局として実行委員会に参加、換金事業のとりまとめを行い、約6ヶ月間に渡って即時換金を実施しました。
 おかげ様で無事事業を完了できました。
 
W.[顧客保護]
1.沈静化しない振り込め詐欺に対する防止を、お客様の保護の一環として継続して行っています。
・上記ワッペンを営業店全員が付けてお客様に説明する他、対応ロールプレイング研修によるホットライン(直通連絡)対応訓練が行われています。
以上





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