理事長ごあいさつ  


 日頃皆さまには、東奥信用金庫をご愛顧いただき厚く御礼申しあげます。

 2022年度の日本経済全体の景況は、長引く新型コロナウイルス感染症等の影響から一部に弱さがみられるものの、緩やかに持ち直しております。先行きについては、ウィズコロナの下で、各種政策の効果もあって、景気が持ち直していくことが期待されます。ただし、世界的な金融引き締め等が続く中、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっています。また、物価上昇、供給面での制約、金融資本市場の変動等の影響に十分注視する必要があります。
 青森県内の景気は、個人消費が食料品や衛生用品等を中心に高水準で推移しており、全体としては持ち直しております。一方、当津軽地域に目を向けますと、一部には回復の兆しがみられるものの、エネルギー価格および原材料・仕入価格のさらなる上昇が予想され、各企業が厳しい見通しを持っております。引き続き感染症および物価の動向に注意するとともに、将来における地域内の人口減少、少子高齢化等が、地域経済に与える影響について注視していく必要があります。

 このような環境の中、当金庫では長期経営計画「とうしん『変革への挑戦』2021-2023」の中間年度にあたり、お客さまとのリレーションシップを追求し、地域に根差した協同組織の金融機関として、会員、お客さまの幸せづくりと、地域全体の成長に貢献することを目指し活動してまいりました。
 その結果、業務純益が3億58百万円、当期純利益は2億37百万円の業績を収めることができました。これも偏に会員を始めとした地域の皆さまのご支援の賜物と厚く御礼申しあげます。

 迎える2023年度も、「変革への挑戦」を止めることなく、全役職員一丸となってなお一層努力してまいります。

 今後とも一層のご理解、ご支援を賜りますよう、心からお願い申しあげます。


  2023年7月       
      東奥信用金庫     
理事長  小中 雅彦  



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