ブックタイトル2019年大地みらい信用金庫ディスクロージャー誌【本編】
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当金庫では、皆さまに経営内容をよりわかりやすくお知らせするため、3月期ディスクロージャー誌、9月期の半期ディスクロージャー誌の発行を含めた四半期ごと経営内容開示を実施しています。
世界経済は、米中間の関税賦課合戦から先進技術面や軍事面の長期覇権争いの様相が鮮明化し、世界全体に地政学リスクが高まっています。そうした影響もあり、中国や欧州経済の減速感が顕在化し、先進国経済の長期停滞論がささやかれています。日本国内においては、実質賃金は上昇せず、将来不安や人々のデフレ感を払拭できず、有効性を失い副作用のみが累積する政策が、正常化の目処もないまま継続しています。根室・釧路地域では、基幹産業である水産業は一部増加した資源もある中、主要魚種の水揚不振が続き、総じて数量不足感がつのりました。酪農業は、乳代単価等の高止まりもあり、安定基調が続き、畜産クラスター事業にて生産性向上も図られています。9月には地震とブラックアウトが発生し、地域の皆さまにも様々な影響が発生しました。改めてBCP(業務継続計画)や危機対応準備のお手伝いも大切なことだと当金庫も認識しております。地元企業の皆さまが、令和の時代の先行きを展望し、懸命に挑戦を積み重ねておられますことに、心より敬意を表わさせていただきます。人口問題やデジタル化、超低金利など金融機関を取り巻く環境は大きく変化しており、いよいよ私ども信用金庫や地域銀行が従来から行ってきたビジネスモデル自体が、お客さまから見て有効性を失いつつあるのではないかという根源的な自問自答が必要となるほど当金庫の経営に劇的な影響を与えてきております。従来型の金融機関の枠を超え、お客さまの潜在的ニーズにお応えするため、信託代理店業務の全店展開や7年目を迎えた「KONSEN(根釧)魅力創造ネットワーク」による「食」「観光」を柱とする地域資源の魅力発信等、地域そのものの価値向上に向けた取り組みを行っております。さらに人財育成目線・新たなビジネスモデル構築目線では、異業種および信託代理店契約先である大手銀行への戦略的な出向を行うなど、将来目線での施策にも着手しております。今後も根室・釧路地域と札幌圏との「つなぎ役」として地域の情報発信やビジネスマッチング、産学官金との連携を広げてまいります。2019年度の理事長方針は「お客さまの役に立つ気概、共感性、情報力を高める」を掲げています。お客さまが「真に必要として求めておられるアドバイス」について、一番身近な信用金庫として、早く察し、親身になり、お役に立つと思っていただける「情報力」を引き続き磨いてまいります。具体的には、信託代理店機能を発揮したお客さまお一人おひとりのニーズに合わせたご相談受付や資産承継や事業承継にかかるソリューションのご提案などの金融サービスのほか、大学や研究機関、専門家との連携など、当金庫の個性を最大限に発揮することで、従来型の金融サービスの枠を超え、更に進化した価値創造型金融をめざしてまいります。また、秋には厚岸支店が新築移転いたします。今後も、経営基盤の強化を通じて、地域経済活性化や地域活力の創造に貢献できるよう役職員一丸となって引き続き努力してまいります。2019年7月2 TOP MESSAGE【理事長メッセージ】心づくしの金融サービス~お客さまに選ばれるための創造と改革に向けて~皆さまには平素よりお引き立てを賜りまして厚くお礼申しあげます。当金庫の2018年度の業績や経営姿勢の一端について、できるだけわかりやすくお伝えしたいと思います。理事長先進国経済の停滞と国内の状況皆さまに選ばれる信用金庫をめざして心づくしの金融サービス地域を取り巻く環境