
平素は、広島信用金庫に格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
令和5年度のわが国経済は、アフターコロナの局面を迎え経済活動が正常化に向かう一方で、地域経済の担い手である中小・小規模事業者においては、原材料・エネルギー価格の高騰や円安、人手不足等によって厳しい環境が続きました。
こうした情勢のもと、地域金融機関には、経営資源を効率的かつ効果的に活用し、お取引先の多様なニーズに応じた支援を通じて地域課題の解決に貢献することで、自らも経営基盤を強化し、持続可能な経営を確立する取組みが求められています。
このような経営環境のなか、当金庫は、お客様第一を基本に、会員・お取引先に対する金融サービスの向上に努めるとともに、さらなる体質強化をはかるべく、経営の合理化・効率化に取り組んでまいりました。
その結果、当期純利益は22億39百万円、自己資本比率は13.19%を計上するなど、さらなる経営体質の強化をはかることができました。
これも偏に皆様方の温かいご支援の賜物であり、役職員一同、心より感謝申し上げます。
今後とも、健全経営の堅持を基本に、協同組織の地域金融機関として、地域とともに歩み、ともに発展するという理念のもと、お客様起点の営業活動を徹底し、地域の皆様のご期待にお応えしてまいる所存でございますので、何卒、ご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和6年7月
会 長
理事長