創立100周年の節目にあたり、地域を創造するトータルコア企業として、お客様のために、
地元のために何ができるのか、どういう存在でありたいか。
各店で活躍する若きリーダーらが集い、
いいしんと自身の現状と未来を見つめ、課題と目標について語り合いました。
次代につなぐために、今私たちができること。
中野(新飯塚支店・支店長)
*司会
梅原(本店営業部・代理)
二場(本店営業部・係長)
和田(本店営業部・係長)
大塚(新飯塚支店・係長)
有田(福岡地行支店・主任)
司会
みなさん、こんにちは。今日はいいしん創立100周年記念座談会にお集りいただき、ありがとうございます。司会をつとめます新飯塚支店支店長の中野です。開催の挨拶に代えて、私の経歴について触れたいと思います。私は1996年に飯塚信用金庫に入庫しました。おおよそ25年が経過しています。いいしんは今年創立100周年を迎えますので、私が過ごしてきたのはそのうちの4分の1に過ぎません。私が入庫したのはバブル崩壊のさなか、就職難の時代でした。その後もリーマンショックがあったり、地元飯塚では大きな水害がありました。その中でも飯塚信用金庫に勤めて良かったなと思うのは、お客様がどういう時でも「頑張ろう」「大丈夫?」と声をかけてくださったことだと思っています。
今日、この座談会に出席者されているみなさんは、次の100年に向けて飯塚信用金庫を引っ張っていくことになると思いますので、闊達なご意見をよろしくお願いします。まずは自己紹介をお願いします。
梅原
2010年に入庫して、今年で13年目になります。最初は菅牟田支店に10ヵ月、そして福岡支店に5年、新飯塚支店に4年半、1年前から本店営業部で営業推進係を担当しています。 営業推進係の牽引者として、チームメンバーがリズムを合わせて成果を上げていくために、 ドラムのような役割を受け持っています。
どうぞよろしくお願いします。
有田
はじめまして。福岡地行支店から来ました、有田と申します。私は平成30年に中途採用で宮田支店に入庫しました。その後、福岡地行支店が開設されるということで、開設準備委員として配属されて、今は福岡地行支店で窓口係をしています。今日はよろしくお願いします。
和田
本店営業部の和田です。梅原さんと同期で13年目になります。私は最初に山内出張所に配属されて、菰田支店に異動した後、今は本店営業部で窓口係をしています。よろしくお願いします。
二場
本店営業部の二場です。2013年に入庫して幸袋支店に1年10ヵ月、新飯塚支店で融資係を2年、二瀬支店で営業推進係を約4年、今は本店営業部で融資係をしています。
大塚
新飯塚支店の大塚です。二場さんと同期で2013年に入庫しました。ちょうど10年です。山内出張所に1年、稲築支店を経て今は3店舗目、新飯塚支店で窓口係をしています。よろしくお願いします。
司会
それでは、いいしんに入庫してから今日までの間で経験した思い出について聞かせてください。
有田
私が先陣を切りましょう。宮田支店、福岡地行支店に配属されて、たくさんのお客様に出会えて、自分からセールスをしてお客様に受け入れてもらえたのでとても嬉しく思いました。転勤する時にはお客様からビールやお菓子などの送別品を、車に載り切れないほどたくさん頂きました。福岡地行支店に配属になって、今のお客様からも野菜やお菓子を頂くことがあります。お客様と近い関係で仕事ができることは嬉しいです。
司会
それだけお客様に愛されているということだと思います。
梅原
僕も新飯塚支店の時、お客様から今の時期はトウモロコシを頂いていました。いいしんではお客様からいろんなものを頂くことが多い。それだけファンを作っているのだと思います。
司会
和田さんはいかがですか?
和田
お客様とお話しするのは毎日楽しいです。前の支店の時のお客様が顔を見に来てくださることもあるし、外で営業中にクラクションを鳴らして手を振ってくれることもあります。そういうのは嬉しいです。逆にお客様にいろんな相談にのってもらうこともあります。
司会
前の支店の時のお客様から電話をいただいたり、外で会った時に手を振ってくれたり、覚えてもらっているというのは、意外と私たちの原動力になりますよね。一つの店舗にいるのは3 〜 5年ですが。二場さんはいかがですか?
二場
他の金融機関から融資を断られたお客様が窓口に来られて、「資金繰りをなんとかしてください」と相談を受けた時のことですが、難しい案件でしたけれども改善策などをお客様と何度も話し合い、運転賓金を支援できた時は、社長だけじゃなく従業員の方からも「ありがとうございます」と言われたりしました。そこから従業員の方と取引が始まったりしたので、そういう時はやりがいがあるし、嬉しいです。
梅原
それは二場さんの情熱ですね。なんとかしたいという気持ち。
司会
大塚さんはいかがですか?
大塚
毎日お客様と話すことも楽しいですし、プライベートで落ち込んでいる時でも、お客様からお菓子を頂き、心が救われることがあります。最近では、車のローンを受け付けた時に、私は普通の流れで対応したつもりですけど、「スムーズにしてくれてありがとう」と言ってくださり、支店の全員にお菓子を頂きました。私には別に用意していただいており嬉しかったですし、やりがいを感じました。
司会
喜んでいただける仕事ができたと実感できるのは嬉しいよね。
梅原
お客様がハートフルですよね。
司会
私自身の話をすると、粕屋支店にいた時に営業で訪問していたお客様から先日電話がかかってきたんですね。ご主人が亡くなられたという内容だったのですが、久しぶりに電話を受けて、お客様が困っていらっしゃるのと、私がご主人のことをよく知っていたので、亡くなられたことに対してなんとなく家族のような気分になったんです。弔問に行ったら「わざわざ来てもらってごめんね」と言われたのですが、粕屋支店から異動して20年も経っても、時々電話をかけていただく気持ちが私のモチベーションになって残っていましたと申し上げました。一生懸命やっているとそういう関係ができるお客様とどこかで巡り合う。それが飯塚信用金庫に入って仕事をしてきて良かったなと思うことです。
司会
みなさんは仕事をする中で心がけていることはありますか?
梅原
福岡支店在籍時に当時の緒方支店長(現理事長)から言われた言葉を胸に秘めて営業活動をしています。自分自身をオープンにして、受け入れてもらえる姿勢で訪問しなさい、そうしたらお客様も自然と心を開いてくれるからと。
司会
有田さんはどうですか?
有田
福岡地行支店勤務になって、大体みんな早目に出勤して外の掃除をしたりしています。
私も支店の近くに住むようになって、何があるかわからないので、早目に出勤するようにしています。その日の予定や共有すべきことを話したりしています。
司会
そういう職場のコミュニケーションにも加わっているのですね。
有田
そうですね。
司会
有田さんだけが中途採用ですが、前場と違いはありますか? 同じ金融関係ですよね。
有田
福岡地行支店は新設店舗ということもあり、来店客数が少ないためゆとりを持って仕事ができます。お客様ともフレンドリーです。前に勤めていた銀行は、1日の来店客数が400人で、締め上げが16時を過ぎるのも当たり前でした。
司会
有田さんにとっては今の職場の方がいいですか?
有田
はい、そうですね。
司会
梅原さんが心がけていることは?
梅原
他行の営業担当者も取引先に顔を出しているんですけど、その人たちと同じ見方をされないように、なるべくお客様に寄り添って「あなただから飯塚信用金庫にする」と言ってもらえるような行動を心がけています。そのために、まずはお客様の考えを聞いて、その後に私の提案や情報などを伝えるように心がけています。相手の声を大事にしているかなと自分では思います。
司会
他の金融機関とは違う見方をされるようにしているんですね。
梅原
飯塚信用金庫らしさというのは、銀行のように規模が大きい金融機関にはないような部分だと思うので。
司会
信用金庫と銀行が決定的に違うのは、地域から逃げられないということです。異動する時も距離が近いからですね。県外に行くことは絶対ない。そうするといつまでも、お客様とのお付き合いは続く。それだけ責任を持ってやらないといけない。そういう意味で銀行とは違う見方をされるようにすると関係を深められるよね。
司会
和田さんが心がけていることは?
和田
窓口業務なので、とにかくお客様が来店されたら気持ちよく帰っていただくことを日々心がけています。あとはタイミングにもよるのですが、年配の方とかお一人暮らしとか、お話ししたい方も中にはいらっしゃるので、時間が許せば話し相手になるようにしています。
司会
和田さんはお子さんが二人いらっしゃいますが、お子さんが生まれてから変わったことはありますか?
和田
柔らかくなりました。心が広くなったなと思います。子育て中の女性との会話がはずむようになったし、そこから会話も広がっていると思います。
大塚
私はいかにお客様に寄り添っていけるか。お客様はプライベートの話をする感じで来られるわけではないので、それをいかに柔らかく話をして、プライベートな話をしたりして、ニーズを引き出せるか、 ということを心がけています。
司会
大塚さんはいつの間にかロビーのお客様の横に行って話をして、セールスに結びつけていることがよくあります。それだけお客様の求めていることに応えることができているのだと思いますね。
二場さんが心がけていることは何ですか?
二場
目配り、気配り、心配りを意識するようにしています。お客様に対してするのは当た前ですけど、同僚や他の支店の後輩にまで幅広く、ちょっとした声掛けをするようにしています。
司会
上司に対しては?
二場
上司に気を遣うのはもちろんですけど、幅広い年代に気配りするようにしています。残念ながら、辞めてしまう人もいるので、他の支店で一緒に働いた後輩たちをフォローしてあげたいなと思います。
司会
年上の立場からすると、私たちよりも、年下の人に気配りして盛り上げてもらう方が職場として強くなります。
司会
いいしんの理想的な職員像とはどんな人だと思いますか?
梅原
やっぱり太陽のような人でしょうか。太陽のようにお客様を明る<照らして元気して、売り上げに貢献する。具体的にはお客様とお客様をつなげてあげるのが大切かなと思います。飯塚には多くの企業が集まっているんですけど、そういう企業同士をつなげて、いいしんのおかげでつながって売り上げが上がったよと言ってもらえること、それがいいしんの営業マンの理想像かなと最近思っているんです。
司会
実践していますよね。お客様を一生懸命つないでいます。
梅原
なかなか花が咲かないんですけど、楽しいです。
司会
有田さんはいかがですか?
有田
宮田支店に勤務していた時の女性の内勤担当代理が一番の憧れです。転勤の時に「わからないことがあったら何でも電話して」と言われました。私は入庫して4年ぐらいですが、わからないことがあった時に電話したら、口頭ですぐ教えてくれる。難しいことを聞いてもすぐ返答があるので、そういう先輩になりたいなと思います。
梅原
職員同士もそうだと思うんですけど、いいことも悪いこともお客様と共有できるような職員が、いいしんらしさではないかと思っています。いいことはみんな話してくれるんですけど、話したくないような悪いことを相談される相手になれるのが信用金庫かなと思っています。私の中ではそれが理想です。
司会
和田さんはいかがですか?
和田
お客様に最終的に頼ってもらえる人、お客様が頼れる場所。ここならどうにかしてくれる、この人ならどうにかしてくれると思ってもらえるのが理想です。
司会
大塚さんはどうですか?
大塚
他の金融機関と違って話しやすかったり、心が落ち着くような場所、人が理想です。
司会
ここからはいいしんの100周年について考えていきたいと思います。
「地元」というと店舗所在地という捉え方もあるし、支店周辺という捉え方もありますが、地元にとっていいしんはどういう存在だと思うか、またはどういう存在になりたいかを聞かせてください。二場さん、いかがですか?
二場
地元の方々から頼りにされる存在でありたいですね。企業だけでなく一般家庭もそうですが、幅広い年代の人に。お客様の年齢層が結構高いので、若い人にももっと知っていただいて、飯塚信用金庫に来てくれたらこれだけサービスできるというのを見せていきたいです。
司会
大学に入る時などに口座を作ると思いますが、その時にいいしんで口座を作ってほしいですね。
二場
はい。銀行で作る人が多いですからね。地元の信用金庫で口座を作ってもらいたいです。
司会
若い世代に取り組むのは難しいですが、それをどうやっていくかですよね。やれなくはないですよね。
二場
はい、やれます。
司会
心強いですね。和田さんはどうですか?
地元にとっていいしんはどういう存在だと思っていますか、どういう存在になりたいですか?
和田
前半の話と重複しますが、地元にとって頼れる金融機関であるべきだと思うし、もっと若い世代に対して知名度を上げていけたらと思います。
司会
大塚さんはいかがですか?
大塚
お客様の相談相手になれる存在です。
梅原
人と人、情報と情報をつなぐコミュニテイセンター、飯塚信用金庫。
司会
その通りですね。梅原さんの話には「つなぐ」という話が多かったですね。つなぎ役になりたいということですか?
梅原
そうですね。やりがいがあるじゃないですか(笑)。
司会
有田さんはどうですか?
有田
愛されるいいしんでありたいなと思っています。お客様から相談を受けたり、相談に乗ることによって「いいしんさんに相談してよかったな」と言われるようになりたいです。
司会
では、そうなるためにはどういう気持ちで、どういう行動をとりたいですか?
梅原
最低限の知識は頭に入れておいて、自分自身の引き出しを多くすることでしょうか。
その中にたくさんのアイテムを入れて、これはここにはまるというのをつなげていこうと常に考えています。
司会
知識はどこから仕入れることが多いですか?
梅原
専門的なことはいろんな士業の方から教わったり、先輩方にもいろんなことをえていただいています。
司会
引き出しを多くして入れていくのは大変だと思うけど、そういう時間はどうやって作り出しているの?
梅原
バイクに乗っている時に思い浮かぶんです。会話の中からも生まれてきませんか?この情報はあそこにはまりそう、とか。
司会
移動時間は冷静に考えられる時間かもね。
梅原
移動中にひらめいたらUターンするんですよ。「これ、あそこにはまるぞ」って。
司会
パズルがどこに当てはまるかわからない。僕らのパズルはお客様が多いから無限大。パズルを当てはめるように、いつも考えているんだろうね。
梅原
そうですね。
有田
私がやっているのは、お客様に手書きの手紙を書くことです。イラストを描いたりして。宮田支店の時はそれを出して電話セールスをしたら多くのお客様に来店していただきました。チラシ1枚だけでは誰も見ないというのが最初に入った時にわかったので、エ夫したらもしかしたらうまくいくんじゃないかと思ってやってみたのがきっかけです。
司会
アナログの良さが機会になるということですね。
有田
お客様に、手紙を読んでとっても見やすかった、チラシだと捨てるけど、手紙だと必ず文面に目を通すと言っていただきました。
司会
書く時に自分の気持ちが入っているから、それがお客様に伝わるんじゃないのかな。僕が入庫した時にOJT担当の女性の先輩ですごいと思ったのは、定期預金をしていただいたお客様の来年の満期表を全部手帳に書き移して、その時が来たら声をかける。それってなかなか簡単なようでできない、膨大な数なのにやっていました。それを真似できているかというとなかなか難しいけど、お客様に接する気持ちとしては同じじゃないかと思います。
有田
福岡地行支店が開設された時に、初めてのお客様がその手紙を持って来てくれて定期預金をしてくれたのがすごく嬉しかったんです。福岡地行支店で獲得するのは難しいよと言われて転勤してきたので、特にですね。
司会
和田さんはどうですか。どういう意識、行動でいいしんと地元のいい関係を作っていきたいですか?
和田
最近は、自分の知識をとにかくもうちょっとレベルアップさせようという気持ちですね。
お客様はたくさんいらっしゃいますけど、求められることは変わってくるし、現状で満足しているとお客様が離れていくかなと思っています。知識をもうちょっと身につけて、いろんなことに挑戦をしていくべきかなと思っているところですが、なかなか難しいです。
司会
和田さんは子どもを持つお母さんでもあるので、時間的な制約もあると思います。しかし、お母さんだからこそわかることがいっぱいあると思うんですよね。これから中堅に入るにあたって、職場の中でどういう自分でありたいですか?
和田
なんでも言ってもらえる存在です。プライベートなこともそうですけど、目上の人に相談しにくかったり、目上の人だと厳しかったりすることもあるので、いろんなことを相談してもらえるような先輩になりたいです。
司会
和田さんの役割はまさにそこだと思いますね。いつも明るいので元気をもらっています。
そういうふうに日頃から意識を持ってやっていることが後輩にも伝わると思います。
二場さんはいいしんで何を意識してどう行動していきたいですか?
二場
自分自身もそうですけど、人材の育成。入庫した時の研修で、「人材」じゃなくて「人財」になれるように頑張ってほしいと言われたのが心に残っています。若い職員と同行訪問をしたりして、自分の知識や経験を伝えることによって、地域のお客様に少しでも還元していけるのではないかと思っています。
司会
お客様をファンにするのも大変だけど、若い職員をサポートするのも大変。でも自分たちが通ってきた道だからね。
二場
くじけそうな職員がいたらサポートしたいです。自分が若い頃とは環境が違うので、「若い頃はこうだった」と言わないようにしています。
司会
二場さんはいろんな店舗に行って環境が変わる中で、たぶん営業のスタイルも変えたりしないといけなかったと思うのですが、自分の殻はどうやって破ってきましたか?
二場
営業推進係は二瀬支店だけでの経験ですが、私はお客様と話すのも緊張するタイプなので、先輩方の会話を見て、少しずつ自分に取り入れていったように思います。
司会
大塚さんはどうですか?
大塚
先程、相談相手になりたいと言ったんですけど、相談したいと思ってもらえるようにならないといけないと思っています。ここに相談したら解決してくれると思ってもらえるように、役に立つ知識や情報を多く持つということが大事かなと思います。
司会
5年後、10年後にはいいしんでどういう自分になっていたいですか。どういう未来を予想していますか?
二場
周りの人に、上からも下からも頼りにされるような存在になっていればいいと思います。
和田
私の一番は家庭なので、家庭の時間を大切に取りながら、仕事が楽しくできれば。家庭に何かあると仕事に出てしまうので、まずは家庭を充実させて、仕事にやりがいを持ってやっていけたらなと思っています。
司会
梅原さんはどうですか?
梅原
これからもお客様に受け入れていただけるように、このスタンスは変えずに、知識と経験がどんどん伸びていくような自分でありたいなと思います。
有田
私は福岡地行支店に来て、融賓を少しずつ覚えるようにと言われています。今は財務入力しかできないんですけど、稟議書が書けるようになったり、少しずつ成長できたらと思っています。
司会
創立100周年を迎えますが、「おかげさまで100周年 これからもこのまちの笑顔と来のために」「いいしん、ぜんしん。」というスローガンに対して、または100周年に対する想いを聞かせてください。
梅原
100周年というのは立派な歴史だと思います。自分自身がこの環境で働かせていただいているのも歴代の先輩方が作ってきたからこそ今があるんだという感謝と、100年続いている信用金庫に勤めているんだという誇り、自信を持って、もっとより良い飯塚信用金庫を一緒に作っていきたいです。
司会
有田さんは?
有田
長い歴史の中で100周年の節目にいるということは自分の誇りだと思いますし、これからまた100年というふうに、後輩に仕事を伝えてこれから続く未来に向けて、頑張っていきたいと思います。
和田
私も同じで、100周年はすごいことだと思うので、ここで働けることをまず誇りに思って、これからも頑張っていきたいです。
二場
有田さんも言ったように100周年のこのタイミングで職員として働けるということはすごいことだと思います。先輩たちがこうやって基盤を拡充してきたおかげで今がありますので、今まで通り“face to face"を大切にして、これから10年、20年、次の100年先を目指してやっていけたらと思います。
司会
大塚さんはどうですか?
大塚
100年間存続する企業はほんの一部だけであると聞いています。だからこそ、100周年の信用金庫に勤めていることを誇りに思いますし、その瞬間にいられるのも嬉しいです。100周年の歴史ある飯塚信用金庫を守っていきたいと思います。
司会
これからも自信を持って業務に取り組んでもらいたいと思います。飯塚信用金庫が本店を構える飯塚は、遠賀川流域の恵まれた肥沃な土壌の上に、弥生時代から農耕集落が点在し、多くの遺跡が残る歴史ある地域です。その後の時代の変遷においても文化や流通の要所として、繁栄を誇る地域でありました。
近年では、筑豊炭田の中心地として戦前・戦中・戦後の近代化をエネルギー政策で力強く牽引してきました。
先人たちがこの地で築かれてきたものに対し、今を生きる私たちは、何をもって次の世代に繋ぐことができるのか。その答えは、本日の座談会に詰まっているような気がします。
かつて、石炭が日本を動かしていた時代に、命がけで暗い坑道に向かっていた方々と、目まぐるしく変化する現代の情報化社会で求められる人材は、それぞれが担う役割は違いますが、「絆・結束」というコアな部分で一致するように思います。
「おかげさまで100周年 これからもこのまちの笑顔と未来のために」というメインスローガンと、「いいしん、ぜんしん。」というアクションスローガンを掲げていますが、100周年は通過点です。この二つのスローガンは、私たちが頑張っていかないといけない目標でもあります。
今こそ職員一丸となり、『地域を創造するトータルコア企業』として、この地だからこそ成し得るものをお客様と共に探し求め、力強くサポートしてまいりましょう。
今回ご参加いただいたみなさんのますますのご活躍を期待いたしております。
本日は、創立100周年記念座談会という貴重な機会をみなさんと共有することができて、本当にありがとうございました。