EPISODE _03

地域社会の発展 人と、地域と、ビジネス。
インキュベーション拠点の
創造で
街に、
新たな化学変化を。

SCROLL

城北信用金庫は、
何でも、やる。

地域に、お客さまに、選ばれる金融機関であるために。
城北信用金庫は、金融にとどまらない多様なサービス提供と独自のブランディングを行っている。
その活動を担うのがコミュニケーション開発事業部だ。
通帳・現金封筒等の営業ツールのデザインや地域・企業のプロモーション活動、オウンドメディアの運営……。
その活動にはどのような想いが込められているのか。
地域活性化の新たな拠点、「COSA ON」プロジェクトに迫る。

コミュニケーション
開発事業部
田中 結子
2014 年入庫
「何のために」を
突き詰める。

「カフェをつくりたい」。理事長から声をかけられたのは、2017年のことだ。町屋支店のそばにある、空きビル。そこを有効活用しようという。早速、調べてみる。すると、すぐに壁にぶつかった。金融機関はその公共性の高さから、他業は禁止されているのだ。当然、飲食業はできない。「できないみたいです」。新人のころのわたしなら、そう報告していただろうな。そんなことを考えた。

 最初の配属は支店でテラー業務を担当した。与えられた業務をミスなくこなすことが「仕事」だと思っていた。けれど、キャリアを積む中で、それは「仕事」の本質ではないことに気づく。目的は何か、なぜそれをやるのか。地域やお客さまに、どんな価値を提供するのかを考え、行動する。それが信用金庫の「仕事」なのだ。そう理解している今だからこそ、目指すゴールはすぐに明確になった。わたしたちはカフェをやりたいわけじゃない。地域内外の人が集い、街がにぎわう拠点をつくりたいんだ。

 部内の先輩にアドバイスを求めた。起業家と地域の経営者が集うインキュベーションオフィスとカフェの一体施設。その場所こそが街がにぎわう拠点だ。プランをまとめ、理事長に報告する。「いいね。それでいこう」。笑顔で背中を押された。未知の世界へのチャレンジ。心が震えている。そう思った。

それは、
想いが交差する場所。

 忙しい日が続いていた。行政からの事業認定など手続きに奔走した。地域のNPO法人と連携することで、カフェを併設することも可能となった。さらには、外観やインテリアのデザイン決め。PR戦略の立案……。やるべきことは、いくらでもあった。わからないことだらけ。順風満帆に進んだことはほとんどない。さまざまな壁に直面する。そのたびに、さまざまな人に会いに行った。目的を伝え、想いを語り、協力をお願いする。気がつけば、地域の人たちとの連携体制が構築され、このプロジェクトは、城北信用金庫だけのものではなくなっていた。

 名前をつけた。「COSA ON(コーサオン)」。人と人、地域とビジネス、想いと想いが出会う「交差点」のような場所にしたい。そんな想いを込めた。仕事をする時はいつも、お客さまの顔を思い出す。どうしたら喜んでくれるか。何が必要なのか。自問自答を繰り返すのだ。目を閉じて、思い浮かべてみる。インキュベーションオフィスに入居し、新たに地域の一員となる起業家。カフェに集うさまざまな人々。そこ では、会話と笑いが絶えることは決してない。交流から新たなアイデアと、革新的なビジネスが生まれていく……。まだまだ、これからだ。視線は前を向いていた。

一人ひとりの挑戦が、
存在意義になる。

 2019年5月。「COSA ON」はオープンした。思い描いていたものが、かたちになって目の前にある。達成感はあるが、これで終わりではない。ここで、さまざまなイベントを開催する。交流を活性化する。大切なのは、むしろこれからだと思う。部内のメンバーとも、活発に議論を交わしているところだ。不安がないと言えば、嘘になる。けれど、それ以上にワクワクしている自分がいる。立ち止まったり、悩んだり。する必要も、している時間も、今のわたしにはない。

 地域、そして、お客さまのためになるなら、何をやってもいい。城北信用金庫の職員は、常にそう思いながら仕事をしている。お客さまの元に足しげく通い、新たな提案をしていくことも。窓口で心に寄り添い続けることも。今回のように、休眠不動産を地域のために再生活用していくことも。すべては、同じ。お客さまのために、考え、行動していく。

 職員一人ひとりのアイデアとチャレンジが、城北信用金庫が選ばれる理由になる。城北信用金庫の存在意義になる。わたしたちにできることは、きっと、もっと、たくさんある。

想いは、ひとつ。
何をやってもいい。
それは、好き勝手にという意味ではない。
城北信用金庫は、考え抜く。
地域のために何をすべきか。
お客さまのためにどう行動すべきか。
どんな仕事をしていても、想いはひとつ。