飛鳥山

2024年お札になる人を知れるわくわくスポット


早稲田を出発した路面電車が飛鳥山停留場に到着すると、前方に緑豊かな高台が目に飛び込んできます。江戸時代から続く花の名所、飛鳥山公園です。

停留場の周辺には、おしゃれな雰囲気の飲食店、東京23区初の大河ドラマ館、北区自慢のお土産を取りそろえたショップが点在しています。

食事と生の音楽が楽しめる隠れ家カフェ

散歩のスタートは食事処探しから。醸造試験所跡地公園に面する『東京ゲストハウス王子ミュージックラウンジ』は、ゲスト以外も利用できるカフェです。
クラフト感のある店内はかしこまりすぎず、心地いい空間に仕上がっています。

多国籍な雰囲気を醸し出しているのは、訪日外国人の利用が多いから。英語、フランス語 、イタリア語、中国語、韓国語に堪能な接客スタッフがいて、その評判は海外に広まっているそうです。

イタリア人客もその味に納得したというピザは、定番のマルゲリータをはじめ全8種類。ピースサイズが600円(税込)、ホールサ イズが1,200円(税込)となっています。ランチメニューはメイン料理にサラダとドリンクが付いて850円(税込)。ボリューミーな唐揚げプレートや五穀米を使ったスパイシーカレーが人気です。

店奥のステージにはグランドピアノなどの楽器が置かれ、夜はライブ会場としても使用されます。泊まっていた外国人ゲストがミュージシャンで、楽器を片手に飛び入り参加したこともあるとか。
ライブが行なわれないときは、波動スピーカーから過去に出演したミュージシャンの曲が流れます。音楽好きの大人がリラックスして楽しめるお店です。

王子駅前~飛鳥山は、北区を代表する景勝の地、飛鳥坂を走ります。北側に石神井川の渓谷をはさんで王子神社の森、南側に飛鳥山公園が広がっています。

ここは東京で唯一、路面電車が自動車と同じ道を走る併用軌道が残っています。回転半径80メートルのカーブでしかも急勾配という交通の難所を、大勢の乗客を乗せた車両が細心の注意を払いながら上ったり、下りたり。

花と鉄道が楽しめる山上の楽園

歩道橋を駆け上がって、道路の向こうに広がる飛鳥山公園の中へ。春になると桜が爛漫と咲き誇るほか、アジサイやツツジ、カエデなど四季折々の自然が楽しめます。
児童エリアは城や動物を模した遊具でいっぱい。その一角にD51形蒸気機関車と都電6000形が保存展示され、展望デッキからは新幹線が通過する光景が見えます。

北区の歴史や文化を学ぶなら、園内に3つ並んだ「紙の博物館」「北区飛鳥山博物館」「渋沢史料館」へ。

南側に広がる旧渋沢庭園は、日本資本主義の巨人・渋沢栄一が、亡くなるまでの30余年を暮らした場所です。
大正時代に建てられた青淵文庫と晩香廬が残るだけですが、国内外の要人をもてなした渋沢の姿がしのばれます。

渋沢と北区を見る、知る、味わう

令和3年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」は渋沢が主人公。その世界観を存分に味わえるのが、『渋沢✕北区 青天を衝け 大河ドラマ館』です。

この秋新たに展示されたのが、渋沢を演じる俳優吉沢亮さんの特大グラフィック。尊王の志士から新政府の役人、そして実業家に転身し、一層の深みを加えた表情が印象的です。

あらすじやキャストを紹介するパネルをチェックして、4Kドラマシアターのダイジェスト映像を見れば、あなたもドラマ通の仲間入り。
撮影に使用された小道具や衣装、セットの展示コーナーでは貴重な品々を鑑賞でき、感動のひと時を過ごせます。

「なりきり1万円札」は、2024年度から渋沢が新1万円札の顔となることを記念して誕生した企画です。
フォトブースで自分の顔写真を撮影するとお札の肖像風に変身。偉人気分が味わえることでしょう。

土日祝日の10~16時は、大河ドラマ館を盛り上げるイメージキャラクター「しぶさわくん」がお出迎え。
ツイッター(@shibusawakun)で同館の魅力を全国に発信するほか、ぬいぐるみ、工芸品、食品、雑貨など、しぶさわくんを使ったグッズも誕生し、地域のPRに一役買っています。

しぶさわくんグッズを販売しているのが『渋沢×北区 飛鳥山おみやげ館』です。
そのほかに大河ドラマ館と連動したアイテムや北区伝統工芸保存会の逸品など、約300品目が並びます。おみやげ館だけの立ち寄りも可能です。

「渋沢百訓まんじゅう」(6個入り1,420円税込)は、渋沢の好物とされるオートミールを練り込んだ和菓子です。
「ビーフカレー・ビーフハヤシ」(各540円税込)は、渋沢が会食でたびたび訪れた、上野精養軒のレトルトカレー・ハヤシライス。歴代の料理長が受け次いだ味を自宅で楽しめます。

なりきり1万円札の印刷所も併設しており、大河ドラマ館で撮影したデータを200円でプリントして持ち帰れます。

しぶさわくんぬいぐるみ(5,500円税込)

渋沢栄一翁に捧げるロシアケーキ(クッキー)(2,100円税込)

しぶさわくんCOFFEE(200円税込)

桜どら焼き(176円税込)

渋沢翁の好物とのコラボ商品

渋沢翁関連書籍

「青天を衝け」が明治編に突入し、クライマックスを迎える一方で、大河ドラマ館とおみやげ館の営業は残り3ヶ月足らずとなってしまいました。
この機会に飛鳥山へ遊びに行って、物語の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。

飛鳥山 さんぽ ランチ

東京ゲストハウス王子ミュージックラウンジ▸飛鳥山停留場
http://oji-music-lounge.tokyo/

飛鳥山公園▸飛鳥山停留場
https://www.city.kita.tokyo.jp/d-douro/bunka/konichiran/asukayama.html

渋沢×北区 青天を衝け 大河ドラマ館▸飛鳥山停留場
https://taiga-shibusawa.tokyo/

渋沢×北区 飛鳥山おみやげ館▸飛鳥山停留場
http://shibusawakitaku.tokyo/omiyage/







Streetcar top|停留場







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