綾瀬北支店

店舗名
綾瀬北支店[アヤセキタ]
店舗コード
025
店舗形態
支店
住所
〒120-0005
東京都足立区綾瀬5-21-9
電話番号
03-3605-1151
窓口営業時間
平日 9時~15時
ご来店予約

一部お取引のお電話での「ご来店予約」についてをご確認いただいた上、店舗電話番号へご連絡ください。
ATMご利用時間
平日 8時~19時
土日祝 8時~17時
ATMの
硬貨取扱時間
平日 8時30分~17時
土日祝 -
硬貨は一度に100枚まで投入できます。大量の場合は、窓口にお持ちください。他金融機関のカードではお取り扱いできません。
駐車場の有無
駐車可能台数
8台
駐車場利用時間
24時間時間貸
(全日20分無料。但し窓口営業時間は窓口にて無料券発行)
貸金庫

店舗周辺地図

綾瀬北支店について

綾瀬北支店では「地域のプラットフォーマー」になるために、「何よりもお客さまのために!」をモットーにしております。何か困ったことがあったら直ぐにご相談ください。相続に関すること、事業に関すること、資産運用に関すること等々。なんでもお話ください。お客さまと一緒に考え、お力になれるよう職員一同頑張ります。また、今後も地域のお客さまが気軽に立ち寄れる店舗、ご来店いただいて笑顔になれる店舗を目指し、職員一同お待ちしております。

お客さま紹介

第13回「株式会社古川製作所さま/古川和弘さま」へ訪問させていただきました!

本社工場

足立区谷中の第2工場

Q1.会社の沿革を教えてください

昭和43年4月
古川製作所として、工業用ミシン部品製造を主体に創立
昭和46年4月
ミシンメーカー数社の需要に応じる為、工場増築と設備の増設を実施
昭和52年11月
金型用ガイドピン、ガイドブッシュ、精密部品の製造並びに組立等、受注増により工場新築、設備増強を実施
昭和53年5月
株式会社古川製作所に改称し、資本金100万円で法人とする
昭和62年6月
栃木工場の新設で旋削部門の充実を計り旋削、研削の一貫加工工場となる
昭和63年5月
資本金400万円に増資
平成4年10月
資本金1,000万円に増資
平成9年3月
栃木市新井町に栃木工場移転
平成11年2月
足立区谷中1丁目に東京第2工場を新設、円筒研削盤、内面研削盤などを増設し、研削部門の充実を計る
平成16年4月
古川和弘が代表取締役社長に就任

Q2.御社の事業内容を教えてください

金型部品を中心に取り扱いをしており、東京都足立区の本社工場と第2工場、栃木県栃木市の栃木工場の3箇所で産業用精密機器部品の精密加工を材料調達から切削加工、熱処理、研削加工まで一貫して行っています。

Q3.御社の取扱商品を教えてください

取扱商品は主に精密部品であり、自動車部品、金型用部品、油圧・空圧機器部品など多岐にわたります。特に取り扱いの多いものがガイドピンやガイドブッシュと呼ばれる精密軸受部品です。これは金型のガイドとして使われる部品で、なかなか目にはつかなく目立ちませんが、少しの誤差も許されない重要なパーツです。メインの取引先がカタログにて販売を行っており、基本的には注文を受けてから2日後に出荷しています。

Q4.御社の強みを教えてください

まず私たちの強みはQ3でも話した出荷の素早さです。基本的には注文を受けてから2日後には出荷をしますが、中には翌日出荷や午前に注文を受けて当日の午後にはお客さまに直送いたします。
他には加工の精度が強みで5ミクロンから3ミクロン以内の誤差の範囲で加工ができます。(ミクロンは1000分の1を表すので、1ミクロンは0.001ミリメートル。)
また受注も1個単位からおこなっており、お客さまのニーズに応えられるようにしています。

Q5.過去の経験から1番嬉しかったこと、1番苦労したことを教えてください

嬉しかったことは、難しいオーダーの対応など課題解決を社員と一緒に協力して達成したときです。自分たちの仕事は同じものを毎日作るためやりがいを感じにくく、達成感を感じられるものは大事なことだと思います。
反対に苦労したのは、リーマンショック時で多くの被害を受けたときです。業績が低迷したことから会社都合の解雇を行ってしまい申し訳なく感じています。

Q6.人材育成のために御社ではどのような取り組みを行っていますか?

毎日の出来高を日報で管理していて、先輩がそれをもとに「だいぶ良くなってきたね」などと会話をしたりアドバイスを行っています。1日200本を目標にしていますが、作りにくい部品ばかりの日もあるため日によって調整を行ったり1か月での長いスパンで数字を見たりしています。ノルマととらえられてしまうと社員も厳しくなってしまうのでバランスをみながら行っています。

Q7.経営者として1番大事にしていることを教えてください

働いている人を一番に考えるようにしています。なるべく社員がやりがいをもてる職場作りを考えていて、まだまだやりきれてはいないものの、社員の喜ぶ顔が見られることが一番であるので、これからもコミュニケーションも交えながら頑張っていきたいです。

Q8.これからどんな会社にしたいか教えてください

まず前提としてお客さまに喜ばれるものづくりをしていきたいです。その中でこの会社を選び働いてくれている社員のみんなが誇れる(自慢できる)会社にしていきたいです。また現在はいったん保留としているものの自社商品の開発、ゆくゆくは足立ブランド認定を目指したです。外部研修にも力を入れ、やりがいを感じてくれる環境づくりを整えていきたいと思っています。

~工場を見学させていただきました~

この日は第2工場を見学させていただきました。栃木工場で鉄の丸棒から加工したガイドピンなどを、こちらで注文に合わせて旋盤や研削などを行い出荷しています。

出荷の予定に合わせ曜日ごと棚に整理されています。ケースの中にガイドピンなどの部品と出荷内容の書かれた作業工程表が入っており、加工の必要があればそれに合わせて作業を行います。

こちらは切削や研削を行う機械です。それぞれが持ち場の機械を任され作業を行っています。シフトで休日がずれてしまうこともありますが、複数の機械を操作できる作業者がおり、日によって分担しています。

出荷される部品はこちらのように誤差が3ミクロンほどの高精度の仕上がりとなっています。

株式会社古川製作所 代表取締役 古川和弘さま

編集後記

お忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。実際に工場を見学することで取扱製品など理解を深められ、普段の訪問時には聞けないようなお話も聞くことができ良かったです。これからも御社のお役に立てるよう頑張りますので、今度ともよろしくお願いいたします。(K.T)

会社名
株式会社古川製作所
代表者
古川 和弘
住所
本社:東京都足立区谷中2-9-15
電話番号
03-3605-2810

綾瀬北支店限定!「ウィンターキャンペーン」のお知らせ

綾瀬北支店では2024年12月9日~2025年1月31日までウィンターキャンペーンを実施しております!
期間中に対象のお取引をご契約していただいた個人のお客さま限定で、ハズレなしの抽選くじをお渡ししております♪

コーヒーセットやマフラー、ホットカイロなど寒い冬に活躍する景品をご用意しました(^^)
景品はなくなり次第終了となります。

皆さまのご来店を心よりお待ちしております♪♪
寒い日が続きますがどうぞご自愛のほどお祈り申し上げます。

店内をクリスマス仕様に装飾しました!

12月13日~12月25日まで店内をクリスマス仕様に装飾しました☆

綾瀬北支店では季節のイベントごとに店内装飾をしています♪
ご来店されたお客さまに季節の移ろいを感じていただき、少しでも明るい気持ちになっていただけたら幸いです。

クリスマスらしい置物も増え店内が華やかになりました(^^)

ハロウィンイベントを開催しました!

10月21日~10月31日まで店内をハロウィン仕様に装飾しました。

ハロウィン当日はご来店いただいたお客さま(先着50名さま)にお菓子をプレゼントしました♪♪

ブラックボードも期間限定でハロウィン仕様に☆★

今後も綾瀬北支店ではお客さまに喜んでいただけるようなイベントを開催していきます。ご来店お待ちしております!!

綾瀬五・六丁目自治会“納涼 盆踊り大会”に参加しました!!

令和6年7月20日(土)昨年同様、綾瀬五・六丁目自治会 納涼 盆踊り大会に参加しました!
今年は悪天候の影響で残念ながら開始数時間で中止となってしまいましたが、会場は多くのお客さまで賑わっておりました☺

今年は職員全員浴衣からはっぴに!
新曲にはマツケンサンバも加わり、地域の皆さまと一緒に盛り上がりました★

突然のゲリラ雷雨で我々が踊りに参加できたのは2曲のみ。来年に乞うご期待★彡

綾瀬北支店ではこれからも地域の皆さまと一緒に盛り上がれるイベントに積極的に参加していきたいと思います!!

暑い日が続いております。
皆さまお身体には気を付けてお過ごしください☀

お客さま紹介

第12回「タカラ樹脂工業 株式会社/海宝善昭さま」へ訪問させていただきました!

 

Q1.御社の沿革を教えてください

昭和20年10月
墨田区寺島にて資本金19万8000円でタカラ工業株式会社設立 家庭電気器具の製造販売を始める
昭和24年7月
鉄道貨車用封印環多段式を開発、日本公有鉄道に納入
昭和24年11月
資本金100万円に増資
昭和25年 4月
荒川区南千住に南千住工場を新設
昭和27年9月
資本金300万円に増資
昭和27年10月
足立区五兵衛町に綾瀬工場を新設し、南千住工場等を吸収して集結
昭和33年10月
「ナイトハルトゴムばね」の実用化
昭和33年12月
資本金600万円に増資
昭和36年11月
資本金900万円に増資
昭和38年5月
「ナイトハルトゴムばね」を日立金属株式会社と業務提携
昭和43年1月
海上コンテナー向として一般用封印環一段式実用化
昭和52年9月
簡易型による射出成形技術を導入、主として自動車部品、事務機等の試作品の生産を開始
昭和59年9月
一般部品の販路拡大に伴いタカラ樹脂工業株式会社を分立
平成8年2月
資本金1000万円に増資
平成16年4月
中国進出、上海に上海事務所を設立
平成19年8月
上海桜木工賀有限公司を協力工場として提携
平成22年4月
KES取得
平成22年10月
組立て工場として中国唐山に海宝機械有限公司を設立

Q2.御社の事業内容を教えてください

CAD、CAMによる設計開発、車関係樹脂部品の試作型・試作品の製作、金型製造、建機コンソールボックス量産、組み立てを主に行っています。

Q3.御社の経営理念を教えてください

新卒者の教育・育成には特に力を入れています。
入社して1年間は研修期間として、工場や色々な部署を見て回り、幅広い知識・技術力を身につけてもらえるよう指導しています。そしてその研修には必ず社長自ら同行します。なぜなら、教育は1番経験がある人間、学歴がある人間がやるべきだと考えるからです。中国にも協力工場があり、以前は勉強のためそちらの工場も見学をさせていました。

Q4.他社には負けない御社の1番の強みを教えてください

一つ目は、設計に関しては他のどの会社にも負けないという点です。
私は元々外資系の会社で設計の仕事をしていました。そのため、知識は他の人には負けないだろうという自信があります。設計と生産(NC加工)両方の強みがあることが1番の強みだと考えます。
二つ目は、中国に工場がある点です。中国唐山にある海宝機械 有限公司では建設機械の組み立てを行っており、現地自社工場のスタッフの指導から各種改善まで細かく行い製品の品質向上を常に図っております。この直接的な関係により信頼、安定、供給が築けていると思います。
三つ目は、若い技術者が多いという点です。現在社員の4分の3は10〜20代の若手です。若い技術者が常にチャレンジしやすい体制が整っている点も大きな強みだと考えます。

Q5.過去の経験から1番嬉しかったことを教えてください

社内行事で行っているカート大会や海外旅行に行ってみんなが喜んでくれたことがとても嬉しかったです。さまざまなイベントを開催し、社員や取引先の方と常に交流しコミュニケーションを図っています。はるばる広島や岡山などの遠方から来てくださる方もいるんですよ。

Q6.経営者として1番に大切にしていることを教えてください

経営理念の話の時にもお伝えしましたが、若者の教育、技術者の育成は経営者として1番大切にしています。仕事の本質を理解せずに作業のみを覚えても、その社員が会社を成長させていく原動力にはなり得ないと思います。一番仕事を理解している社長自身が直接教育をすることで、社員全員が同じ価値観、同じ方針のもと、同じ方向に向かって仕事ができるようになるのだと思います。

Q7.これからどんな会社にしていきたいか教えてください

社員がどんな会社に移っても十分働けるような人材を育成する会社にしていきたいと思っています。社員一人一人と向き合い、丁寧に指導し、実力を確実に発揮できるような人材育成をしていきたいです。

~工場見学をさせていただきました!!~

・レーザー加工機

こちらはレーザー加工機です。鉄やプラスチックなど様々な種類の板を加工できるそうです。最大で鉄16mmの板厚まで加工でき、1ヶ月で約60トン加工しているとのこと。小さい板から大きい板まで幅広いサイズを加工できるそうです。

実際に加工したものを見させていただきました!鉄の板にレーザーで穴をあけたものです。こちらはクレーン車の椅子の土台の部分に使われるとのこと。

・封印錠の製造

こちらはWL型封印錠というものです。トラック輸送の時などに使われ、一度封印錠を使うと手やハサミでは切ることができず、特別なカッターを使わなければ切れないそうです。こちらは特許を取得しているとのこと。

・NCベンダー

こちらはNCベンダーという機械です。こちらの機械では、レーザー加工で切断された板を曲げる作業を行うそうです。 製品の形に合わせて板を曲げますが、曲げる順番が重要であり、順番を間違ってしまうと板を曲げることができなくなってしまうとのこと。曲げる順番をどのようにすれば良いか職人自ら考えながら行なっているそうです。

・金属に穴を開ける作業

こちらの機械に素材を固定して工具を回転させます。21種類の工具を機械に設置し、最大で100mmの穴をあけられるそうです。

・NC旋盤作業

こちらは先ほどの機械とは逆で素材を回転させて刃物をあてていくもの。円柱形の素材を作り上げることができるなど複雑な形に加工できるそうです。

・アーク溶接

アーク溶接とは手作業で行う溶接作業です。こちらでは機械ではできない作業を行なっているとのこと。溶接した部分のゴミを取って綺麗にした後、塗装をしたり錆を防止するための加工を行っているそうです。

・ロボット溶接

こちらはロボット溶接です。機械が自動的に溶接作業を行ってくれるため正確に溶接をすることができるとのこと。手作業では扱えない大きい素材の溶接の際にこのロボット溶接を行うそうです。ロボット溶接には電気溶接とガス溶接があり、材料などによって使い分ける必要があるとのこと。溶接中は激しい光が飛び交い、失明や火傷の危険がある為、慎重に作業を行っているそうです。

・金型の加工

分厚い金属を複雑な形に加工しています。 こちらの機械では自動で工具を入れ替えて加工を行うそうです。

・放電加工

こちらの写真は放電加工というものです。放電加工では油の中で電気を流して金属を溶かし、その後冷却を行うとのこと。

編集後記

お忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。インタビューを通して、社長が社員の教育を何よりも大切にしているということが伝わりました。工場見学では普段見ることのできないレーザー加工、溶接、金型の加工などを間近で見ることができ、とても貴重な体験ができました。ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(N.S) 

このたびは貴重なお時間をいただきありがとうございました。普段訪問時には聞けないようなお話を直接聞くことができてすごく良かったです。これからも御社のお役にたてるよう頑張ります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(W.N)

会社名
タカラ樹脂工業 株式会社
代表者
海宝 善昭
住所
〒120-0012 東京都足立区青井3-32-23
電話番号
TEL:03-3886-3187 FAX:03-3889-0455
ホームページ
http://takara.jp.net/

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第11回「有限会社前川皮革工芸さま/前川 典央さま」へ訪問させていただきました!

 

Q1.御社の沿革を教えてください

1933 年(昭和8年)
昭太郎(初代)生
1948年(昭和23年)
(株)小原惣吉商店(浅草蔵前)にて修行
1958年(昭和33年)
独立前川商会創業爬虫類、印傳を素材に高級ハンドバッグを製造、販売する
1975年(昭和50年)
百貨店などの職人展に出展を始める
1990年(平成2年)
典央(二代目)昭太郎に師業
1992年(平成4年)
この頃より印傳専門に転換
2001年(平成13年)5月
業務拡大のため足立区青井に移転
2004年(平成16年)5月
有限会社 前川皮革工芸創立
2004年(平成16年)6月
台東区雷門に浅草店 『いんでんの店 まえかわ』開店
2009年(平成21年)4月
台東区浅草に浅草本店(オレンジ通り) 『前川印傳』開店
2010年(平成22年)4月
『いんでんの店 まえかわ』閉店
2014年(平成26年)3月
台東区浅草に浅草2号店(新仲見世通り) 『前川印傳』開店
2020年(令和2年)
『前川印傳』新仲見世通り閉店
2020年(令和4年)3月
台東区浅草に浅草2号店(メトロ店) 『前川印傳』開店
現在、年20ヶ所余りの全国百貨店に出展

Q2.御社の事業内容を教えてください

皮革袋物の製造・販売を行っています。
1958年創業当時は爬虫類・印傳を素材に製造販売を行っていましたが、1990年に父親の跡を継いで自分が代表者となった頃、印傳は爬虫類に比べて競争相手が少なかったため、印傳専門としてやっていこうと決意をしました。そのため、1992年からは印傳専門店として事業を行っております。

Q3.御社の経営理念を教えてください

お客さまの声を取り入れた商品開発・物作りをすることです。
「こういう商品があったらいいのではないか」という意見を参考に実際に商品化したものもいくつかあります。お客さまからの意見は常に大事にしており、商品化できそうなものはなるべく早く商品化するよう努めています。そこは我々の強みだと思います。
実際に商品化したものですと、御朱印帳ケースと眼鏡ケースがあります。御朱印帳ケースは、浅草に店を構えていることもあり外国人や観光客の方が多くご来店されるため、人気商品の1つです。眼鏡ケースは、外国人の方は従来の眼鏡ケースだとサイズが小さいようで、少し大きいサイズのケースがあったら嬉しいというお声から商品化されました。

Q4.御社の取り扱い商品を教えてください

“印傳製品”を取り扱っています。印傳とは鹿革の上へ漆で柄付けした伝統的な革製品のことをいいます。商品は鞄や財布、名刺入れや印鑑入れなどの小物など様々なものがあります。

サンリオとコラボした商品。可愛らしいキティちゃん柄の商品は外国人の方にも人気とのこと。

Q5.他社には負けない御社の1番の強みを教えてください

まず1つ目の強みは、職人の直営店であることです。通常であればメーカーに頼まれたもの(商品)を職人が製作する。その製品をメーカーが問屋に納める。そして問屋が百貨店や小売店に納めるという流れです。しかし我々はデザイン模様の企画から製作、販売、修理まで全て自社一括管理をしています。
2つ目の強みは、前川印傳オリジナルとして始まった“パッチワーク印傳”です。和のテイストが感じられるデザインなので外国人の方にとても人気です。何千通りの柄の組み合わせがとても色鮮やかな一点物になっています。バッグや財布が特に人気商品です。

Q6.過去の経験から1番嬉しかったことを教えてください

20年ぐらい前に名古屋の松坂屋で行われた親子展で、私と父親の写真が大きいパネルになり展示されたことです。また、名古屋の地下鉄広告、新聞広告にも大きく掲載され、売り上げにも大きく影響しました。広告を持ったお客さまが開店してすぐ商品を買いに来ることもありました。その当時の売り上げ記録はいまだに破られていません。
また、コロナ禍で大変だった頃、息子が跡を継ぐと話をしてくれたことも嬉しかったです。デパートのイベント会場で私と息子が一緒に仕事をすることになった時は、20年前の父親との思い出が重なりとても感慨深かったです。

Q7.過去の経験から1番苦労したことを教えてください

やはり“コロナ禍”が1番苦労しました。商売ができず売り上げはほぼゼロでした。コロナ禍はいつ終わるんだろう・・・という先の見えない不安がありました。コロナ禍の影響もあり、2020年に浅草2号店(新仲見世通り)が閉店してしまいましたが、その後ご縁があり2022年に浅草2号店(メトロ店)が開店しました。いずれは仲見世にも出店を考えており、浅草に来た人はうちの店を通らずには帰さない!を目標にしています。

Q8.優秀な人材を育成するために、御社ではどのようなことに取り組んでいるか教えてください

やはり現場を経験させることを大事にしています。そのスタッフの適性を見込んでやりがいと責任を与えることを極力意識しています。初心者のスタッフでも3年ぐらいで一人前になれるよう指導しています。昔は“見て覚えさせること”が多かったですが、今は“丁寧に分かりやすく教えながら色々な経験をさせていくこと”を大事にしています。販売に関するマニュアルは特に作っていなく、その人の個性を大切にしています。

Q9.経営者として1番大切にしていることを教えてください

まず1番は製品のクオリティを落とさないことです。どんなに良い素材を使ってもクオリティが落ちればその商品の価値は下がってしまいます。
また、経営面としてはリスクとリターンを意識しています。リスクのないところにリターンはないと思っています。直営店を出したこともこれにつながります。職人として言われたものをただ作るだけであれば生活に困らないかもしれませんが、それをあえてリスクを取って直営店を出すことによって、売れなければゼロですが、売れればその分リターンは大きくなります。

Q10.これからどんな会社にしていきたいか教えてください

今は“次の世代につなげる”ということに重きを置いています。息子が跡を継ぐという話がありましたが、そのためにもしっかりとしたレールを敷けるようにしなければと常に思って日々励んでいます。現在創業66年ですが、次の世代へとつなぎ創業100年を迎えることが目標です。
あとはいざという時のために、内部留保をしっかりと確保しておくことも大事にしたいです。これは今回のコロナ禍での経験が大きく影響しています。具体的には、コロナ禍の時のように販売等できなくなっても、3年ぐらいは問題なく仕事を続けていけるような状況を作ることです。その間に経営者として次の一手となる戦略を考え、実践していきたいと思っています。

~前川印傳オリジナル“パッチワーク印傳”の鞄の製作過程を見させていただきました!~

皮を張り付けるために、台紙を裁断します

パッチワークのデザインに欠かせない様々な柄の皮を裁断します

裁断し終わったものがこちら

裁断した皮を台紙に貼り込み。配置は特に決まりはなく、職人それぞれのセンスに任せているとのこと

縫製していきます。こちらの工程はキルティング加工というそうです

和のテイストが感じられるデザインで、とても色鮮やかです

貼り込みした皮を鞄の形に合わせて裁断します。そして鞄の底や角にのりを塗り、鞄の形に整えます

形を整えると・・・マチ付の鞄になりました!!!

持ち手を付けて完成です。これは持ち手が竹製のバンブー手提げです

最後に完成した鞄と一緒に写真を撮らせていただきました!!

中央が取締役専務 前川隆央さま、中央右が代表取締役 前川典央さま、中央左が三代目となる前川来人さま

お忙しい中、貴重なお時間ありがとうございました!!

~YouTubeチャンネル【JoynTV!】の取材をさせていただきました!!~

JoynTV!とは・・・中小企業ならではの優れた技術力や品質へのこだわり・商品の魅力をお伝えする、城北信用金庫プレゼンツのYouTubeチャンネルです!!!
JoynTV!とは➡https://www.johokubank.jp/community/joyntv/index.html
ご視聴はこちら➡https://www.youtube.com/@joyntv1023

取材をさせていただいた「前川印傳 浅草オレンジ通り店」
浅草公会堂のあるオレンジ通り沿いに位置しています

浅草雷門でオープニングを撮影しました!

商品紹介や売れ筋ランキングなどを紹介。詳しい内容はぜひYouTubeチャンネルでご確認ください!!
こちらから動画を見ることができます。ぜひご覧ください!

編集後記

お忙しい中お時間いただきありがとうございました。インタビューを通して、お客さまの声を大切にし、お客さま目線の商品づくりを目指す前川さまの思いがすごく伝わりました。私もお客さまとかかわる中で、お客さま目線の商品提案ができるようになりたいと改めて思いました。また、実際に目の前で鞄を製作する過程を見させていただき、ありがとうございました。とても貴重な体験でした。ひとつひとつ心を込めて製作している職人さんの思いが直接伝わってきました。(N.S)

お忙しい中貴重なお時間いただきありがとうございました。普段訪問時には聞けないようなお話を直接聞くことができてすごく良かったです。また、インタビューだけでなく実際に鞄を作る工程を見させていただきとても貴重な経験ができました。これからも御社のお役にたてるよう頑張ります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(W.N)

会社名
有限会社 前川印傳
代表者
前川 典央
住所
〒111-0032 東京都台東区浅草1-16-11(浅草オレンジ通り店)
〒111-0032 東京都台東区浅草1-35-6(浅草メトロ通り店)
電話番号
03-5681-5606
ホームページ
https://maekawa-inden.co.jp/

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