カレンダーアワード2023結果発表

SDGsをコンセプトに催した「カレンダーアワード2023」。『My SDGs』をテーマに、個性あふれる116作品のご応募をいただきました。チャレンジされた皆さま、ありがとうございました!
有識者選考会を経て、下記のとおり12作品が入賞したことをご報告いたします。
なお、入賞作品が描かれましたエコ仕様のポスターカレンダー(B2サイズ)は、12月より当金庫全店舗(インターネット支店を除きます)店頭にご用意いたします。ぜひご活用いただければ幸いです。

  • カレンダーはご用意しております数に限りがございます。あらかじめご了承ください

優秀賞(4作品・カレンダー挿絵採用・賞金15万円)


  1. 「信頼し、生まれる世界」越川真衣さん

    最近手にすることが多くなったフェアトレード商品について、消費者と生産者がお互いに信頼しあい、安全安心な明るい世界へ導けたらいいな、という期待をこめ描きました。

    【上原先生作品コメント】
    海外の生産者の実態を知ることで普及してきたフェアトレード。明るい色調と人を浮き上がらせて見せる表現から、誰にでもできるSDGs提案への作者の期待感が伝わってきます。
    カレンダーを通してより一層の周知につながり、消費者が購買によって課題解決に参画する仕組みとして、さらに広がっていくことに期待します。

  2. 「みんなで守る」石倉紗妃さん

    街や自然、空の青さを守れるよう心掛けています。差別のない皆が支えあう世界になるように願いをこめて描きました。

    【上原先生作品コメント】
    大地から青空を見上げる目線の作り方、動きと空気感を伴った構図により、のびやかで印象深い作品となっています。人の作ってきた街も、自然環境や生きものも表裏一体であること、多様な国の人たちもみな同じ空の下に共存していること、 そして自分も共に支えていく一人であると認識し心がけることがSDGsにつながる。そんなメッセージを感じました。

  3. 「この地球上でできることを」藤田礼さん

    移動はなるべく自転車で。SDGsを世界規模で実践するよう期待をこめて描きました。

    【上原先生作品コメント】
    地球温暖化の原因を多く生み出してきた北半球に住む私たち。国レベルで脱炭素社会を目指すことは責務でもあると言えます。
    移動手段を自転車にしているという作者のMy SDGsから、例え小さな取組みでも自分ができることを具体的にイメージし行動に移すことから始めようと、改めて感じさせてくれる作品となっています。

  4. 「小さな1本、大きな一歩」瀬田川朋華さん

    私が取り組む「緑の豊かさを守ろう」をミニチュアで表現しました。小さな木を植樹することが大きな未来につながるはず。この気持ちを忘れずに植樹活動を続けていきたいです。

    【植田先生作品コメント】
    テーマを捉え、人々が協力し合いながら植樹する様子をオリジナリティ溢れるセットアップ写真で表現されており素晴らしいです。
    人や植物、土の躍動感ある配置、半逆光からのライティング、温かみのある明るさなど細部へのこだわりが写真の完成度を高めています。
  5. 入賞(8作品・賞金5万円)


  6. 「陸と海のめぐみ」北村友莉さん

    私が取り組んでいるSDGsな取組みを描きました。SDGsは地球全体につながっていることを表現しています。

    【上原先生作品コメント】
    リサイクルによる循環型の日常生活に取り組んでいることが、象徴的に描かれています。

  7. 「Our Bird Can Fly」廣野敏之さん

    LOVE&PEACE LIFE!!

    【上原先生作品コメント】
    殺伐とした世界情勢の中、彼の地にも平和が訪れるようにというメッセージを感じました。

  8. 「Botanical Festival」Mayさん

    自然への愛や、自然との共存をテーマに描きました。カレンダーの挿入画なので明るく前向きな気持ちになれるよう意識しました。

    【上原先生作品コメント】
    擬人化された植物が、人と自然の共存による明るく温かな世界をイメージさせてくれます。

  9. 「じぶんらしく!」春日優奏さん

    おとこのこがおんなのこのようでもいい。その逆でもいい。恐れることなく堂々と、一番じぶんらしい、じぶんになる!

    【上原先生作品コメント】
    誰もが自分らしくいられるために、率直なメッセージが込められた作品となっています。

  10. 「緑のエネルギー楽園」ASOUTHPARKさん

    私が考える未来の街を描きました。風力発電等、再生可能エネルギーの都市で自然との共生が美しい街です。

    【上原先生作品コメント】
    再生可能エネルギーで自然と共生する街に。未来に向けて言い続けて欲しいと思います。

  11. 「土から広がる世界」辻本きくさん

    コンポストをはじめました。土が食べ物を分解してくれる様子と自然の世界の広がりを表現しています。

    【上原先生作品コメント】
    土と自然のつながりを生かしたMy SDGs。色彩豊かな切り絵で再現した取組みが魅力的です。

  12. 「未来と学びの木」山本そらのさん

    私は子どもの学びが大切だと考えています。子どもたちが本を読み、本から広がる豊かな木。実も芽が生え未来につながっています。

    【上原先生作品コメント】
    子どもたちの豊かな学びこそSDGsそのものです。未来を託す子どもたちへの想いを感じます。

  13. 「海の灯まつり」小池基夫さん

    東京湾の美しい景色を海の環境保全に思いを馳せ、表現しました。

    【植田先生作品コメント】
    1枚の写真に現場で感じたことを表現するのは容易ではありません。この写真は隅々まで見どころが凝縮されており評価が高かったです。
    ペーパーランタンとレインボーブリッジや夜景、人影、水面に映る街の光も美しく構図に納められ、ワイドめなレンズ効果も生かされています。

選考に協力いただいた有識者のご紹介

上原幸子さま 
武蔵野美術大学 通信教育課程教授 /
NPO法人砧・多摩川あそび村 理事長

アドヴァタイジングやCI、キャラクターデザイン、冊子づくり等、様々なメディア制作に携る。警視庁マスコットキャラクター「ピーポくん」の作者。
ムサビ在学中に障害者の社会参画活動に関わったことをきっかけに、住民参加による子どもの居場所づくりなどコミュニティデザインに取り組んでいる。

植田真紗美さま 
フォトグラファー

新聞系出版社写真部,東京都広報写真を経て独立。日本写真芸術専門学校講師を務める。
2013年から写真作品の発表場として写真誌『WOMB』を制作・発行。
2021年東京恵比寿にKomagalleryを写真家9名と共同設立するなど活躍中。

ご相談・お問い合わせ

西武信用金庫「カレンダー公募」担当

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