令和元年10月3日
当金庫はSDGs宣言のもと、このたび、独立行政法人国際協力機構(以下「JICA」)が発行する社会貢献債(ソーシャルボンド)への投資を決定したことをお知らせいたします。
JICAは、日本政府の定めた開発協力大綱に則ってODA(政府開発援助)政策を担う、世界最大の二国間援助実施機関であり、JICA債への投資資金は有償資金協力事業に充当され、開発途上地域の経済・社会の開発、日本および国際社会の健全な発展のために活用されます。また、これら事業は国連の定める持続可能な開発目標(SDGs)の実現に貢献しております。
その中でも、今般投資を決定したソーシャルボンドは、2019年8月末に開催された第7回アフリカ開発会議(TICAD7)にあわせ、アフリカ向けの有償資金協力事業を資金使途とする債券(TICAD債)でもあり、SDGs達成に向けた進捗が遅れているアフリカ諸国への有償資金協力に資金が充当される予定です。
JICA債への投資は、開発途上地域の貧困削減・持続可能な経済成長支援の後押しや地球規模の環境問題・社会課題の解決に貢献することで、持続可能な国際社会づくりにつながるという観点から、サステナブルなESG投資としての性格・意義を有しています。
JICA債は、国際資本市場協会(ICMA)が定義を公表している「ソーシャルボンド」の特性に従う日本初の債券であり、加えて、2016年12月に決定された、日本政府の「持続可能な開発目標(SDGs)実施指針」において、SDGsを達成するための具体的施策のひとつとしても位置づけられます。
今後も当金庫は、適切なリスク管理のもとで、同様の投資を継続的に実施していき、地域金融機関としての社会的使命・役割を果たしてまいります。
【本債券の概要】
銘柄 | 第50回国際協力機構債券 |
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年限 | 10年 |
発行額 | 120億円 |
発行日 | 令和元年9月20日 |