ごあいさつ

 

皆様には、平素より伊万里信用金庫をお引き立て頂き、心より厚く御礼申し上げます。
 本年も、伊万里信用金庫の経営方針や業務の内容、業績などをご紹介し、一層ご理解をいただくためにディ スクロ―ジャー誌「2024いまりしんきんレポート」を作成いたしました。ご高覧いただければ幸いに存じます。
 令和5年5月、新型コロナウイルス感染法上の位置づけが2類から5類に移行され、社会経済活動の正常化が進み、飲食や観光などを中心にサービス消費や海外旅行者の増加による消費も回復するなど、わが国の景気は緩やかな回復を続けています。
 一方で紛争による世界的エネルギー問題や食糧価格の高騰、欧米の金融引き締め等による円安局面の長期化、中国経済の先行き懸念など、経済・金融の両面で依然として不確実性が高い状況が続いています。
 中小企業にとっては、人口減少と少子高齢化が進み、労働力の減少に伴う売上の伸び悩み、慢性的な人手不足や仕入価格・人件費の高騰、消費税インボイス制度・電子帳簿保存法施行など経営環境の変化もあり、景気の先行きに不安を感じる1年でした。
 そのような中、伊万里信用金庫は伊万里市と地方創生に関する包括連携協定を締結、その事業として関係人口の創設事業「副業人材マッチング」プロジェクトを開催。様々な経営課題の解決のために、都市部人材が登録する副業マッチングプラットホームに企業を掲載、専門的に優秀な人材を企業とマッチング契約で繋ぐ取組を行い、3か年で29企業が参加いたしました。
 また、各種補助金申請の支援事業にも力を注ぎ、状況は30先の採択を得て採択率は83.3%でした。
 さらに北部九州13信用金庫の合同で、第7回しんきん合同商談会をマリンメッセ福岡で、地域の中小企業の事業発展と地域経済の活性化・地域振興等に貢献させて頂きたいとの思いで開催しました。各地より340社の出展を行い異業種による展示、個別商談会を開催。当金庫より12社が出展、63件のマッチング支援を行い取引成立にも繋がりました。
 地域貢献としては、「信用金庫の日」にちなみ献血活動を行い、第18回グラウンドゴルフ大会を開催したところ、何れも多数の方にご協力・ご参加いただきました。また、「集まろうイマリ」雑貨市を開催したところ、雑貨ブース・フードブースの出店数多く、来場者も多数あり今年度も開催を予定しているところです。
 令和5年度の決算は、期末残高で預金が978億円、貸出金が625億円となりました。損益の面では堅実に業務収益の計上となり、当期純利益が2億円となりました。自己資本比率は国内基準の4%、国際基準が8%以上と定められている中で、伊万里信用金庫は12.74%となり健全な経営を維持しております。これもひとえに、地域のお客様のお力添えの賜物と深く感謝いたしております。
 いよいよ、伊万里信用金庫は令和7年2月に創立100周年を迎えます。この間、先人達の努力とそれを支えて頂いた会員、総代の方々の、おかげさまをもちまして、地域から信用、信頼され事業を継続することができました。これからも、取引先に寄り添い、取引先から必要とされる「いまりしんようきんこ」を目指して、地域の取引先の皆様のため、本業支援、販路拡大など、地域密着金融の推進を役職員が一丸となり、お客様一人ひとりの目線に立った課題解決に努め、地域のお客様に感謝の気持ちを表す年としてまいります。
 「未来を見据えた地域社会への貢献と経営基盤の強化」をスローガンとして節目の年を迎え、変化の時代に乗り遅れないように行動を起こして参りたいと思います。今後ともより一層の支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
令和6年6月
理事長 山口 宏
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