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「地域未来デザインでの活動レポート~ササハタハツまちラボ編」

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こんにちは。地域協創部の齋木(一般社団法人渋谷未来デザインに出向中)です。

渋谷未来デザインは、渋谷に集う多様な人々のアイデアや才能を、領域を越えて収集し、オープンイノベーションにより社会課題の解決策と可能性をデザインする産官学民連携組織です。
すでに多くのプロジェクトがはしっていて、今回は共同プロジェクト「ササハタハツまちラボ」の取組みのひとつ、5月14日(日)に開催された「388FARMβ vol.4」(ササハタハツファームベータ)を紹介したいと思います。

  • ササハタハツまちラボとは?

ササハタハツは、京王線「笹塚駅」「幡ヶ谷駅」「初台駅」のそれぞれ頭文字です。
「ササハタハツ」を魅力的なまちにしていくために、渋谷区・京王電鉄株式会社・東急不動産株式会社など、産官学民の多様な人材が参画し、 まちの将来像を共有し実現するための場・仕組み・組織のことを指し、ササハタハツエリアでの暮らしの質の向上を目的に、関わりたくなる「場所」と「仲間」があるまちを目指して活動しています。

  • 388FARMβとは?

388FARMβは、玉川上水旧水路緑道再整備コンセプト「FARM/育てる」に基づいて、地域の方の「やってみたい」という気持ちやアイデアを緑道上で形にするとともに、そのチャレンジを再整備や将来の利活用につなげていくための実験的な催しです。

会場の玉川上水旧水路緑道内特設会場(初台駅前〜初台出張所前付近)では、
野菜、パン、スイーツ、クラフトソース、ラムかつ、おにぎり、珈琲など魅力的なマルシェのご出展の他、
葉っぱや石など自然素材を使ったワークショップ、
全身を使って自由に遊べる広場、車椅子体験、ボッチャ、卓球バレー、ボウリング、
街の「お宝」を見つける体験・交流型の「謎解き街歩きツアー」、
擬音道具の体験コーナー、ベビー休憩所、子ども縁日(射的・輪投げ)など盛りだくさんでした。

当日の朝の準備は小雨交じりでしたが、皆さん協力し合って設営すると雨も上がり、時折日が差すほどのお天気となって、たくさんの笑顔で溢れていました。

私は本部運営と【企業ラボ】設立(6月予定)に伴い、企業の担当者向けにFARMβご案内ツアーを担当しました!
企業ラボでは、企業活力を誘致することでササハタハツエリアへの新たな賑わいの創出や、緑道等での実証実験の結果により地域ニーズの把握・再整備に向けたデータ活用を行う予定です。
ツアーでは直接出展者の方から出展内容をご説明いただき、皆さん感心して聞いていた様子でした。

個人的には、仮設FARMでのプランターでのIoT技術を利用した栽培方法が興味深かったです。
専用のアグリセンサーを用いて土壌温度、土壌水分量、外気温、外湿度、日照を測定し、センサーから取得した栽培データをネットワーク上に蓄積しAIが自動で学習。 水やりのタイミング・発芽時期などの栽培アドバイス、食べ頃などを教えてくれます。 またアプリ上で専門家や栽培仲間からアドバイスがあったり、コミュニティ内で情報共有できることから、共同FARMではよくある水やりのし過ぎや不足などが管理出来ます。 正直ここまで進んでいるのかと、私自身大変勉強になりました。

これからも志あって集まった仲間とともに、既成概念にとらわれない面白いことを企画・発信してまいります!