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渋谷営業部「渋谷の料亭、三長」

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こんにちは。渋谷営業部の田川です。
私事ですが、貴重な体験をする機会に恵まれまして、今回はその体験をご披露したいと思います。

貴重な体験とは、「料亭三長」さまをお伺いしたことです。

「料亭三長」さまは、創業1951年(昭和26年)。
“大人が心から楽しみ、委ねられる空間を”、“日本文化を堪能し、都会の喧騒の中で、非日常の世界を” 、“先駆ける者と、後を駆ける者の出会いを”をコンセプトに、芸者さんによる和芸や旬の食材を使った懐石料理を愉しむことができる、完全会員制の料亭です。
今回ご厚意で当店職員旅行に職員共々お伺いすることが叶い、街の歴史や文化について三代目の髙橋千善さまのお話を拝聴することができました。

「料亭三長」さまのはじまりは、1912年(明治45年)に開業した「豊澤亭」という芝居小屋で、大正から昭和のはじめに「渋谷劇場」という芝居小屋兼映画館に変わり、そのお隣に「三長料理店」を作った流れで、今の「料亭三長」ができたそうです。

「料亭三長」さまがある渋谷区円山町は、かつて多くの芸者衆を抱えた「花街」であり、今なお、この界隈は独自の歴史や文化を色濃く残すエリアとして知られています。
繁華街に発展する「渋谷」の元となった円山町で、「料亭三長」はここ数年、現存する建物とともに花街としてのまちの記憶と、今なお息づいている芸の文化を未来に繋げようと、様々な試みを行っていらっしゃいます。

高話の後、私たち職員は、懐石料理をいただきお酒を嗜み、円山町の芸者の方4名による和芸を楽しみました。
かつては420名といわれた円山町の芸者衆ですが、戦争や料亭の衰退を受けて現在は4名に。芸歴最長の方は94歳で今も現役で和芸を行っているとのことです。
この日拝見した和芸は、小唄や三味線、踊りの3種類で、途中、無礼講で私たち職員も踊って楽しませていただきました。

大きく変わりゆく渋谷の街で、長らく受け継ぎ素晴らしい文化・建物を守っていらっしゃる「料亭「三長」さま。
貴重な経験をさせていただき、誠にありがとうございました。
末筆となりましたが、「料亭三長」さまの今後益々の繁栄を心よりお祈り申しあげます。

追伸:他店舗になりますが、敷地内の「割烹三長」、「そば・かっぽう わだつみ」はネットご予約いただけます。
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