
2024年10月4日
こんにちは。経営企画部の杉田&村上です。
西の風新聞に月1回連載中の「Baton~未来へつなぐ~」(原則第二木曜日掲載)。
地域で奮闘する経営者の方々のお話を、当金庫職員が聞き手となり、お仕事や未来への想い等をお伺いしているこのコーナー。
第9回目は、美容室を経営する株式会社リフレの代表取締役・小島臣恵(ともえ)さまと、ご一緒にお店を切り盛りされていらっしゃる愛さま母娘です。
臣恵さまが、21年ほど前に開業された「美容室アニー」(昭島市)は、月に700~800人ほどのお客さまが訪れる人気店です。
着付け等も手掛け、9割は女性客が占めるとのこと。
美容師さんも全員女性で、20代からなんと70代まで、10人以上の方がいらっしゃるそうです。
お客さまに対しては「女性が対応することで、女性の方が安心して来てくださるように」との想いがあり、従業員に対しても「社会保険や産休のお休み等、安心して仕事できるように」と、
臣恵さまから何度も聞かれたのは、「安心」というキーワードでした。
穏やかに気品あふれる物腰でお話される臣恵さまですが、ここに至るまでには並々ならぬご苦労とご努力がおありでした。
開業当初は、自らビラ配りやポスティングをされ、「チラシ1枚が惜しくて惜しくて」という想いだったそうです。
そんなお母さまの頑張るお姿を見て、お嬢さまの愛さまは同じ道へ。
他のお店で働いていらっしゃいましたが、アニーのリニューアルのタイミングで、一緒に働くようになりました。
「母を支えたい」と努力を重ね、今年7月の東京都が主催する着付けの大会では優勝するほどの腕前に!
今では、従業員と臣恵さまとの間をつないだり、若い方が働きやすい職場環境づくりを心掛けたり、地域の美容と雇用を守るお店にとって、すでに欠かせない存在に。
今にたどり着くまでを思い起こして、臣恵さまは時に…涙。
そんなお母さまに感謝の想いで、愛さまも…涙。
…でしたが、ヘアメイクの話となると、お二人とも表情が一変!
細部へのこだわりを熱く語る、美容のプロとしてのモードに突入でした。
聞き手は中神支店の宮﨑がつとめました。
女性ばかりのお店で異色の存在でしたが、普段から担当としてアニーのことを熟知しており、お二人の笑顔と涙にしっかり寄り添ったインタビューとなりました。
ところで。
インタビューの最中、実は素敵なチェロの音色がBGMでした。
というのも、お店がお休みの日、レッスン会場として提供されているそうなのです。
お店のお客さまだけでなく、地域の方を大切にされているのも、愛される美容室としての理由の一つなのですね。
「笑顔あふれるお店を永く続けたい」お二人の夢は、きっと未来につながっていくことと思います!(10月10日掲載予定)
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