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「西の風新聞リレーインタビューBaton(バトン)、11回目取材レポート」

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こんにちは。経営企画部の杉田&村上です。
西の風新聞に月1回連載中の「Baton~未来へつなぐ~」(原則第二木曜日掲載)。
地域で奮闘する経営者の方々のお話を、当金庫職員が聞き手となり、お仕事や未来への想い等をお伺いしているこのコーナー。
第11回目は、「肉汁うどん青柳」を経営されている有限会社青柳肉店(武蔵村山市)代表取締役の遠藤礼美さまです。

皆さま、武蔵村山名物「村山うどん」を召し上がったことがありますか?
村山うどんは、地粉を使用し麺を冷水で締めて、温かい醤油味のだし汁につけ、かて(地野菜を茹でたもの等の添え物)と一緒にいただく地元のソウルフード。 別名「村山かてうどん」とも呼ばれています。

肉汁うどん青柳さまでは、この「村山うどん」をメインメニューとする飲食、お惣菜の販売を手掛け、宴会も承っていらっしゃいます。

お店は、おじいさまの代にお肉屋さんとして1961年に創業。
遠藤さまは、7年間歯科衛生士として歯科医院にお勤めされ、転職の合間に軽い気持ちでお店のお手伝いをされていたそうです。
ところが、お母さまが体調を崩され、そのままお店のお仕事を続けられることに。そして、2011年に代表取締役に就任され三代目となりました。

「継ぐとは思っていなかった」遠藤さま。
経営者になりたかったわけではないから・・と、お仕事については少し控えめな感じだったのですが、 「自分の店と思いはじめて仕事が楽しくなった」「残してもらったものを続けたい」と、言葉の端々にお店への想いや責任感をにじませ語ってくださいました。

原材料高騰のなかでの経営策や、パートの皆さまとの絶妙な距離感もうかがえ、しっかりとした経営者目線が、地元で長くお店を続けられる理由とお見受けしました。

今の悩みは、お店をどのように継続していくのかとのことだそう。うどんを打っているお父さまは喜寿を迎えられたそうで、10年後、20年後に向けても目を向け、新たな展開も視野に入れながらお店の切り盛りをされています。

・・・という、肩に力が入りそうなことを、気負わず、サラッとお話される遠藤さま。
自然体な雰囲気が、周りの方を心地良くされるようです。
一方で、商工会や「村山うどんの会」等、様々な活動に参加される、フットワークや行動力も!
穏やかな笑顔の奥に、芯の強さが垣間見えました。

聞き手は、村山支店の小林が務めました。
普段から「村山うどん」をよく食べていて、この日も600グラム(通常うどんの4玉分)!をオーダー。
なんと小林のお母さまのご実家は、うどんの製麺を手掛けているとのことで、うどんがつなぐ縁を感じているそうです。

皆さまもぜひ「村山かてうどん」をご賞味ください!
(12月12日掲載予定)

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