
2025年1月9日
こんにちは。事業支援部の山下です。
2025年1月、能登半島地震発生から1年が経ちました。
復興の一助にと当金庫は、当金庫で働く仲間(パートタイマー等)に毎年配布している慰労品を「能登牛詰め合わせ」に決定。石川県の興能信用金庫さま、のと共栄信用金庫さまに紹介いただきまして、片岡精肉店さま、寺岡畜産株式会社さまより素晴らしいお肉を100個ずつお取り寄せさせていただきました。
能登牛は、出荷頭数が年間約1,000頭と他の全国のブランド牛と比較しても生産量は極めて少なく、流通はほぼ県内のみの“幻のブランド牛”です。希少性の高いお肉をご用意いただいた生産者さまへのお礼等で、このたび能登に出張する運びとなりました。
はじめに、片岡精肉店さま、寺岡畜産株式会社さまを訪問しました。
地震により道路は崩壊し車が通れず孤立。また、断水と停電の影響で牛に十分な水を与えることができず、牛のエサの備蓄も底をつき、大変な苦労をされたとのことでした。現在もライフラインの復興が遅れていて、特に特産品の生産者さまは甚大な被害を被っていて継続的な支援を望んでおられます。
次に、お礼やこれから開催する当金庫の食のイベント「第19回東京発!物産・逸品見本市」のご案内のため、興能信用金庫さま(能登復興支援部)、のと共栄信用金庫さま(金沢本部)を訪問しました。
車で移動しましたが、長い間、通行止めが続いていた能登の大動脈である「のと里山街道」の対面通行が可能となって能登半島へのアクセスは確保された今も路面の陥没や土砂崩れの箇所が多くみられ、震災の爪痕が深く残っておりました。また、昨年、当金庫主催の国内旅行で大変お世話になった和倉温泉加賀屋さまも、いまだ休業をせざるを得ない状況とのことで、被害の甚大さを痛感しました。
両信用金庫の役職員皆さまご自身も被災しながらも、地域金融機関としての金融支援活動が待ったなしである背景、復旧復興に対応する職員が不足しているなかでの業務継続の難しさ等のお話しがありました。
今回の出張を通じて、応援したいという気持ちが一層高まり、改めて「買って応援、食べて応援!」、地域産業を消費することで応援したいと強く思いました。
5月に開催予定の当金庫の食の祭典「第19回東京発!物産・逸品見本市」に、ぜひ、両信用金庫のお客さまにもご出展いただき、生産者の皆さまの特産品の知名度向上、販路促進につなげていただければ幸いです。
【第19回東京発!物産・逸品見本市開催予定の概要】
日程:2025年5月19日(月)~23日(金)
会場:新宿駅西口広場イベントコーナー