
2025年4月15日
こんにちは。下井草支店の谷川です。
突然ですが、日本の伝統装束の十二単(じゅうにひとえ)、着用したことがありますか?
3月30日(日)、阿佐ヶ谷神明宮の能楽殿にて、島村豊子きもの学院さま55周年の記念イベント「十二単の披露」がありました。
私は、光栄にも男性用の衣装である“束帯”(そくたい)の披露役を務めさせていただきました。
“束帯”は、十二単のように何枚も重ね着した装束を帯で束ねて着用することから名付けられた、平安時代以降の天皇以下公家男子の正装(平安装束)です。
もちろん、私は着用するのははじめてでした。着付けでは絹織物の重さが肩と腰にズシリとかかって、想像を超える重さに驚きました。
当日は、前日の時雨模様から一転、お花見日和となり、会場には100人を超えるたくさんの方がご来場されました。
観客の皆さまを前に衣装を披露するため、私は優雅に舞台を進まなければなりません。
頭上の冠を意識しながら、足元は衣擦れをうまくさばき前に進まなければならず、不安でいっぱいな私にスタッフの方は、「カッコいい」、「似合っているね!」と励ましの言葉を掛けてくださいました。
おかげで堂々とご披露することができました。
関係者の皆さま、希少な機会をありがとうございました!
楽しく、記憶に残る一日になりました。
これからも地元のお客さまと楽しみながら、日本文化を継承してまいります。