当金庫は、「経済」「社会」「環境」の3側面の調和による課題解決により、持続可能な社会実現に努めております。
環境測面につきましては、2008年に「環境理念」および「環境方針」を制定。年次ごとに「環境行動計画」を定め日々変わりゆく環境問題に向き合い施策実行とその啓発に努めております。
環境理念
西武信用金庫は、一企業市民として地球温暖化等環境問題に誠実に取組み、私たちを取巻く地域社会の環境保全を推進します。
そして、地域の大切な自然環境を守りながら、地域経済が持続的に発展するよう、私たちの本来業務を通じて社会に貢献いたします。
環境方針
- コンプライアンス重視の環境保全活動を行います。
- 環境保全活動の組織体制を整備します。
- 環境問題に積極的に取組んでいるお客さまを支援します。
- 金庫内部で環境保全に取組み、環境への配慮を重視した地域金融機関を目指します。
- 役職員は自ら環境問題を意識して行動します。
- 地域社会の一員として環境問題に取組み、信頼される西武信用金庫を確立します。
取組事項
外部機関が提唱する環境への取組みへの参画
- 環境省の地球温暖化対策の賢い選択を促す国民運動である「COOL CHOICE」に賛同し、2008年からクールビズやウォームビズ等の実施により節電に努めております。
クールビズ実施内容 (5月~10月予定)
- 室内温度を28度に調整します。
- 上着・ネクタイを原則着用しないこととさせていただきます。
ウォームビズ実施内容 (12月~3月予定)
- 室内温度を20度に調整します。
- 職員はベスト、Vネックセーター、カーディガン、ハイソックス等を着用させていただきます。
- 環境省「持続可能な社会の形成に向けた金融行動原則(21世紀金融行動原則)」の起草委員会に当金庫は委員として参画し、2011年11月30日、信用金庫業界で初の署名、持続可能な社会形成に向けた金融機関としての行動に努めております。
また、2008年に取扱いを開始した「eco.定期預金」等本業を通じた取組みに対して、2018年3月7日「21世紀金融行動原則 特別賞」を受賞しております。
- 認定NPO法人環境文明21主催の「経営者『環境力』大賞」に2012年より協賛させていただき、環境力対応を通して事業を変革させる“環境力”ある地域事業者にのご支援と環境経営の普及・促進に努めております。
- 2020年2月1日、「SDGs宣言」を行い、環境への取組みを含む4つの重点項目を定め、本業を通じた地域の課題解決と、次世代に配慮した持続可能な社会づくりへの貢献に努めております。
セミナー開催を通じた啓発活動
地域事業者を対象に、環境経営やSDGsをテーマにしたセミナーを毎年開催し、自社を取り巻くすべてのステークホルダーと連携した持続可能な環境経営と、社会形成の重要性を喚起しております。
環境配慮型の金融商品の取扱い
SDGsや環境保全をテーマにした金融商品を取扱いしております。
「地域みらい定期預金」
地域みらい定期預金は、地域のお客さまと当金庫が協力し、街づくり活動に注力するNPO団体等をサポートすることで、地域のみらいに貢献するサステナブルな定期預金です。
2008年7月に募集開始した「eco.定期預金」から商品名を変えながら10年超にわたり取扱いしているロングセラーで、お客さまの満期お利息の20%相当額と当金庫から同額相当額を、子育てや環境保全等地域に根差し活動する街づくり団体等の活動資金に活用いただいております。
「エコカープラン」「エコ住宅プラン」等
エコカー購入専用の無担保ローンや、二酸化炭素排出や光熱費の削減機能設備つき住宅の購入、リフォーム施行を含む中古住宅の購入等、幅広い融資ラインナップをご用意しております。
SDGsをテーマに掲げたコンテストの開催
SDGsを募集テーマとしたコンテスト開催を通じて、SDGsおよび環境循環型社会等の啓発に努めております。
環境に配慮した媒体の使用
- ディスクロージャー誌は、FSC認証紙を採用しております。
- 現金封筒(小サイズ)は、廃材の竹を配合した紙を採用しております。
- 郵送用封筒(角2・長3)は、グリーン購入法適用紙製を採用しております。
- オリジナル手帳およびポスターカレンダーは、FSC認証紙を採用しております。
- 年賀タオルの外袋は、PPからリサイクル紙に切り替えご提供しております。
設備の節電仕様とエコアクション21の認証・登録
LED照明や人感センサー、省エネ対応の空調機器、太陽光発電システム等の設備を順次導入し、節電に努めております。なお、本店社屋については、環境省が策定した日本独自の環境マネジメントシステム「エコアクション21」の認証・登録を受けております。
リサイクル・リユースの取組み
エコキャップ運動
2009年4月より、開発途上国の子供たちの支援につなげる「エコキャップ運動」を推奨し資源の再利用に努めております。
- お客さまより、当金庫の店頭にてペットボトルキャップを回収します。
- 回収したペットボトルキャップを、回収業者経由でリサイクル業者へ送付します。
- リサイクル業者は、回収量を当金庫に報告します。
- リサイクル業者は、回収したペットボトルキャップを使って自らリサイクル製品を製造・販売し、その利益から下記を実施します。(ペットボトルキャップ1kgあたり10円を日本委員会(JCV)に直接寄付。JCVはユニセフなどを経由しワクチン等を発展途上国に寄付します)
こどものみらい古本募金
こども家庭庁「こどもの未来応援国民運動」に賛同し、全店舗(東京プライベートネット支店を除く)店頭に「こどもみらい古本募金」の専用回収ボックスを設置しております。本取組みは、読み終わった本を活用した寄付プログラムで、資源の有効活用と貧困の状況にある子供たちへの支援を行うものです。
本取組みにより、資源の循環と、すべての子供たちが夢や希望を持てる社会創出に寄与できればと考えております。
寄付対象の本
- 2010年以降に出版されたもの
- ISBNコード(裏表紙等にある13桁の数字)のついているもの
寄付方法
全店舗(東京プライベートネット支店を除く)店頭に回収BOXを設置しております。お近くの回収BOXに書籍をご持参ください。
店舗の一覧はこちら
寄付実績
1,156冊(2022年度)
「フードバンク」
「NPO法人フードバンク八王子えがお」さまの活動に賛同し、2021年10月より八王子市内の2店舗窓口に食品寄贈BOX『えがおボックス』を設置。食品を捨てずに寄付することで「食のロス」および支援を必要とする方に食料を届ける「食のセーフティネット」となる取組みを行っております。
寄付対象の食品
- 賞味期限の明記があり、期限が2ヵ月以上あるもの。
- 常温保存可能で未開封のもの。
- お米(白米・玄米)餅、レンジご飯
- 麺類(うどん、そば、そうめん、パスタなど)
- 缶詰、瓶詰、海苔、レトルト食品など
- 菓子類、調味料、お歳暮、お中元など
- 非常食(アルファ米など)
寄付対象外の食品等
・アルコール ・サプリメント ・手作り食品 ・開封済みのもの
寄付方法
当金庫窓口にご持参ください。なお、食品寄贈BOX『えがおボックス』は八王子市内の2店舗(楢原支店・北野支店)に設置しております。
寄付実績
882の食品(2022年度)
「衣類のリサイクル」
「一般社団法人リ・ファッション協会」さまの活動に賛同し、2022年3月より衣類の再利用(回収)の取組みを行っております。
なお、回収した衣類は、衣類の種類や状況に応じて、衣類としての再利用やチャリティ品としての活用のほか、再生・資源の再利用に活用されるものです。
回収対象の衣類等
- 一般的な衣類(ただし、ひどい汚れ・カビ・濡れている衣類は対象外)
- 服飾品(靴等は未使用品)
- その他(毛糸・ぬいぐるみ・おもちゃ・楽器)
寄付方法
一般社団法人リ・ファッション協会のホームページにてご案内しております。
(当金庫窓口では受付しておりません)
寄付実績
3,543の衣類(2022年度)
環境行動計画
2024年度 主な取組み項目
- 「21世紀金融行動原則」や「SDGs宣言」に基づき、地域環境の向上と持続可能な地域社会の実践に向けた支援策を実施します。
- SDGs、ESGに資するサステナブルな事業展開・環境経営・健康経営・DX・GX等の社会形成に向けご支援します。
- 当金庫の環境保全のための取組みについて、外部機関の認証を受けます。
- 資源の有効活用(リサイクル・リユース)の促進および役職員への意識の醸成を図ります。
- COOL CHOICEに賛同し、環境保全に資する活動を行います。
- 事業活動で使用・消費する媒体の見直しを図ります。
- 役職員が環境保全に資する目標を設定・励行します。
- SDGsに関する意識醸成、人財育成を促すためSDGs・ESGベーシック検定の取得を奨励します。
- 当金庫の持続可能な取組みのPRに努めます。
- 環境保全等に関する取組みの見える化を図ります。