「地域みらい定期預金」は、2008年から取り扱う当金庫の寄付型預金です。「地域みらい定期預金」の初回満期お利息の一部(お客さまからの寄付金)と、当金庫からの拠出金が「地域みらい助成金」の原資となります。 加えて特徴的なのが、「地域みらい助成金」の寄付先を、子育てや福祉、環境等、地域に資する活動に従事しているNPO等の諸団体に限定しているところ。お客さま(ご預金者)の寄付金を地域のみらいにつなげる、地域貢献性を兼ね添えた運用に努めています。
「地域みらい定期預金」は、2008年から取り扱う当金庫の寄付型預金です。例年、募集期間を定め、取り扱いをしています。
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当初(2008年)の商品名は、「eco.定期預金」でした。その後「街づくり定期預金」(2013年~2018年)、「梅の里再生プロジェクト支援定期預金」(2017年)、「西武SDGs応援定期預金」(2020年)、
「地域みらい定期預金」(2021年~)と名称を変更。商品特性を継承しながら継続的に取り扱っています。
「地域みらい助成金」は、2008年から続く当金庫の寄付制度です。例年、10月~12月に助成を希望する団体を募集。選考を経て、厳正に寄付先を決定しています。
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助成件数 269※
助成金総額 5,750万円
「2022地域みらい助成金」(寄付金交付:2023年3月)助成6団体さまからいただいた助成金活用レポートを紹介します。
一般社団法人生きにくさを抱えた障害者等の支援者ネットワーク (八王子市) 2023年8月28日(月)、千代田区障害者福祉センター「えみふる」にてセミナーを開催しました。テーマは、“津久井やまゆり園事件から7年「新しい戦前」と言われるこの時代に福祉の支援に携わるということ”。セミナーの内容は、以下のとおりです。
昨今、社会保障費の減額が巧妙に、ときに露骨に断行されています。一方では安楽死をテーマにした映画や認知症高齢者の大量殺傷を描く映画がつくられています。
「高齢者は集団自殺すべきだ」という発言もネットを騒がせました。若い世代はこれから自分たちへ課せられている社会負担の重圧を少しずつ声にしていくのではないかとも思われます。
高齢の側の人たちにも迷惑をかけないうちにきれいに死にたい、という風潮が広がっています。福祉は本来、「死なずに生きていきましょう」というメッセージと共になされる社会的営為のはずですが、こうした風潮に対してどんな応え方ができるのでしょうか。
そんなことを一緒に考えていくことができればと思います。(フライヤーより抜粋)
33名(うち6名は学生)に参加いただき、講演やトークセッションを通じて福祉のあり方について考える場になりました。
「生きにくさを抱えた障害者等の支援者ネットワーク」は、貧困や障害等からくる“生きにくさ”からの脱却と“生き直し”がなされることを目的に2014年法人を設立。「生きにくさネットワークセミナー」開催等によりその普及に尽力している。
「生きにくさネットワークセミナー」を開催しました!
一般社団法人カドリー・コアラズ(三鷹市)
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「カドリー・コアラズ」は、コアラの子育てのように、全身全霊で子どもを育くみ、寄り添い、見守り、独り立ちさせる存在でありたいと2018年に法人を設立。信条は、「一人一人の価値を認め、活かし、手を携えて未来を創造し、人類をアップグレードできる子どもたちを応援します」。愛をもって人類をより豊かにすることを目的に、希望を持てる未来を創造する活動を展開している。 |
2023年7月15日(土)、スクール(体験会)を開催しました。本スクールは、地域の子どもたちを対象に実施。デジタルコンテンツに触れながら文章の打ち込みや英語レッスン、プログラミングを活用した動画作り等を体験する学びの場です。
デジタルネイティブな子どもたちだからこそ、デジタルエクスプレッション(電子表現)に触れて、自己表現ができる学びの場になればと企画しました。
当日、子どもたちは、英語でパソコン操作をすることに興味津々。スクラッチプログラミングは、先輩先生として小学4年生のJ.N君を招致して、
クラスの係活動として作ったScratch(スクラッチ)のPR動画についてプログラミングしたデータを見ながら作り方を説明してもらいました。
保護者からは、子どもたちが楽しく没頭している様子に大変驚いた様子で、今後もSTEAM教育の一環として展開していってほしいといった期待のコメントを多数お寄せいただきました。
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スキルノート(府中市)
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「スキルノート」は、生き方・はたらき方をより良くするための知識・スキル習得や行動変化の支援をしているパラレルキャリア・ワーカー。2013年に個人事業として活動を開始。 教育研修に関する学びの場づくりを企画自治体や非営利団体、企業等との連携により企画・実施している。 専門領域は、コミュニケーション・ファシリテーション・多様なキャリア支援。オンラインを活用して約400回7,000人超の参加実績がある。 |
2023年6月3日(土)、「LIGHT UP LOBBY」(府中市)でワークショップを開催しました。参加者が実現したい“自分らしい生き方・はたらき方”を見つけるきっかけを提供することを目的にワーク形式で実施するものです。
当日は荒天明けの青空とけやき並木の緑の下、定員を上回る22名に参加いただきました。ワークブック「スキルノート®」を用いて自分自身のスキルや必要な知識を整理。
今後達成していきたい目標を設定し、他の受講者との対話を通じて視野を広げ、考えを深めることで、自分自身が果たすべき期待役割を明確にしていただきました。
自分の“本当の好き”を見つけたり、“新しい何かに挑戦する”ことを決意したり。その内容や手段は異なるけれど、どこか価値観を共有している仲間との出会いの場にもなったようです。
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特定非営利活動法人ツナグバズクリ(国分寺市)
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「ツナグバズクリ」は、人と人のつながりの希薄さが大きな課題として叫ばれて久しい昨今、自分らしく自由につながることのできる温かで優しい場所を育んでいくことが、未来のまちづくりの一助になると一念発起し2015年に法人を設立。 2016年、国分寺市に「カフェいろいろ びより」をオープン。“ツナグバヅクリ”に向けた活動に尽力している。 |
助成金を活用して、懸案点があったホームページのリニューアル(2023年7月26日新サイトをアップ)をしました。
改善点は3点あって、
1つめは、今まで掲載ができなかった日替わりの店主さんや、まいにちマルシェ(委託販売)等の施設利用者のみなさまの情報を、個々にわかりやすく紹介することができるようになったこと。
2つめは、「カフェいろいろ びより」のアクティブユーザー(主体的な利用者)の活動支援をホームページで積極的にできるようになったこと。
3つめは、リニューアルに伴い、カレンダーやギャラリー等の毎月の情報更新を、スタッフの手でできるようになって、メンテナンスもしやすくなったことです。
ホームページとSNSを有効な情報発信とコミュニケーションツールに活用することができるようになりました。新たなホームページは、スマートフォンでも見やすくなったと好評です。
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特定非営利活動法人日本ピーススマイル協会(新宿区)
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「日本ピーススマイル協会」は、2018年に法人を設立。“最高の教育は人を生かす教育”という哲学のもと、主に青少年の自殺とうつを予防し、なくすため、特にbeingとdoing両面の自己肯定感と幸福度、人間性を高めるワークショップ型プログラムを提供している。 |
助成金を活用して、2つのワークショップと活動報告会を行いました。1つめは、2023年6月24日(土)に開催した「バナナでフェアトレードとフードロスを考える」です。講師に埼玉大学の教授をお招きし、
フィリピン産規格外パランゴンバナナ(フェアトレードバナナ)を使ってジュースを作るワークを実施。美味しく楽しく学べるイベントです。2つめは、2023年8月18日(金)に開催した「簡単にできるアートフラワーのプレズリウム作り」です。
材料は、新宿区の造花・ドライフラワー・花材・インテリア雑貨を扱う企業に協力いただき、オリジナルのプレズリウム作りが行われました。
なお、いずれのワークショップも、ワークだけでなく、青少年向けの自己肯定感向上に向けたセミナーを後半に合わせて行い、その普及に努めました。
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ねりまワインプロジェクト(練馬区)
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「ねりまワインプロジェクト」は、プロジェクトを2018年に始動。練馬産ぶどうによる“地産地消だから”ではなく”美味しいから“選ぶクオリティの高い地域ブランドワインを開発。 23区最大の農地を誇る練馬区を「食農文化のまち」としてアピールする活動に従事する。また、ぶどう栽培からワイン醸造まで関わる「ねりまワインファームメイト」を募集。 ワイン造りの工程や完成したワインを楽しむイベントを随時企画・開催している。 |
助成金で畑の資材の設置、メンテナンスを行い、ヨガイベントや葡萄の芽のてんぷらを食す等のイベントを開催しました。
参加者にも「食農文化のまち」を堪能いただけたようで、これからも練馬の畑を通じて地域がつながるイベントを企画できればと思います。
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