Home > あなたの将来の財産が詐欺集団に狙われています

あなたの将来の財産が詐欺集団に狙われています

東京シティ信用金庫は、皆様の財産を守るために詐欺対策に必死で取り組んでいます。

 年老いたご両親から、次の世代に引き継がれるはずのあなたの将来の財産が狙われ、騙し取られようとしています。
それを本気で止められるのはご家族の方しかおりません。今すぐにご両親が詐欺被害にあわないために、家族の方々でお話し合いをして下さい。それが振り込め詐欺にあわないための究極の防衛手段です。本物の家族かどうか確かめなければならない時のために、ちょっとした合い言葉を決めておく、また必ず確認の電話をかけるだけで、多くの詐欺に対抗できます。信用金庫はお客様に最も近い金融機関で振り込め詐欺防止の取組も全力を挙げて取り組んできました。それでも、詐欺の被害に遭っている高齢者の方が、後を絶ちません。詐欺の様態としては、金銭の引き渡し方法が、振込・郵便利用・代理の者が取りに来る等様々な手口の変化があるのですが、騙しの手口としては決まったパターンがあってそれほど変化しません。


  1. 携帯電話の番号が変わったと事前に電話が入る。前の番号に電話をかけさせない為です。
  2. 他人に話すのが恥となる理由を挙げて、金を用意させる。または上手すぎるもうけ話で金を用意させる。
  3. 金融機関で、妨害されるからその場合にはこう返事するという擦り抜けテクニックを授ける。
このように一般の方が考えているより遙かに簡単な手口と言えましょう。



  1. 電話では低音と高音がカットされていて親子でも相手を識別することは難しい。
  2. 高齢の方は高音を聞き取れなくなっています。加齢によって聴力は落ち、高い音から聞こえなくなって来ます。声の特徴は高音の部分に現れますので、電話の声だけでは誰か分からないのです。さらに、「子供の声なんて久しく聞いていない」とおっしゃるご両親が多い事も、詐欺犯の声を子供の声と思ってしまう原因になります。
  3. 普段、立ち寄りもしない子や孫が、ピンチに陥って私を頼っている。なんとしても助けなければいけない。この親心につけ込んで来ます。振り込め詐欺の最も卑劣な点です。
 
 金融機関は、振り込め詐欺事件の波打ち際と言われています。そして食い止められるのは窓口だけだとも言われています。東京シティ信用金庫では、電話口用注意喚起スタンドや振り込め詐欺防止バッチを着用しての呼びかけ、防止訓練等を実施して防止活動を続けています。
対応手順も決められています。時にお客様からご叱責戴き、取引解消をお申し出戴くこともあるほどの対応を行っています。詐欺にあって振り込んでしまった時のお客様の落胆とショックを経験しておりますし、一旦詐欺犯の口座に振り込まれたら、お金はほとんど戻ってこないのを金融のプロとして、よく知っているからです。
 しかしながら、それでも振り込め詐欺被害が無くならないのが実情です。
 
 


 千年に一度の東日本大震災が現実に起こったように、振り込め詐欺の電話は必ずかかって来ると言って過言ではありません。実はこのお話しを申し上げている私の母には「息子の女性関係の清算金を振り込め」という電話が、また私の妻には「過払い税金の払い戻しをするから、すぐ携帯電話を持って取引金融機関のATMへ行け」という電話がかかってきました。
他人事ではありません。数百万円の被害からご家族を、また将来のあなたの財産を、振り込め詐欺被害から守らなければなりません。
 

  1. 「去年、温泉に行ったのはどこだっけ?」

    「伊香保だよ。」

    ご家族しか知らない情報です。

  2. 「おまえが鉄棒から落ちたのは中学の時だっけ?」

    「それは高校の時だよ。」

    ご家族しか知らない出来事です。
 
このような合い言葉を決めておくだけで、多くの詐欺を防ぐことができます。
 

これはご両親様へのお願いです。
  1. 本当に電話番号が変わったのなら、しばらくの間は電話はかからないはずです。呼び出し音が鳴るならば、ご家族からの電話ではなかったのかもしれません。
  2. 振り込まれたお金は、犯人が捕まったとしても、ほとんど返っては来ません。まだ振り込んでいない今こそ本当にお子様からの電話であったのか確認する必要があります。振り込んだ後では、騙されたことすら誰にも話せない状態に追い込まれることが普通です。
上記の2点をお願いいたします。お子様の側からお話をしていただく方が、話し合いがうまく進みます。
 

ご家族とご自分の財産を振り込め詐欺被害から守るために、東京シティ信用金庫より重ねてお願い申し上げます。




▲このページのトップへ
トップページへ戻る