ごあいさつ


平素より豊田信用金庫をお引き立ていただき、誠にありがとうございます。
さて、2025年度の経済動向を概観いたしますと、国内では、企業収益や設備投資の改善、賃上げの進展などを背景に景気は緩やかな回復基調を維持した一方、物価上昇の影響や中小企業の回復の遅れなどの課題も見られました。また、米国を中心とした相次ぐ関税措置の拡大や見直しに加え、2026年2月末における米国・イスラエルによる軍事行動を契機とした中東情勢の緊迫化による資源価格の高騰や為替の変動など、複数の外部要因により経営環境に大きな影響を受けました。
こうした経営環境の中、預金につきましては、期末残高で1兆8,482億円(前期比390億円2.0%減)となりました。預金残高減少の主要因は、公金預金入札金利の急騰を受け、経済合理性の観点から落札を見合わせたことで、公金預金が減少したことにあります。一方で信頼のバロメーターである個人、法人のお客様からの一般預金は540億円増加し、安定した預金基盤を維持しております。また、貸出金につきましては、事業者の皆様への継続支援ならびに住宅ローン等の供給に努めた結果、9,844億円(前期比297億円3.1%増)となりました。
収益面では、市場金利の上昇等に伴い、貸出金利息収入や預け金利息収入が増加したほか、終身保険の利率上昇や新NISA制度の普及を背景として預かり資産販売が堅調であったことから役務取引等収益が増加いたしました。
一方で費用面では、政策金利の引き上げ等の影響から預金支払利息が増加し、また、投資効率改善を目的としたロークーポン債券のロスカットを行った結果、業務純益は1億円(前期比34億円94.9%減)となりました。しかしながら、経常利益は31億円(前期比7億円18.3%減)、当期純利益は23億円(前期比5億円17.6%減)を確保しており、金庫の収益性に特段の懸念はございません。
今期が最終年度となる中期経営計画「Challenge for TX(とよしんトランスフォーメーション)2024」に取り組み、ビジョンとする「これからもずっととよしん」のもと、お客様に選ばれる金庫、職員が働きたいと思う金庫、地域とともにあり続ける金庫を目指してまいります。
引き続きなお一層のご支援ご鞭撻を賜りたく、謹んでお願い申し上げます。
2026年7月
