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あきしんについて


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ごあいさつ

理事長 平野 敬悦

皆様には、平素より秋田信用金庫をご愛顧いただき、厚くお礼申し上げます。

 さて、2022年度の県内経済は、引き続きコロナ禍が回復の阻害要因となり、消費行動の回復ペースは年間を通じてみれば緩やかなものになりました。さらにはロシアによるウクライナ侵攻を契機とした国際的な原材料価格の高騰や日米の金利差を背景とした急激な円安の進行に伴う物価上昇によって企業収益が圧迫され、設備投資や賃金の抑制要因になりました。家計については、ガソリン・電気代や食料品等、生活必需品の価格上昇が個人消費を下押しするなど、先行き不透明な状況が続いております。

 このような状況下、当金庫の2022年度決算は、預金は、個人および一般法人預金ともに増加し、前期比1,030百万円の増加の138,644百万円となりました。貸出金は、コロナ関連融資等の資金繰り支援の継続取組みや大口設備資金等の実行により前期比2,818百万円増加の76,748百万円となりました。

 経常収益は、平残の増加や市場金利の上昇等から貸出金利息および有価証券利息配当金等の資金運用収益が増加し、貸倒引当金や睡眠預金払戻損失引当金の戻入益が減少したものの、前期比147百万円増加の2,226百万円の計上となりました。一方、経常費用は、個人ローンの増加に伴う保証料の増加や店舗新装等に伴う経費面の増加のほか、貸倒引当金等の信用コストの増加により、前期比138百万円増加の1,966百万円の計上となりました。
 この結果、経常利益は、前期比9百万円増加の259百万円の計上となりました。また、遊休資産の売却益の計上や固定資産の減損等の減少から特別損益は前期比25百万円の増加となり、法人税等および法人税等調整額63百万円計上後の当期純利益は、前期比31百万円増加の191百万円となりました。
 金庫本業の利益を示すコア業務純益は、資金運用収益の増加を主因に前期比151百万円増加の370百万円の計上となりました。
 自己資本比率は、利益計上による自己資本額の増加等から、前期比0.01ポイント上昇し12.27%となりました。また、不良債権比率は、長引くコロナ禍や物価高の影響を受けた事業者のランクダウン等により不良債権残高が増加したことから、前期比1.11ポイント上昇し5.03%となりました。

 中期経営計画の最終年度となる2023年度は、社会経済活動の正常化が進む一方で、不確実な経済環境にある取引先企業の資金繰りを支え、ウィズコロナの下で、本業支援の継続的な取り組みと外部環境の変化に取引先企業が適切に対応できるよう様々な支援を徹底することで、企業および地域の創生、活性化に貢献してまいります。また、デジタル技術を活用した利便性の高いサービスの提供やデジタル化による金庫業務の効率化、NISA制度の抜本的拡充・恒久化への対応など、業務変革へ取り組んでまいりますので、変わらぬご支援ご鞭撻をお願い申し上げます。

2023年6月
理事長 菅原 浩

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