
2025年3月13日
こんにちは。人事部の菊池です。
先日、当金庫初の試み「ダイバーシティ研修(障がいのある子どもたちと保護者から学ぶ研修)」を開催しました!
ダイバーシティ(Diversity)は、日本語で「多様性」のこと。
人種や価値観等、異なる属性を持った人々が組織や集団において共存している状態を示していて、SDGsの普及もあり聞きなじみのある言葉になりました。
当金庫も人に地域に未来に“やさしい”協同組織金融機関として、多様性を組み入れた人財育成と文化醸成に努めていて、先日こちらでご案内した体験型の「車いす研修」等の新たな研修を実施しています。
今回の研修は、障がいのあるお子さまとその保護者の方々をお招きしての体験型研修で、初の試みでもあります。
カラフルモデル(株式会社華ひらく所属/障がいのあるキッズモデル)や保護者の皆さまとお話して、相手の立場や状況に共感し、思いやりのある行動ができる人財を育成しようと企画しました。
会場には、5~11歳のカラフル先生(研修内での名称)7人と、その保護者の皆さまにお越しいただきました。
参加した入庫2年目の職員51名は、普段の生活のなかで子どもや障がいのある方と触れ合う機会が少ないため、どうすればいいのか戸惑ってしまうのでは?と思いきや、いざ研修が始まってみると、「こんにちは~」、「かわいいね~」と心配をよそに自然と笑みがこぼれ、風船やお絵描き、駄菓子屋さんごっこ等、子どもたちと一緒になって楽しんでいました。
そもそも障がいの有無で構えてしまう心が、無意識に大きな壁を作っているのかもしれません。
保護者の皆さまからは、お子さまの障がいに気づいた時の心境や、家族の反応、普段の生活のこと、支援学校のこと等をお話しいただきました。
研修を通じて、見た目で障がいの有無を判断することが難しい方もいらっしゃることや、「声掛け」だけでも救われる気持ちになるといったこと等、様々な学びがありました。
研修を終えて、参加した職員からは「一方的なコミュニケーションではダメで、相手をよく見て、知ろうとすることが大切なんだと実感した」、「自分の思い込みや、視点の違いに気づかされた」等の感想がありました。
「声かけ」に躊躇して次の行動に移すことができなかった職員も、今回の研修への参加を通じて、障がいの有無に関係なく「相手の話をよく聴き、理解し、思いやり、行動する大切さ」を習得してくれたようです。
今回研修に参加した職員は4月からは入庫3年目となり、お客さまとの接点が増えていく営業活動や生活のなかでこの体験を活かして、今までできなかった「声かけ」をしてみる等、意識が変わって行動してくれたらうれしいです。