ごあいさつ

 平素は、当金庫に対しまして格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
 昨年度のわが国経済は、金融市場では、日本銀行が2024年3月にマイナス金利政策を解除し、7月に政策金利を0.25%へ引き上げ、更に本年1月に政策金利を0.50%へ引き上げ、日本全体で緩やかな景気回復を維持してきました。
 このような中、すべての人が「安心と安全」を感じることができる、そういう日本を作るには、2024年9月に誕生した石破内閣が掲げる基本方針「5つの守る」であります。1.「ルールを守る」、2.「日本を守る」、3.「国民を守る」、4.「地方を守る」、5.「若者・女性の機会を守る」であります。「5つの守る」を実現し、未来を創り、未来を守ることを国民全員が期待しています。
 当地方に本店を置く唯一の地域金融機関として、本年6月9日に金庫創立103周年を迎えることが出来ました。これもひとえに地域の皆様のご支援、ご愛顧の賜物と感謝し、その先の更なる100年へ繋げてまいります。
 「ひたむき こだわる 正々堂々 礼儀正しい」を経営の原点に置き、当地方の金融を担っている事を自覚し、コンサルティング機能を充実し、成長性を見極めて、金融仲介機能を発揮して、地域経済の成長・活性化に寄与することが当金庫の使命であります。取引先の資金繰りを支え、事業継続を徹底的に支援し地元経済の回復に努めてまいります。
 当金庫は、「中期3か年経営計画」に基づき、地域に対する責任と使命を自覚し、貸出金を中心とした確固たる収益基盤を確立するため、覚悟を持って自らを変革してまいります。
 また、地域金融機関としての当金庫の方向性は、「原点回帰」であります。「原点回帰」の具体的な行動とは、①貸出金を中心にした収益の確保、②お客様との信頼関係の強化、③経費削減、④人材育成、⑤100周年企業であります。
 当地方の発展・成長のために、当金庫しかできない「地域貢献」があります。いつも地域の活性化のために役職員は何をなすべきかを常に考えて、特に創業・事業承継・経営支援に重点を置き、コンサルティング機能の向上に力を入れてまいります。
 2024年度よりスタートした『中期3か年経営計画 ~革新と変革の軌跡 中期計画が描く未来の姿~』のもと、「持続的な収益・財務基盤の確立」「組織改革・意識改革の実現」「DX推進」「地域的・社会的課題への対応」を4つの柱として、当金庫がこれまで以上に地域での存在感を高めていくことを目指し役職員が一丸となって努めた結果、預金1,152億円、貸出金502億円、当期純利益259百万円、自己資本比率23.85%、不良債権比率3.74%と健全性を維持することができました。これもひとえに会員ならびにお取引先各位のご支援、ご愛顧の賜物と厚く感謝申し上げます。
 当金庫は、コンプライアンス態勢の一層の充実強化を図り、地域・規模・特性等を踏まえた統合的リスク管理態勢(内部統制の構築)の強化を推進し、地域になくてはならない地域金融機関として、役職員一同が邁進していく所存でございますので、今後とも一層のご支援、ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
令和7年7月

新宮信用金庫 理事長 横田勝之