株式会社 金澤ブルワリー
鈴森由佳
今回のゲンキまちでは、金沢市にある金澤ブルワリー代表の鈴森由佳さんにお話を伺ってまいりました。
県内出身者の鈴森さんは高校卒業後、金沢市内の民間企業へ就職。
そのかたわら、友人から誘われたパラオ旅行が大きな転機となったようです。それまでは明確な目的もないまま漫然と過ごしていた時期であっただけに、「こんな世界があるんだ!」と視野が大きく拡がったと目を輝かせて語ってくれました。
その後2年間のカナダ留学を経て帰国。
このカナダ留学が彼女の人生を変えたのではないでしょうか。
カナダで目にしたのは日常、気軽にクラフトビールを愛する人たちの姿。
ビールが苦手だった鈴森さんと、地域によってイロの異なる“クラフトビール”との出会いがそこにありました。
帰国後、もう一つの出会いがありました。
現オーナーとの出会いです。
クラフトビール製造をやってみないかと持ちかけられ。
以後、わずか数年で金澤ブルワリーを立ち上げた彼女のバイタリティとスピード感に驚かされました。
さらに同分野では国内でも著名な藤木醸造士を迎えて、飛躍へと。
現在は、定番の“ペールエール”に加え、新たに開発したグルテンフリージンジャーエールなど、製品はバラエティ豊富で、金沢市の飲食店やスーパーなどで提供しており定評が高く、オリジナルビールの製造の引き合いも多いそうです。
今後、常温ビール製造も可能となったことからお土産品としても注力していくとのことです。
「クラフト」とは英語で「技術」、「工芸」、「職人技」を意味する。
果たしてそれだけだろうか?
「出会いがすべて」
と謙虚に語る彼女。しかし、常に前を向き、恐れずチャレンジしている彼女だからこそ引き寄せた出会いなんだと感じました。ふんわりとした柔らかい雰囲気から醸し出されるその強さが大変印象的でした。
ページの先頭へ