地域の防災力向上に向けた取り組み
当金庫は地域貢献の一環として、地元地域の活力を根こそぎ奪ってしまう大災害に備えて、
防災に強い街づくりを目指し、積極的に様々な取り組みを行っております。
「防災説明会」の開催
西京信用金庫では、地域の方々に防災についての関心を深めてもらい、その効果や必要性についてご理解いただけるよう、2014年から防災説明会を様々な形式で開催してまいりました。2020年以降はコロナ禍の影響により、約4年の間、開催を自粛しておりましたが、2024年1月1日の能登半島地震を受け、改めて地域の皆さまに「防災・減災」への関心を深めていただかなくてはならないとの思いから、2024年3月より防災説明会を再開いたしました。
SDGs17の目標のうちゴール11「住み続けられるまちづくりを」に向けた取り組みとして、今後も地域の皆さまと共に「地域防災力向上に向けた取り組み」を継続していきたいと考えております。
災害時生活必需品などの備蓄状況
2014年6月より取り扱いを開始した「防災定期預金」は、販売総額に 0.01%を乗じた相当額を当金庫が負担し、災害時生活必需品(簡易トイレ、紙おむつ、生理用品等)を購入して本部をはじめ拠点となる営業店に備蓄しております。
大きな災害があった際には、地域の方を中心に、本支店近隣の皆さまへ災害時生活必需品を配布させていただきます。
今後も災害時生活必需品の備蓄をさらに拡大し、地域の防災力向上の一役を担ってまいります。
防災定期預金
2024年7月31日現在
鷺宮支店
西京防災融資『そなえ』
耐震改修工事資金融資
- ※上記パンフレットに記載された金利は期間限定のため、
現状の金利と相違する場合がございます。
2025年3月17日現在
「防災対策融資商品」
東京都と連携した金融機関提案融資「西京防災対策」の取り扱い
当金庫の防災対策融資商品として、東京都と連携した西京防災対策『そなえ』は、耐震診断機関等と連携し都内事業者の防災対策の問題解決に資する融資制度として、当金庫が東京都に提案し採用された当金庫独自の「金融機関提案融資」です。2024年10月より、資金使途を追加し制度拡充をして新たに取扱いを開始いたしました。また『そなえ』と併用することで返済期間を延長し、毎月の返済負担額を軽減可能とする当金庫独自融資『そなえⅡ』も取扱っております。また1981年5月以前(旧耐震基準)の木造建築物を対象とした『耐震改修工事資金融資』など、お客様の防災に対する様々なニーズにお応えし、最近では社会問題化している「空き家」対策問題にも対応する商品も取り揃えております。
JICAの依頼による海外防災担当者の迎え入れについて
当金庫はJICA(独立行政法人国際協力機構)からの要請を受け、2017年11月より海外行政機関の防災責任者(延べ98カ国、政府閣僚含む154名)の方々を受け入れており、数多くの国の方々に当金庫の防災における取り組みをご紹介しております。
視察に来られる国々の防災情勢は様々で、政府の防災計画が整備されていても民間企業と行政の連携については試行錯誤の段階である国も多々あります。視察団の方々は、地域金融機関として行政と連携して防災対策を積極的に推進している当金庫の体制が、革新的として興味を持たれ、自国の行政責任者として防災活動のヒントを得たいとの強い思いを有しております。2020年2月以降は新型コロナウイルス感染症の影響により、約3年視察の実施はありませんでしたが、2022年12月から海外視察団の方々の受け入れを再開しました。視察団の方々からは自国の環境等と照らし合わせた率直な疑問・質問をいただき、活発なディスカッションが行われました。