経済系の学部ではありませんでしたが、就職活動では一般企業はもちろん、銀行や保険会社などをいくつか回っていました。最終的には将来性を考えながら金融機関に絞って活動し、地元に拠点を置く当金庫を選びました

採用面接のときの雰囲気が良く、他の会社と比べ親身に話を聞いてくれていると感じたからです。

入庫当初は事務職として預金窓口を担当していましたが、当金庫のコース転換制度により総合職へ転換しました。現在融資窓口での顧客対応として、マイカー、教育、住宅といった各種個人向けローンの申込受付を行っています。また、事業性融資の申込受付。預かり資産の受付業務を担当します。

住宅ローンや事業性融資で実際にお客さまの口座に入金になるまでには、お客さまとの面談を重ねる必要があります。個人のお客さまの住宅購入という大きなライフイベントや、法人のお客さまの事業のための資金借入に携わったときに、達成感を感じました。

融資係になって１年半経ちましたが、融資事務を遂行するための知識、融資窓口応対のための商品知識、保険や投資信託といった預かり資産の説明するための知識を習得・維持することが大変です。

新しい業務に就くときには研修を受けますが、それ以外にも資格を取るための勉強を自主的に行っています。融資係では営業担当から回ってきた案件を精査するにあたり、財務知識を身に付ける必要性を強く感じています。財務関係はなかなか難しく一筋縄ではいきませんが、総合職にコース転換したからには、しっかりと理解できたうえで営業に出れるよう頑張りたいです。

預金窓口での預かり資産の声掛けをしたことをきっかけに、営業に出たいと思うようになりました。預金窓口では、私が持っている知識や提案できることは、来店されたお客さま一人ひとりに平等にお伝えすることを意識して声掛けをしていました。その中で、預かり資産の提案だけでなく、もっとさまざまな角度からお客さまの課題解決ができるようになりたいと思うようになりました。

メリハリのある職場だと思います。周りの職員の方々の熱心に仕事に向かう姿勢に刺激を受けながら、日々の業務に取り組んでいます。そうした中でも「楽しむところは、思い切り楽しむ」。そんな職場だと感じています。

とにかく知識を吸収することです。営業に出ることを意識して、現在融資係の仕事をしている中で、できるだけ多くの知識や経験を吸収したいと思いながら仕事をしています。

女性総合職として周りから認められる存在になることです。総合職は事務だけに限定されず、営業に出ることもあれば本部の業務もありますし、窓口、後方事務と、どの職場に就く可能性もあるという、男性と変わらない立場で働くという立場です。

まだ女性総合職は多くありませんが、後輩の模範的な存在になれたらと思っています。

窓口を担当しているときに、預かり資産の窓口販売が少しずつ浸透し始めてきました。当初お客さまに対してセールスをすることに前向きになれなかったのですが、ある営業さんに「お客さまに持っている知識を平等に提案することは一つの仕事で、それをどう判断するかはお客さま」と言われたことをきっかけに、自分の売りたい目的ではなく、お客さまのために提案するという思いで声掛けをはじめました。すると、お客さまも私の話をよく聞いてくださるようになりました。そうした中で「来店したお客さま以外にも、私が持っている知識や提案したい思いを話せる立場で、お客さまの課題を解決したい」。そんな気持ちが大きくなったことから、営業として外回りができる総合職へのコース転換試験を受けました。

案件の流れを把握することです。融資事務では自分の案件だけでなく、他の営業さんが持ってきた案件の管理を行うことも一つの仕事です。スムーズな融資実行ができるように、事前準備やそれぞれの案件の期日管理をすることを心掛けています。

まずは、一人前の営業担当になることです。目指すはお客さまにいくつも選択肢を提示できる知識の深さ、事業性の融資のプロである融資係の上司です。お客さまのことを第一に考えながら、目標に向かってシビアに達成していく姿に一歩でも近づけるよう、知識の習得に努めています。

窓口のときには自然体を心掛けることを一番に考えていました。例えば商品チラシを取る仕草でもお客さまは反応するので、チラシは手元から出せるよう常に準備していました。そうすることで自然に話しかけることができましたし、お客さまの反応も良かったです。

自分の言い回しで、一言考えておくというのはあります。人の言葉を参考にしつつですが、やはり自分の言い回しでないと伝わらないことってあると思います。堅苦しくない、分かりやすい言い回しを意識しています。

窓口のときは「明るく笑顔で」。笑顔だけは誰にも負けずにいようという思いでした。融資係になってからは、とにかく「知識を増やすこと」です。自分の持っている知識の中で私なりに選択肢を考え、お客さまとの話の中から一緒に最善の方法を導き出していきたいです。そうなりたいと思っています。

「やりとげた」と思う経験をすること。自分の興味のあることや、好きなことをとことん突き詰めることができるのは、時間があって自由な学生のうちにしておくのがいいと思います。