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八王子支店「東京高専の社会実装教育フォーラムに参加しました!」

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こんにちは。八王子支店の谷本です。
先日、東京工業高等専門学校(八王子市/以下東京高専)で行われた「令和3年度 社会実装教育フォーラム」(当金庫「地域みらいプロジェクト」支援イベント)に参加させていただきました!

社会実装教育とは、イノベーション型の技術者育成のための教育プログラムだそうで、具体的には、3ステップ (1.課題発掘・プロトタイプ(試作品)の制作、2.1のユーザー評価の聞き取り、3.2の評価をプロトタイプ改良に活かす)により、 学力の3要素(①.知識・技能の確実な習得②.①をベースにした思考力・判断力・表現力③.主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ大切さ)を培おうというものです。

私が見学した「社会実装教育フォーラム」は、年に1度、全国規模で行われる一大イベントです。 フォーラムといってもディスカッションだけでなく、参加者の中から技術賞などが選ばれるコンテスト形式で行われます。 学生さんは日ごろの(社会実装教育の)取組みを創意工夫で発表し、審査員である専門家は疑問点を抽出。質疑応答後、総括コメントを学生に伝えます。
今年は全国から18高専の62チームがエントリーして3月4日(金)・5日(金)の2日間、オンライン形式で開催されました。私は東京高専の4チームの発表を現地で見学させていただきました。

私が印象に残った発表は、「八王子市の浅川地下壕の保存を目的とした3次元地図の作成」です。
浅川地下壕は、太平洋戦争末期に八王子市に作られた総延長10キロともいわれる国内最大規模の防空壕で、当時は飛行機工場の疎開先としてゼロ戦のエンジンなどを防空壕内で製造していたそうです。 学生さんは身近な戦争遺産に着目して子供たちの平和教育に役立てばと3次元地図の制作にチャレンジされました。
発表を終えると皆、審査員のコメントを真剣な眼差しで聞いています。専門家の意見を反映して改善しようという意欲が伝わってきました。

私も社会人になってもうすぐ丸1年。 学生さんと同様、仕事もPDCAで改善しながら自分のものにしていかねばと再認識した次第です。そしてこれからも産学官金の連携を深めながら、新たな価値を生み出すお手伝いができればと思います。