令和5年12月
当金庫では、お客さま本位の業務運営を実現することを目指し、より良い金融商品の提供およびより良いサービスの提供を徹底するために金融商品の提供について「お客さま本位の業務運営に関する取組方針」を策定するとともに、その取組状況を確認し、必要に応じて見直しを行ってまいります。
記
- 1.お客さまの最善の利益の追求
- (1)当金庫は、お客さまに対して誠実・公正なサービスの提供を行うことで、お客さまの資産形成の一助となれるよう努めてまいります。そして、この取組みが企業文化として定着するようにして行きます。
- (2)当金庫は、この取組みを通じて、お客さまの最善の利益を図ることが、自らの安定した顧客基盤と収益の確保につながるものとして、継続的に取り組んでまいります。
- 2.利益相反の適切な管理
- (1)当金庫は、お客さまの最善の利益の追求を第一義として業務を行うこととし、顧客保護等管理方針に則り、その適切な管理を行ってまいります。特に、当金庫がお客さまから受取る手数料については、その多寡にかかわらず、お客さまのニーズに真に適した商品の提供を行ってまいります。
- (2)当金庫は、営業部門から独立した管理部署の設置および責任者の配置を行い、利益相反のおそれのある取引の特定および利益相反管理を一元的に行ってまいります。
- 3.手数料等の明確化
- (1)金融商品※の内容や手数料等費用の内訳について、それがどのようなサービスの対価かを含めて明確化し、お客さまにとって分かりやすい丁寧な説明を行ってまいります。
- ※本取組方針における金融商品とは、投資信託および個人向け国債をいいます。
- 4.重要な情報の分かりやすい提供
- (1)金融商品・サービスの販売・推奨等に係る重要な情報については、その分かりやすい提供に努めてまいります。
- (2)重要情報シートを使用して情報提供する場合には、投資信託の委託会社など、その組成に携わる事業者が販売対象として想定する顧客属性についても、提供します。商品の選定理由や利益相反の可能性のある場合の、具体的内容及び取引・業務に及ぼす影響等の重要な情報は、都度状況に応じて説明してまいります。
※重要情報シートについては、準備が整い次第導入予定です。 - (3)当金庫は、複数の金融商品・サービスをパッケージとして提案する場合には、個別に購入いただくことが可能かどうかを含め、それぞれの重要な情報についても、わかりやすく説明してまいります。
- (4)お客さまの取引経験や金融知識を踏まえ、明確、平易で、誤解を招くことのないように誠実な内容の情報提供を行ってまいります。
- (5)複雑又はリスクの高い商品の販売・推奨等を行う場合には、お客さまが同種の商品の内容と比較することが容易となるように、「投資信託ラインナップ」や「重要情報シート」を用いて、リスクとリターンの関係など基本的な構造を含めた、分かりやすく丁寧な情報提供を行います。
- (6)当金庫は、お客さまに情報提供する際には、情報をその重要性に応じて区別し、より重要な情報については特に強調するなどして、顧客の注意を促す工夫をします。
- 5.お客さまにふさわしいサービスの提供
- (1)金融商品のご提案にあたっては、お客さまの資産状況、投資経験、知識及び取引目的ご意向を確認させていただき、ライフプランやニーズに適した金融商品・サービスの提供を行ってまいります。
- (2)金融商品やリスクの内容、市場動向等について情報提供を行うとともに、お客さまの運用状況等を踏まえ、丁寧なアフターフォローを行ってまいります。
- (3)当金庫は、複数の金融商品・サービスのパッケージとしての販売・推奨を行う場合には、個別に購入いただくことが可能かどうかを含め、そのお客さまにふさわしいかどうかに留意した上で行います。
- (4)当金庫は、金融商品の組成を行っておりません。
- (5)ご高齢のお客さまへの販売については、注意喚起するとともに、個々の取引についてルールに適合しているかを審査・確認のうえ、より慎重に対応してまいります。
- (6)当金庫は、お客さまがその属性に応じ、金融取引に関する基本的な知識を得られるための情報提供を積極的に行います。そのために、当金庫職員がその取り扱う金融商品の仕組み等に係る理解を深めるよう、教育・研修等に力を入れます。
- 6.従業員に対する適切な動機づけの枠組み等
- (1)営業店や個人の業績評価体系に、金融仲介機能の発揮や、コンサルティング営業に関する項目を設け、お客さま本位の業務運営を意識した行動を評価する体系の構築に努めてまいります。
- (2)お客さま本位の業務運営を意識した行動を職員に周知し、職員研修や資格取得を継続して行ってまいります。
以上