高岡信用金庫

景況レポート

(2026年1月~3月期実績、2026年4月~6月期見通し)

今期(1~3月)は、ほとんどの業種で売上、収益ともに前期から大幅な低下となり、製造業・卸売業の一部を除く大半の業種で前期での見通し予想を下回る結果となった。

来期(4~6月)については、製造業・卸売業・設備関係業のそれぞれ一部業種を除き、ほとんどの業種で売上、収益ともに今期比上昇を見込んでいるが、長引く物価上昇、人件費等の増加に加え、中東情勢の影響や消費の低迷等も懸念され、先行きは不透明感が増していることが調査結果から読み取れる。

概況

2026年2月の有効求人倍率は、全国平均1.19倍で、前月を0.01ポイント上昇した(富山県は1.47倍で前月と同水準)。
一方、3月の国内企業物価指数(速報値)は前月比で+0.8%、前年比では+2.6%と前月から0.5ポイント拡大した。また、今期(1~2月)の消費活動指数(季節調整済・旅行収支調整済)は5期ぶりに落ち込み98.1(2015年=100)となり、前期(10~12月)比では▲0.5%であった。月別では1月98.3、2月は97.9であった。(日本銀行HPより)

当庫の調査においては、今期(1~3月)の景況感(D.I.)は、売上、収益ともに、前期を大きく下回る結果となった。

来期(4~6月)については、売上、収益ともに上昇する見通しとしている。

令和8年1月~3月期の日経平均株価は、1月から2月にかけ、衆議院解散を巡る報道や自民党圧勝を好感して上昇し、2月末には史上最高値となる58,850円に達した。3月には、中東情勢の悪化によるエネルギー価格上昇やサプライチェーンの混乱から大幅下落し、51,063円で引けた。

日経平均株価(単位:円)

 最高最低
1月54,34151,117
2月58,85052,655
3月58,05751,063

業況

今期(1~3月期)の全業種の業況(前年同期と比較した増減率の平均)は、売上額▲2.2%、売上数量▲2.8%、収益が▲2.2%となり、前期(10~12月期)との比較においては、売上額、売上数量、収益ともに1.0ポイント前後下回った。

また、今期における全業種平均での売上額D.I.は、前期より30.6ポイント低下の▲31.1、収益D.I.も25.3ポイント低下の▲27.6となり、いずれも前期を大きく下回る結果となった。

しかし、来期(4~6月期)見通しの全業種平均のD.Iで.は、売上額で今期より22.4ポイント上昇し▲8.7を予想、収益でも今期より15.1ポイント上昇の▲12.5を予想している。

売上額DI(「増加」-「減少」の社数構成比)

今期(1~3月期)の全業種総合の売上額D.I.は、▲31.1となり、前期(10~12月期)に比べ30.6ポイント低下。

来期(4~6月期)についてのD.I.は、▲8.7となり、今期に比べ22.4ポイントの上昇を予想している。

収益DI(「増加」-「減少」の社数構成比)

今期(1~3月期)の全業種総合の収益D.I.は、▲27.6となり、前期(10~12月期)に比べ25.3ポイントの低下。

来期(4~6月期)についてのD.I.は、▲12.5となり、今期に比べ15.1ポイントの上昇を予想している。

対前期比売上額DI 2025年
4月~6月
2025年
7月~9月
2025年
10月~12月
2026年1月~3月 2026年
4月~6月
予想
見通し実 績
増加した 32.8 33.2 35.4 16.3 22.6 27.0
変わらず 26.4 27.4 28.7 39.9 23.7 37.3
減少した 40.8 39.4 35.9 43.8 53.7 35.7
「増加」―「減少」 ▲ 8.0 ▲ 6.2 ▲ 0.5 ▲27.5 ▲31.1 ▲ 8.7
対前期比収益DI 2025年
4月~6月
2025年
7月~9月
2025年
10月~12月
2026年1月~3月 2026年
4月~6月
予想
見通し 実 績
増加した 24.7 25.7 30.7 15.4 18.7 22.5
変わらず 37.1 35.4 36.3 44.6 35.0 42.5
減少した 38.2 38.9 33.0 40.0 46.3 35.0
「増加」―「減少」 ▲13.5 ▲13.2 ▲ 2.3 ▲24.6 ▲27.6 ▲12.5

*このレポートは高岡市内191社、射水市内等24社、計215社について景気の現況と見通しについて調査を行ったものです。(回答177社、82.3%)

今期(2026年1月~3月)の景況レポート