高岡信用金庫

景況レポート

(2025年7月~9月期実績、2025年10月~12月期見通し)

今期(7~9月)は、卸売業、不動産業、小売業を中心に売上、収益ともに前期からの回復が見られたが、製造業の一部、木材業、サービス業では前期を下回る結果となった。

来期(10~12月)については、製造・卸売業の一部、不動産業、小売業を除くほとんどの業種で今期比上昇を見込むが、長引く物価上昇、人件費等の増加、および米国の関税政策等による先行き不透明感から、ほとんどの業種で収益の伸び悩みを予想している。

概況

2025年8月の有効求人倍率は、全国平均1.20倍で前月比0.02ポイント低下(富山県は1.50倍で前月比0.02ポイント低下)。
一方、9月の国内企業物価指数(速報値)は前月比で+0.3%と前月の▲0.2%から大きく伸び、前年比では+2.7%と前月から横ばいとなった。また、今期(7~8月)の消費活動指数(季節調整済・旅行収支調整済)は97.4(2015年=100)となり、前期(4~6月)比では▲0.5%となり、月別では、7月、8月と2カ月連続で前月比マイナスとなった(日本銀行HPより)。

当庫の調査においては、今期(7~9月)の景況感(D.I.)は、売上、収益ともに、前期を上回る結果となった。

来期(10~12月)についても、売上、収益ともに上昇する見通しとしている。

令和7年7月~9月期の日経平均株価は、7月上旬から中旬にかけて、日米相互関税交渉の先行き不透明感により、39,000円台後半で推移したものの、日米間税交渉の合意により、8月中旬には43,000円台まで上昇した。9月上旬以降、石破首相の辞意表明を受けた次期政権への期待や、米国ハイテク株高から45,000円台まで上昇し、44,932円で引けた。

日経平均株価(単位:円)

 最高最低
7月41,82639,459
8月43,71440,290
9月45,75441,938

業況

今期(7~9月期)の全業種の業況(前年同期と比較した増減率の平均)は、売上額▲1.1%、売上数量▲1.0%、収益が▲1.9%となり、前期(4~6月期)との比較においては、売上額、売上数量で若干減少した。(収益は変わらず)。

また、今期における全業種平均での売上額D.I.は、前期より1.8ポイント上昇の▲6.2、収益D.I.も0.3ポイント上昇の▲13.2となり、いずれも前期を若干上回る結果となった。

来期(10~12月期)見通しの全業種平均のD.I.は、売上額で今期より8.5ポイント上昇し2.3を予想、収益でも今期より5.6ポイント上昇の▲7.6を予想している。

売上額DI(「増加」-「減少」の社数構成比)

今期(7~9月期)の全業種総合の売上額D.I.は、▲6.2となり、前期(4~6月期)に比べ1.8ポイント上昇。

来期(10~12月期)についてのD.I.は、2.3となり、今期に比べ8.5ポイントの上昇を予想している。

収益DI(「増加」-「減少」の社数構成比)

今期(7~9月期)の全業種総合の収益D.I.は、▲13.2となり、前期(4~6月期)に比べ0.3ポイントの小幅上昇。

来期(10~12月期)についてのD.I.は、▲7.6となり、今期に比べ5.6ポイントの上昇を予想している。

対前期比売上額DI 2024年
10月~12月
2025年
1月~3月
2025年
4月~6月
2025年7月~9月 2025年
10月~12月
予想
見通し実 績
増加した 41.4 26.3 32.8 22.2 33.2 31.4
変わらず 28.2 25.8 26.4 39.4 27.4 39.5
減少した 30.4 47.9 40.8 38.4 39.4 29.1
「増加」―「減少」 11.0 ▲21.6 ▲ 8.0 ▲16.2 ▲ 6.2 2.3
対前期比収益DI 2024年
10月~12月
2025年
1月~3月
2025年
4月~6月
2025年7月~9月 2025年
10月~12月
予想
見通し 実 績
増加した 39.5 25.7 24.7 16.8 25.7 24.4
変わらず 31.1 25.8 37.1 43.6 35.4 43.6
減少した 29.4 48.5 38.2 39.6 38.9 32.0
「増加」―「減少」 10.1 ▲22.8 ▲13.5 ▲22.8 ▲13.2 ▲ 7.6

*このレポートは高岡市内193社、射水市内等24社、計217社について景気の現況と 見通しについて調査を行ったものです。(回答175社、80.6%)

今期(2025年7月~9月)の景況レポート