高岡信用金庫

景況レポート

(2023年10月~12月期実績、2024年1月~3月期見通し)

今期(10~12月)は、原材料価格高騰の落ち着きや消費の拡大、および前期(7~9月)落込の反動もあり、大半の業種で売上額・売上数量・収益ともに前期を上回る結果となった。

来期(1~3月)については、海外景気の情勢や人件費等の増加によるコスト高、および人手不足が依然として懸念されることから、小売業等を除き、ほとんどの業種で売上・収益ともに大幅な落ち込みを予想しており、先行きへの不透明感が拡大している。

なお、1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」の影響も未知数であるが、本レポートは昨年12月実施の調査に基づくものであり、地震の影響は考慮していない。

概況

2023年11月の有効求人倍率は、全国平均1.28倍で前月0.02ポイント低下(富山県は1.42倍で前月比0.01ポイント低下)。一方、12月の国内企業物価指数(速報値)は前月比+0.3%、前年比では±0.0%となり、前年比の伸び率は12カ月連続で鈍化した。

当庫の調査においては、今期(10~12月)の景況感(D.I.)は、売上、収益ともに前期比上昇となった。

来期(1~3月)については、売上、収益ともに大幅に低下する見通しとなっている。

令和5年10月~12月期の日経平均株価は、10月下旬、米国株価の下落や日本銀行による金融政策修正懸念を受け、30,000円台半ばまで下落したものの、11月には米国の中央銀行による利上げ局面が終了したとの見方から、33,000円台半ばまで上昇し、12月末には33,464円で引けた。

日経平均株価(単位:円)

 最高最低
10月32,49430,526
11月33,62531,601
12月33,68132,307

業況

今期(10~12月期)の全業種の業況(前年同期と比較した増減率の平均)は、売上額▲0.1%、売上数量▲0.9%、収益が▲0.1%となり、前期(7~9月期)との比較においては、売上額、売上数量、収益ともに増加となった。

また、今期における全業種平均での売上額D.I.は、前期より4.6ポイント上昇し▲1.2、収益D.I.は18.9ポイント上昇の2.3と8期ぶりのプラスとなったほか、3期連続の前期比プラスとなった。

来期(1~3月期)見通しの全業種平均のD.I.は、売上額で今期より26.5ポイント低下し▲27.7を予想、収益でも今期より29.4ポイント低下の▲27.1を予想している。

売上額DI(「増加」-「減少」の社数構成比)

今期(10~12月期)の全業種総合の売上額D.I.は、▲1.2となり、前期(7~9月期)に比べ4.6ポイント上昇。

来期(1~3月期)についてのD.I.は、▲27.7となり、今期に比べ26.5ポイントの低下を予想している。

収益DI(「増加」-「減少」の社数構成比)

今期今期(10~12月期)の全業種総合の収益D.I.は、2.3となり、前期(7~9月期)に比べ18.9ポイントの上昇。

来期(1~3月期)についてのD.I.は、▲27.1となり、今期に比べ29.4ポイントの低下を予想している。

対前期比売上額DI 2023年
1月~3月
2023年
4月~6月
2023年
7月~9月
2023年10月~12月 2024年
1月~3月
予想
見通し実 績
増加した 30.1 35.3 35.8 32.3 35.1 17.5
変わらず 26.4 26.5 22.6 35.9 28.6 37.3
減少した 43.5 38.2 41.6 31.8 36.3 45.2
「増加」―「減少」 ▲13.4 ▲ 2.9 ▲ 5.8 0.5 ▲ 1.2 ▲27.7
対前期比収益DI 2023年
1月~3月
2023年
4月~6月
2023年
7月~9月
2023年10月~12月 2024年
1月~3月
予想
見通し 実 績
増加した 20.5 24.3 26.8 24.1 35.3 19.3
変わらず 28.6 34.3 29.8 40.4 31.7 34.3
減少した 50.9 41.4 43.4 35.5 33.0 46.4
「増加」―「減少」 ▲30.4 ▲17.1 ▲16.6 ▲11.4 2.3 ▲27.1

*このレポートは高岡市内171社、射水市内等22社、計193社について景気の現況と 見通しについて調査を行ったものです。(回答169社、87.6%)

今期(2023年10月~12月)の景況レポート