ホーム > 館山信用金庫について [ 経営理念 / 経営方針 ]
当金庫は、昭和3年(1928)の創業以来、常に「地域と共に、皆様と共に」をモットーに、豊かで活気にあふれた地域社会を共有すべく業務に邁進してまいりました。その結果、「信用」というかけがえのない財産を構築できたものと自負しております。
共存共栄、相互扶助の精神のもと、「地域金融機関」としてお客様一人ひとりの声に耳を傾け、お客様との間に更なる支持・信頼関係を築いてまいります。その上で、皆様の期待に応えるべく、健全かつ積極的な経営に努めてまいります。
昨年の保険窓販の全面解禁や郵政民営化等金融機関を取り巻く環境は大きく変化しており、それらに対応するため金融機関には強靱な経営体質の確立が求められております。従って当金庫では、法令の遵守はもとよりリスク管理を徹底し、経営基盤の拡充・強化に努めて収益基盤を磐石な物にするなど、安定的な経営に徹することが重要課題であると捉え実践してまいりました。
さらに、地域密着金融の対応をはじめ、金融検査評定制度の対応、協同組織金融機関のあり方への対応等様々な問題が山積しております。
一方、地域に根ざす金融機関にとって、地域との共生は不可欠であり永年の課題でもあります。その手段の一つとして、地域社会の活性化や中小企業の再生・支援に如何に取り組むか、地域共同体の先導的役割を担ってその期待にどう応えるか、が成否を左右する大きな鍵となるのです。地域の評価がそのまま業績に反映されることは明白で、当金庫が培ってきた業績と信頼をさらに拡充し、より確かな経営力を具現化することで内外にアピールして行く必要があると考えます。
具体的な手段として、例年どおり以下の目標を掲示しますが、まず各種ローンおよび小口事業資金を主体とした融資の増強、リスクに見合った適正な貸出金利の確保と各種手数料の獲得、資産構成の見直し・改善等による総合的な収益力の強化、そして組織体制を見直し合理化・効率化することによる経費の節減、また内部管理態勢の整備をとおした経営管理体制の再構築を考えます。
以上を踏まえた平成20年度の経営方針は下記のとおりとします。
1.法令等遵守(コンプライアンス)体制の徹底
地域社会において揺るぎない信用・信頼そして支持を得て、磐石な経営体質を構築するためには、企業倫理は勿論、法律や各種ルール、更には社会的規範の遵守は当然であり責務と言えます。コンプライアンスマニュアルを基本としたチェックリストの活用、コンプライアンスプログラムの実施とその徹底により、厳格な企業風土の醸成と地域金融機関としての公共性を発揮いたします。 昨年9月に施行された金融商品取引法をはじめ個人情報保護法や商品内容等説明責任の問題を含めて、引き続き厳しい社会的責任を求められることになります。また、反社会的勢力の排除は社会的責任であり企業倫理として重要でありいっそう推進する必要があります。
2.収益力の強化
運用主体となります貸出金の増強如何が、本計画の成否を左右します。従って住宅ローン・リフォームローンをはじめ、マイカーローン・教育ローン等の生活密着型ローンや保証協会付融資等の小口事業資金の需要を促し成約に結んでまいります。メガバンクのリテール分野への攻勢に対抗し、信用金庫の特性を広く展開することが求められます。また債務者区分による金利設定や流動性預金の底上げ、経費の節減、そして各種手数料体系の見直しといったきめ細かい対応によって収益力の向上を目指します。
3.貸出資産の健全化
期日管理を徹底し、新規延滞の発生防止に全力を傾注いたします。また管理債権についても保証人への追及強化や追加担保の徴求、さらに預金の拘束や差押え等の法的手続き、任意担保処分などを思考する他、再生可能な企業に対しては経営支援や適切なアドバイス、改善計画に対する進捗状況のチェックなど、債務者の実態に即した対応によって劣化を防ぎ改善を図ってまいります。償却済の貸出金についても収益への関与が大きいことから、放置することなく常に見直しを行って回収に努めます。
4.営業力の強化
効率的かつ積極的な業務運営体制を構築いたします。店頭セールスや得意先活動の見直しを行い、折衝力に加えFP・FA等の有資格者を育成し、商品知識と販売技術を併せ持ち、相談業務等幅広いニーズにも即応できる販売折衝力の向上に努めます。また、取引管理や良質な商品・サービスそして情報の提供、正確で丁寧な事務処理、スピーディで親切な対応等を一体となし、CSすなわち顧客満足度の向上に努めることが重要であります。昨年の金融商品取引法の施行に伴いお客様への説明義務や勧誘方法への制約がさらに強化されましたが、職員の商品知識を高めお客さまに安心して取引をして頂けるよう対応してまいります。今後は規制緩和の浸透によって商品や業務についての自由化・多様化が急速に進むことになりますが、当金庫では地域や顧客の特性を重視し、信金業界の同一歩調商品(業務)以外には徒に拡大せず、これまで同様少品種多量販売を志向し、安定した収益基盤と営業基盤の確保・拡充に努めてまいります。
5.リスク管理の強化
コンプライアンスマニュアルの浸透とコンプライアンスプログラムの実践によって、公正・誠実な業務遂行を徹底、当金庫の厳格な企業風土を醸成してその定着を図ります。不祥事や事故等の発生回避には全力を投入いたしますが、信用・市場・流動性の各リスクについては、オフサイトモニタリング等に基づき定量的把握とその管理に努め、事務リスクについても検査精度の向上、職員の服務意識の徹底、そして事務レベルの引上げをとおしてその回避に努めます。またシステムリスクに関しては、情報資産の保護体制や関係先との連携を速やかにかつ的確に行うことで、防止或いは適切な対応に努めてまいります。
6.人材のレベルアップ
OJT・集合研修・外部研修等、効果的な教育機会を拡充し、多様化・高度化する金融業務の遂行を可能とする人材を養成いたします。特に個人金融取引の推進や債権回収に特化した人材の育成(実践的教育指導)と、同時に、顧客の発信する「真のニーズ」を把握し即応できる、幅広い知識を装備したファイナンシャルプランナーやファイナンシャルアドバイザー等有資格者の育成にも引き続き注力してまいります。こうした専門職員の養成と、職員個々の能力や適性、それに個性・持ち味・コミュニケーション能力等の人間性を加味した、総合的な「力」を保有する人材の育成もまた不可欠であります。 職員の一人ひとりが、常にその資質を磨き研鑽して能力の顕在化に努めることが当金庫の発展に直結することになります。




