
この度は姫路信用金庫創立115年目のごあいさつを申し上げることができ、これまでの皆々様のご尽力に大いに感謝いたしますとともに、かけがえのない僥倖と感じ入っております。
2025年(令和7年)は昭和から100年、終戦から80年、阪神・淡路大震災から30年と数々の節目を迎える年となります。4月からは55年ぶりに大阪で関西万博が開催され、日ごと盛況ぶりが伝わるとともに、世界文化遺産姫路城の周辺にはインバウンド観光客を交えた、多くの人々が訪れていらっしゃいます。神戸空港には国際チャーター便も離発着するようになりました。昨今の円安を背景に、コロナ禍で厳しい影響を受けた観光・飲食業界には、やや明るさが見られるようにもなりました。
一方で、東欧や中東の戦争に端を発した原油高や物価高、また国内の少子高齢化を背景とした人手不足や人件費の高騰、そして仕入れのみならず輸送費、建設費、外注費等にも今までには見られなかった厳しい上昇圧力が続いております。
そのような最中に、アメリカ合衆国で共和党大統領が再選されますと、再び関税合戦による米中貿易戦争が様々な世界市場を巻き込んで始まりました。どれほどの影響が、いつ頃現れるのか予断を許しませんが、行政の支援策も積極的に活用しながら、会員企業における被害を最小限にとどめられるよう、まずは情報収集に努めてまいりたいと思います。
これらの物価上昇圧力や景気の過熱を抑制するために、日本銀行の金融緩和政策に変更が加えられ、国内金融市場ではようやく金利が上昇局面に転じました。
姫路信用金庫では一昨年度までのマイナス金利情勢のもと、来るべき金利上昇局面への備えとして、変動金利型貸出と期間の長い定期預金へのキャンペーン金利拡充に取り組んでまいりました。
こうした地区内会員企業と姫路信用金庫の安定した成長を伴う持続可能性を探る職員の努力と、それに対する会員各位と預金者各位のご協力によって、115期の決算では堅調に収益を積み重ね、自己資本もさらに厚みを増すことができました。
7月14日に西支店がリニューアルオープンします。今までに培ってまいりました、当金庫と会員各位や地域の皆様との接点を、更に広く・深く・長くできるような、それぞれの時代に合わせた場づくりを体現し、信用金庫らしさをかなえられる店を、これからもご提供し続けたいと思います。
姫路信用金庫は今後とも末永く「すべてを郷土繁栄とともに」、皆々様と歩み続けてまいります。