投資信託は預金とは大きく違います
定期預金は一定期間お預けいただければ、満期日に元本にあらかじめ決められたお利息がプラスされてお受取りいただけますが、投資信託の場合は、一定期間経過後に収益が期待される半面、分配金が受け取れない場合や元本が目減りする可能性があります。
投資信託 | 円預金 | |
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元本の保証 | 元本は保証されていません。元本割れすることもあります。 | 元本は保証されています。 |
分配金 | 運用成績によって支払われる金額(分配金)は変化します。(分配金は支払われないこともあります。) | 分配金はありません。 |
お利息 | お利息はありません。 | 預入時に決められた利率により計算された金額(利息)が受け取れます。 |
預金保険制度の適用 | 対象になりません。 | 対象となります。 |
通帳、証書の発行 | 発行しません。代わりに各種報告書でお取引内容、お預り残高等をお知らせします。 | 発行します。 |
手数料 | 購入・換金時に手数料が必要なものがあります。また、運用期間中には信託報酬等がかかります。 | 手数料はかかりません。 |
投資者保護について
- 販売会社は投資信託受益権を自社の固有の財産と「分別管理」することが義務付けられています。投資家が持つ受益権は振替口座簿に記録され、所在が明確となることから、受益者としての権利は保護されています。
- 投資信託委託会社(運用会社)は、信託財産(投資家から預かった資産)に対する運用の指図権を有していますが、信託財産を管理したり処分する権限は有しておりません。
- お客様からお預かりした申込金は、投資信託委託会社を通じ「信託財産」として受託銀行で保管・管理され、受託銀行も自行の固有の財産と「分別管理」することが義務付けられています。
- ※以上のように投資信託は、販売会社・投資信託委託会社・受託銀行が万一破綻した場合も、「制度的」に守られています。
価格変動リスク
投資信託に組み入れている株式等の価格が変動することにより、損をしたり、得をする可能性のことです。
金利変動リスク
金利の変動により債券価格が変動するリスクのことです。一般的に、金利が下がると債券価格は上がり、金利が上昇すると債券価格は下落し、それによって損失を受けることがあります。
為替変動リスク
円と外貨の交換レート(為替レート)は絶えず変動しています。外国の株式・債券等に投資する投資信託は一般的に、為替レートが購入時より円安になると収益が増え、円高になると収益が減ります。
信用リスク
投資信託は元本割れのリスクを許容して、預金商品以上のリターンを狙う商品といえます。しかし、リスクはできるだけ避けたいものです。リスクを抑えつつ安定的なリターンを目指すにはどのようにすれば良いのでしょうか。投資のリスクを軽減するには「長期運用」と「分散投資」という方法が大変有効と考えられます。
「資産の分散」 | 「長期運用」 | 「時間の分散」 |
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ひとつの投資型商品で資産を運用した場合、その商品が値下がりすると、資産全体に影響が出てしまいます。しかし、値動きが異なる資産に分散して投資すればリスクも分散し、安定性が期待されます。 | 市場は短期間では一時的要因で大きく変動することがありますが、長期間ではこの変動リスクが軽減される傾向があります。 | 1回にまとめて投資するのではなく、何回かに分けて投資する方法です。数回に分けて購入時期を分散することにより、購入価額を平準化する効果が期待できます。 |
- 申込手数料(ご購入時)
ご購入時に直接ご負担いただく費用で、各ファンドの買付時の1口あたりの基準価額(買付価額)に、投資信託ラインナップに記載の手数料率(最大3.3%、消費税込み)、約定口数を乗じて得た額。 - 信託財産留保額(ご換金時)
ご換金時にご負担いただく費用で、換金時の基準価額に対して、投資信託ラインナップに記載の料率を乗じた額。ご換金の際には、ご換金時の基準価額から信託財産留保額(最大で基準価額の0.3%)を控除した価額(換金価額)にて換金代金が算出されます。 - 信託報酬(保有時)
保有時に間接的にご負担いただく費用で、原則として、信託財産の純資産総額に対して、投資信託ラインナップに記載の料率(概算で実質最大年1.98%程度、消費税込み)を乗じた額。日々計算され、信託財産の中からご負担いただきます。
- ※その他詳細につきましては、各ファンドの投資信託説明書(交付目論見書)等をご覧ください。なお、投資信託に関する手数料の合計は、お申込金額、保有期間等により異なりますので表示することはできません。
令和5年12月1日現在
投資の前に「3つの余裕」の確認を。
資金の余裕 | 時間の余裕 | 心の余裕 |
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生活費や比較的早い時期に使う予定のある資金は、投資には向いていません。 | 長期運用の考え方により当初の狙い通りに基準価額があがらなくても、そのまま持ち続けられる余裕も必要です。 | 基準価額が下落したとしてもあわてず、市場等の変動を冷静に判断する余裕も持つように心がけましょう。 |
※投資をする際、どのくらいの収益を期待するか、と同時に、それ相応のリスクも想定しなければなりません。期待する収益に対し、どの程度のリスクを容認できるか「リスク許容度」は、投資をする人の考え方や資金の性格あるいは投資の期間などによっても変わってきますが、この「リスク許容度」を知ることも投資の心構えの一つといえるでしょう。
- 投資信託は預金、保険契約ではありません。
- 投資信託は預金保険機構、保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。
- 当金庫が取り扱う投資信託は投資者保護基金の対象ではありません。
- 当金庫は販売会社であり、投資信託の設定・運用は委託会社が行います。
- 投資信託は元本および利回りの保証はありません。
- 投資信託は、組入有価証券等の価格下落や組入有価証券等の発行者の信用状況の悪化等の影響により、基準価額が下落し、元本欠損が生ずることがあります。また、外貨建て資産に投資する場合には、為替相場の変動等の影響により、基準価額が下落し、元本欠損が生ずることがあります。
- 投資信託の運用による利益および損失は、ご購入されたお客様に帰属します。
- 投資信託には、換金期間に制限のあるものがあります。
- 投資信託の取得のお申込に関しては、クーリングオフ(書面による解除)の適用はありません。
- 投資信託をご購入にあたっては、あらかじめ最新の投資信託説明書(交付目論見書)および目論見書補完書面等を必ずご覧ください。投資信託説明書(交付目論見書)および目論見書補完書面等は当金庫本支店等にご用意しています。
- 当資料は当金庫が独自に作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。
- 投資信託は、購入・募集または換金時などに手数料がかかるものや、信託財産留保額が控除されるものがあります。なお、信託報酬などの諸費用は信託財産から支払われます。
- 投資信託のお取引の有無が、当金庫におけるお客様の他のお取引(預金・融資など)に影響を与えることはございません。
- お申込前に「ご相談シート」(顧客カード)のご記入や「契約締結前交付書面」の説明・交付をさせていただき、「重要事項およびお客様確認書」により商品内容のご確認をさせていただきます。
- ご注文の受付は原則平日の午前9時〜午後2時までに、買付・換金のお申込みが行われかつ、その買付・換金のお申込みの受付にかかる当金庫所定の事務手続きが完了したものを当日の受付分として取り扱います。この時刻を過ぎて行われるお申込みは翌営業日以降の取り扱いとなります。