平素より桑名三重信用金庫をご利用、お引き立ていただき誠にありがとうございます。

さて、わが国経済は、コロナ禍から経済社会活動の正常化が進んでおりますが、その一方で、原材料価格の高騰、高齢化の進展による慢性的な人手不足に伴う賃金上昇等、経営環境が厳しさを増すことが懸念されるなど、当地域の皆様におかれましても先行きに不安を抱えておられることと存じます。

当金庫におきましては、ゼロゼロ融資返済に伴う資金繰り支援や、各種補助金の申請支援等による事業継続にかかる様々な活動を実施しております。

また、当金庫自身も将来にわたり持続的に地域の皆様の期待にお応えしていくための財務体質の更なる強化に加え、コンプライアンス、サイバーセキュリティー対策、マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策等の強化など、経営管理態勢の改革にも努めてまいりました。

地域と運命をともにする信用金庫として「変えよう　変わろう　挑戦しよう　未来にむかって歩んでいこう」のスローガンのもと、全力で業務に取り組んできた結果、令和４年度の預金積金は7,930億円、貸出金は3,241億円となりました。収益面につきましては、本来業務の収益を示すコア業務純益が20億31百万円となり、当期純利益でも21億73百万円を計上することができました。

なお、健全性の指標の一つである自己資本比率は14.73%と高い水準を維持しております。 中期経営計画の最終年度となる令和５年度につきましては、中澤康哉が会長に、平塚信行が理事長に就任し、新たな体制で引き続き５つの重点方針にもとづき事業に取り組んでまいります

これからも皆様のご期待にお応えできますよう役職員一同努力をかさねてまいりますので、尚一層のご支援、ご愛顧を賜りますようお願い申しあげます。