ごあいさつ

皆様には、平素より萩山口信用金庫に格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
2023年度の我が国経済については、海外経済の回復ペースの鈍化の影響を受けつつも、大企業の高水準収益に支えられ、設備投資は緩やかに増加をたどっており、雇用・所得環境は改善傾向となりました。
こうした中、当金庫は、経営計画『萩山口しんきん「伴走支援力の発揮と変革への挑戦」3か年計画 ~課題解決による地域経済の回復と発展を担う協同組織金融機関を目指して~ 』の3つの基本方針「伴走支援による地域の課題解決」「持続可能な経営の確立」「SDGsに向けた取組みの推進」に沿って、3か年計画の最終年度としてお客様や地域の成長・発展等に資する諸施策に取組んでまいりました。
その結果、業容面においては、預金の期末残高が2,072億38百万円となり、貸出金の期末残高は963億87百万円となりました。
収益面においては、経常利益を2億30百万円、当期純利益を2億24百万円計上することができました。また、金融機関の健全性を示す自己資本比率は13.50%で国内基準の4%を上回っております。
先行きについては、海外経済の回復ペースの鈍化による下押し圧力を受けるものの、ペントアップ需要の顕在化や政府の経済対策の効果に支えられ、緩やかな回復を続けていくとみられますが、地政学リスクと資源高や海外経済減速の度合いが強まる場合、我が国の経済活動を下押しするリスクがあるものと考えています。
2024年度は、経営計画『萩山口しんきん「未来を拓く変革への挑戦」3か年計画』 のスタート年度となります。計画の基本方針は、「お客さまとのリレーションシップによる地域の課題解決」「お客さまのみならず職員も幸せに」「組織の革新」「持続可能な地域社会創りへの貢献」として、お客さまや地域とともに歩む存在となり、地域の人々の成長と幸せのために行動して課題解決を図り、持続可能な地域社会創りに積極的に貢献していくこととしております。
今後も、役職員一丸となって、何よりも地域の皆様のお役に立つ営業活動に徹するとともに、これからも地域活性化のための取組を積極的に行う所存でございますので、より一層のご愛顧とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2024年7月
理事長 椙山 一生