ひょうしんについて
ごあいさつ
地域貢献度の高い信用金庫をめざして
初夏の候、会員の皆様方におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は兵庫信用金庫に格別のご高配を賜り、心より感謝申し上げます。
おかげさまで、当金庫は本年4月1日に設立50周年を迎えることができました。これもひとえに、お取引先をはじめ地元の皆様からのご支援・ご指導の賜物と心より感謝申し上げます。
このたび、当金庫の経営理念、事業方針をはじめ、財務、業務内容や地域貢献活動について分かりやすくお伝えし、より一層のご理解をいただくことを願い「兵庫信用金庫の現況2024」を作成いたしました。是非ご高覧いただき、当金庫が更に皆さまのより身近な金融機関になることができれば幸いでございます。
さて、令和5年度における我が国経済は、新型コロナウイルスが5類に移行し、経済活動の正常化が一層進むとともに、物価の上昇と賃上げの動きもあり、日経平均株価はバブル期につけた史上最高値を更新しました。こうしたなか、本年3月には日銀は2%の「物価安定目標」を持続的・安定的に実現していくことが見通せる状況に至ったとして、マイナス金利解除やイールドカーブ・コントロールの撤廃を決定しました。今後も、賃金・物価情勢や景気動向を見極めながら、金融政策の方針を決定していくと考えられます。
また、地域経済を取り巻く環境は、少子高齢化・後継者不足等の根源的な問題に加え、コロナ禍で財務状況が悪化した中小・零細企業も多く、厳しい状況にはありますが、地域金融機関としての使命を全うすべく、お客様の資金繰りの安定や業務の支援等に一層注力してまいります。
このような環境下ではありましたが、当金庫は「第10次中期経営計画」の初年度として、「地域・お客様の成長と“ひょうしん”の成長の両立」の基本方針のもとに、地域密着型の営業活動を徹底し、皆様から変らぬご支援を賜った結果、令和5年度の経常利益は1,828百万円、当期純利益は1,844百万円となりました。
なお、経営の健全性を示す自己資本比率は10.88%と、国内基準である4%を上回っており、十分な水準を維持しております。
令和6年度も引き続き、1.「企業の成長支援と家計の資産形成支援の徹底」、2.「営業力強化に向けた組織運営」、3.「地域・お客様の成長を担う人材の育成」、4.「リスクテイク(信用・市場)とリスク管理の対応力強化」のもとに、信用金庫の原点に回帰し、地域の皆様のお役に立ち、地域で最も信頼される金融機関を目指し、役職員一同、努力を重ねていく所存です。
今後とも、一層のご支援ご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げまして、ご挨拶といたします。
令和6年6月
シンボルマーク
コンセプトは未来。ひょうしんのシンボルマーク「のじぎく」をモダンかつハイテクな表現にしています。アーチ状になったたくさんの丸はテクノロジーとともにお客さまのニーズにお応えしながら、お客さまとともに歩みつづけていくひょうしんと、お客さまの未来のために、ニーズにあった対応を常に心がける強いリーダーシップ精神を表しています。