会社概要

しんちゃんとしんきんかん

紀北信用金庫は、昭和23年6月に発足し、
三重県南部にある尾鷲市・熊野市・北牟婁郡・南牟婁郡・度会郡大紀町錦・
度会郡南伊勢町の一部・和歌山県新宮市を営業拠点として、
地域の皆様からの「信用」を大切にしつつ、
地域金融機関として未来に大きな夢をもって、信頼と協調のもと堅実に発展しています。

ご挨拶

理事長 森浦 克好  皆様には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
 平素は私ども紀北信用金庫に格別のご愛顧を賜り厚くお礼申し上げます。
 本年も、当金庫の令和4年度経営内容や業務内容等をお伝えする「ディスクロージャー誌」を作成いたしましたので、ご高覧賜りますようお願い申し上げます。
 はじめに、令和4年度は、長引くロシアによるウクライナ侵攻や台湾問題など、欧米各国と中国・ロシアとの対立が先鋭化し、地政学リスクが高まる中、東アジアにおいて中国・ロシアと隣接する我が国も難しい対応を迫られています。
 また、社会環境をみても、コロナ禍がその変化のスピードを加速させ、デジタル技術を活用したDX(デジタルトランスフォーメーション)への取組みによる新しいビジネスやサービスが創出され、AI(人工知能)の技術がビジネスに変革をもたらして近未来を現実化しつつあります。
 このような情勢のもと、金融環境は資源価格の高騰を背景とした物価高やインフレ抑制のため、FRB(米連邦準備制度理事会)やECB(欧州中央銀行)は急激な金利引き上げを行い、欧米の金融市場は急速に引締めに転じ、経済を下押しする景気後退への警戒感が増しております。
 一方、国内に於いては、日本銀行はデフレ脱却と安定した経済成長を目標に、金融緩和策を維持しており、海外との金利差拡大が急速な円安に繋がり、これによる輸入物価の上昇が消費者物価に影響を与えています。
 更に、人口減少・少子高齢化という構造的な問題とコロナ禍によって、人手不足にも拍車がかかり、事業環境・社会環境は大きく変容しました。
 当地域に於いても、中小事業者は、資材価格の高騰やコロナ後の経済環境の変化によって、経営改善・事業再生・事業転換などに悩む事業者が急増し、加えて、事業承継問題も深刻化を増しており、その状況に応じた適切な金融支援や課題解決に向けた取組みが急務となっています。
 このような環境下で、当金庫は、行政や地元商工会議所などと締結した「地域経済活性化包括連携協定」に基づき、コロナ禍で影響を受けた中小零細事業者に対する適切な金融支援や販路拡大、事業の再構築に向けた経営改善支援などの伴走型支援事業を推し進め、個人のお客様には、ライフワークに応じた適切な金融サービスを提供するとともに、交通安全や高齢者見守り活動、地元の少年野球・少年サッカーなどのスポーツ振興、金融教育などの地域に根差したボランティア活動を通じて、その実績を積み重ねて参りました。
 令和5年度、地域経済は大きな岐路に立っていますが、東紀州は、世界遺産「熊野古道」の中核にあり、豊かな海と山そして川に恵まれ、魚介類を中心とした食文化と人情味あふれる人々によって育まれた町が連なっています。この町で生まれ育てられた当金庫でございますが、地域との繋がりを大切に、皆様と共に引続き地域の活性化に取り組んで参りますので、今後とも皆様方の一層のご支援、ご鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げます。

以上
令和5年6月

理事長 森浦 克好

基本方針・経営方針

基本方針
地域金融機関として未来に大いなる夢を託し 、信頼と協調のもと地域と共に堅実な発展をはかる。

経営方針(経営理念・基本方針・考え方)
1)紀北しんきんは、昭和23年の創業以来、70年の歴史を歩んで参りました。この歴史を通じて脈々と受け継いで来たのは「地域の皆様とともに地域社会の発展に貢献する」という理念です。
この理念である相互扶助の精神を再確認し、協同組織金融機関としての社会的役割を全うすべく業務に邁進してきた結果、当金庫は、地域社会の発展に貢献するとともに信用というかけがえのない財産を築くことができたものと信じています。
2)紀北しんきんが長期的に発展していくためには、信用金庫経営の原点に立ち返って、地域の皆様からの支持と信頼関係を確立し、地域社会との共存共栄をはかる必要があります。
3)紀北しんきんは、永年の歴史に裏付けられた地域の皆様からの「信用」を大切にしつつ、自己責任原則に基づく健全な経営に徹し、地域社会への還元と適正利益の確保そして時代の要請に対応できる人材育成をおこない精鋭少数経営を目指しています。

当金庫の方針

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