当信金について
会社概要
紀北信用金庫は、昭和23年6月に発足し、
三重県南部にある尾鷲市・熊野市・北牟婁郡・南牟婁郡・度会郡大紀町錦・
度会郡南伊勢町の一部・和歌山県新宮市を営業拠点として、
地域の皆様からの「信用」を大切にしつつ、
地域金融機関として未来に大きな夢をもって、信頼と協調のもと堅実に発展しています。
ご挨拶
皆様には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は私ども紀北信用金庫に格別のご愛顧を賜り厚くお礼申し上げます。
本年も、当金庫の令和6年度経営内容や業務内容等をお伝えする「ディスクロージャー 誌」を作成致しましたので、ご高覧賜りますようお願い申し上げます。
さて、令和6年度を振り返ってみますと、米国のトランプ大統領の再登場によって、国 際政治は大きな転換期に直面することとなりました。
トランプ外交とウクライナ・中東情勢、米中対立など地政学的緊張と紛争の継続は、国 際秩序の崩壊の実現性を高めています。
世界経済もトランプ大統領による関税を手段とした保護主義的な政策が物価高や各国の 財政負担の増大など、世界経済に副作用を及ぼし、多くの国で成長予測が下方修正されて います。
加えて、世界的な気候変動やAIの急速な発展が、社会環境や社会構造を大きく変えよ うとしていますが、一歩間違えれば社会構造そのものを崩壊させる危機を孕んでいます。
わが国においては、不安定な政治状況と多極化が進み各国が自国の利益と安全保障を優 先する中で、多岐にわたる外交課題に直面しており、いかに信頼できる国との相互依存関
係を強化して行くかが問われています。
当地域においても、人口減少・少子高齢化に歯止めがかからず、労働力不足と生産性の 低下は市場規模の縮小や消費の低迷につながり、地域社会の持続可能性に厳しい課題を突 きつけていますが、このような環境の基で、私ども信用金庫は地域経済の再生、地域のお 客様への金融サービスの提供など重要な役割を担っています。
地元の行政や商工会議所・商工会等との連携による事業者支援や地域の文化・地域行事 やボランティア等への積極的な取組み等を通じて地域社会に貢献して参ります。
紀北信用金庫は、この地域との繋がりを大切に、皆様と共に地域の発展に取り組んで参 りますので、今後とも皆様方の一層のご支援、ご鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上
げます。
以上
令和7年6月
基本方針・経営方針
基本方針
地域金融機関として未来に大いなる夢を託し 、信頼と協調のもと地域と共に堅実な発展をはかる。
経営方針(経営理念・基本方針・考え方)
1)紀北しんきんは、昭和23年の創業以来、70年の歴史を歩んで参りました。この歴史を通じて脈々と受け継いで来たのは「地域の皆様とともに地域社会の発展に貢献する」という理念です。
この理念である相互扶助の精神を再確認し、協同組織金融機関としての社会的役割を全うすべく業務に邁進してきた結果、当金庫は、地域社会の発展に貢献するとともに信用というかけがえのない財産を築くことができたものと信じています。
2)紀北しんきんが長期的に発展していくためには、信用金庫経営の原点に立ち返って、地域の皆様からの支持と信頼関係を確立し、地域社会との共存共栄をはかる必要があります。
3)紀北しんきんは、永年の歴史に裏付けられた地域の皆様からの「信用」を大切にしつつ、自己責任原則に基づく健全な経営に徹し、地域社会への還元と適正利益の確保そして時代の要請に対応できる人材育成をおこない精鋭少数経営を目指しています。
