会社概要

しんちゃんとしんきんかん

紀北信用金庫は、昭和23年6月に発足し、
三重県南部にある尾鷲市・熊野市・北牟婁郡・南牟婁郡・度会郡大紀町錦・
度会郡南伊勢町の一部・和歌山県新宮市を営業拠点として、
地域の皆様からの「信用」を大切にしつつ、
地域金融機関として未来に大きな夢をもって、信頼と協調のもと堅実に発展しています。

ご挨拶

理事長 森浦 克好 皆様には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
 平素は私ども紀北信用金庫に格別のご愛顧を賜り厚くお礼申し上げます。
 本年も、当金庫の令和5年度経営内容や業務内容等をお伝えする「ディスクロージャー誌」を作成いたしましたので、ご高覧賜りますようお願い申し上げます。  
 さて、令和5年度を振り返ってみますと、コロナの収束とともに、社会・経済活動が正常化し、飲食・観光などの国内サービス消費やインバウンド需要などによって国内景気は 緩やかな回復過程にあるものの、エネルギー価格や食料品を中心にインフレ圧力が高進するなかで、他の先進国との賃金格差・労働生産性の低さが浮き彫りになり、実質賃金も25ヵ月連続でマイナスという厳しい社会状況です。加えて、解決の目途が立たないウクライナ戦争や中東問題、東アジアにおいても米中対立など地政学的緊張が高まり、政治・ 経済の不確実性が深刻化しつつあります。
 金融市場は、3月にマイナス金利が解除されましたが、依然、諸外国との金利差が大きく、欧米の利下げや、日本銀行の追加利上げなど、金利の動向によっては、設備投資や住宅市場、消費活動などの国内経済に大きな影響を及ぼしかねず、日本銀行には適切な政策 運営によって持続的な成長と経済の安定化が図られることが期待されます。
 当地域においても、地場産業の低迷と急激な人口減少・少子高齢化といった地域特有の課題と機会に直面していますが、女性や高齢者の労働参加や都市部からの移住・外国人労働者の受入れ、リモートワークなど多様な働き方を推進することによって、地場産業である農林水産業においては、鮮魚・水産加工品、柑橘類のブランド化・6次産業化に取組むとともに地元の森林資源を活用した木材加工などの新たな事業の創出・生産性の向上が求められています。
 このような状況下で、地域にコミットする私ども信用金庫の役割は大きく、地域密着型金融機関として地元事業者の金融ニーズに応え、その成長と発展を支えながら、個人のお客様には、預金・融資を中心とした各種金融サービスを提供し、地域の皆様が安心して生活を営むための経済基盤をサポートしつつ、地域の文化、スポーツ活動、教育支援、環境保護などの社会貢献活動に積極的に取組み、地域イベントやボランティア活動を通じて、 地域社会の発展に寄与しております。
 令和6年度は、紀伊半島を縦断する「熊野古道」が世界遺産登録20周年を迎えます。 太平洋に面した美しい海岸線、山間部の深い森林による豊かな自然環境と歴史・文化を擁 し、多くの観光スポットや温泉も点在する観光資源、加えて豊かな魚介類と広大な森林を活かした農林水産業など、東紀州は、歴史と自然が融合した素晴らしい地域です。
 紀北信用金庫は、この地域との繋がりを大切にし、皆様と共に地域の活性化に取り組んで参りますので、今後とも皆様方の一層のご支援、ご鞭撻を賜りますよう心からお願い申 し上げます。

以上
令和6年6月

理事長 森浦 克好

基本方針・経営方針

基本方針
地域金融機関として未来に大いなる夢を託し 、信頼と協調のもと地域と共に堅実な発展をはかる。

経営方針(経営理念・基本方針・考え方)
1)紀北しんきんは、昭和23年の創業以来、70年の歴史を歩んで参りました。この歴史を通じて脈々と受け継いで来たのは「地域の皆様とともに地域社会の発展に貢献する」という理念です。
この理念である相互扶助の精神を再確認し、協同組織金融機関としての社会的役割を全うすべく業務に邁進してきた結果、当金庫は、地域社会の発展に貢献するとともに信用というかけがえのない財産を築くことができたものと信じています。
2)紀北しんきんが長期的に発展していくためには、信用金庫経営の原点に立ち返って、地域の皆様からの支持と信頼関係を確立し、地域社会との共存共栄をはかる必要があります。
3)紀北しんきんは、永年の歴史に裏付けられた地域の皆様からの「信用」を大切にしつつ、自己責任原則に基づく健全な経営に徹し、地域社会への還元と適正利益の確保そして時代の要請に対応できる人材育成をおこない精鋭少数経営を目指しています。

当金庫の方針

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