理事長のご挨拶
さがみ信用金庫のホームページをご覧いただきありがとうございます。また、平素は私どもさがみ信用金庫に対して格別のお引き立てを賜り、心より厚く御礼申し上げます。
さて、世界的な天候不順やロシアのウクライナ侵攻等の影響によるエネルギー価格の高騰、円安の進行による物価の上昇が、事業者の活動だけではなく市民の消費活動にも大きな影響を与えています。また、今夏には新型コロナウイルス感染拡大による資金繰り支援策の一つである「実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)」の返済が本格化する見込みであり、引き続き厳しい経済環境は継続するものと思われます。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進んだことや5類感染症への移行により、コロナ前の水準には及ばぬものの、人の流れが戻り経済活動が動き始めています。
当金庫では、お取引先企業の経営者の皆さまにご協力いただき、「中小企業景気動向調査」を実施しております。最新の結果によると、前年同期と比較しても全ての業種で改善しており、新型コロナウイルス感染症の流行以降低迷していた業況が本格的に改善してきている様子がうかがえます。
このような中、当金庫は中期二ヵ年経営計画「『Mission!!』〜地域支援のために〜」の最終年度を迎えました。お客さまのために一歩踏み込んだ本業支援などの課題解決に取り組むためにも、当金庫は本部体制・営業店体制の変更を行い、収益構造の見直しや高度化する顧客ニーズに応えられる人材の育成に注力しております。また、当金庫の生い立ちや歴史を振り返ることで設立当初のDNAを呼び覚まし、お客さまの課題解決のために行動しております。
さがみ信用金庫は1925年に関東大震災からの復興支援を目的として設立され、おかげさまで2025年に創立100周年を迎えます。大正、昭和、平成から令和と時代は移りましたが、地域の繁栄を願う想いは設立当初から変わっておりません。私たちは地域のために何ができるかを常に考え、対話を通じてお客さまの一番の理解者となり課題を一つひとつ解決していくことで、引き続き地域金融機関として必要とされる存在であり続けたいと考えております。
これまで支えていただいたこの地域とお客さまに「感謝」の気持ちを込め、役職員一人ひとりが持てる力を発揮し皆さまからの期待に応えてまいりますので、何卒、変わらぬご支援とご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
さがみ信用金庫 理事長 遠藤 康弘