ごあいさつ

理事長 椙山 一生

皆様には、平素より萩山口信用金庫に格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

2022年度の我が国経済については、資源高などの影響を受けつつも、コロナ感染症抑制と経済活動の両立が進み、設備投資や個人消費が緩やかに増加するもとで、持ち直しの傾向となりましたが、欧米と比べてコロナ禍での落ち込みからの回復ペースは緩やかなものとなりました。

こうした中、当金庫は、長期経営計画『萩山口しんきん「伴走支援力の発揮と変革への挑戦」3か年計画 ~課題解決による地域経済の回復と発展を担う協同組織金融機関を目指して~ 』の3つの基本方針「伴走支援による地域の課題解決」「持続可能な経営の確立」「SDGsに向けた取組の推進」に沿って、3か年計画の中間年度としてお客様や地域の成長・発展等に資する諸施策に取組んでまいりました。

その結果、業容面においては、預金の期末残高が2,117億57百万円となり、貸出金の期末残高は974億19百万円となりました。

収益面においては、経常利益を4億71百万円、当期純利益を4億54百万円計上することができました。また、金融機関の健全性を示す自己資本比率は12.59%で国内基準の4%を上回っております。

先行きについては、コロナ感染症の供給制約の影響が和らぐもと、緩和的な金融政策や政府の経済対策の効果に支えられ、比較的緩やかな回復を続けていくとみられますが、資源高や海外経済減速の度合いが強まる場合、景気を下押しするリスクがあるものと考えています。

2023年度は、長期経営計画『萩山口しんきん「伴走支援力の発揮と変革への挑戦」3か年計画』 の最終年度として、初年度、中間年度に引き続き実効性のある取組を実施してまいります。

今後も萩山口信用金庫は、「豊かで活力のある地域社会づくりに貢献します」を経営の基本方針として、役職員一丸となって、何よりも地域の皆様のお役に立つ営業活動に徹するとともに、これからも地域活性化のための取組を積極的に行う所存でございますので、より一層のご愛顧とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2023年7月
理事長 椙山 一生