支え合える、仲間がいる。

相模野支店
店頭営業課長

小林 八千代
2003年入庫
CAREER
預金業務のプロフェッショナルとして「ひらしん」の窓口を支えてきた。現在は店頭営業課長として、若手中心のチームを牽引している。二人の子どもを育て活躍するママでもある。

ありがとう。その言葉があるから。

飲食店のアルバイトで誰かを笑顔にする喜びを知った。経済学部で学んでいた知識を活かしたいと考えた。「接客+金融」。そのキーワードをもとに選んだのが、「ひらしん」でした。幼いころから両親がお世話になっていたこと。窓口のお姉さんや、営業のお兄さんがとにかく優しく、親切だったこと。そんな記憶から、人生に欠かせない金融を通して、お客さまの人生に寄り添っていきたいと考えました。
入庫以来、預金業務を中心にキャリアを重ね、現在は店頭営業課長を任されています。私のミッションは、お客さま対応をより良くしていくこと。そして、正確かつ迅速な預金業務を実現することです。具体的には、チームのマネジメントをはじめ、各種事務手続きの検証、メンバーの指導・育成に至るまで、多様な業務を行います。やりがいは、お客さまに金融を通してできることを考え、行動し、喜んでもらえること。お客さまからいただく「ありがとう」の言葉は、それだけで頑張っていこうと思える活力を与えてくれています。

今、私にできることを。

私は2度の産休育休を経て、仕事を続けています。子育てと仕事を両立することは、決して簡単なことではありません。ワークライフバランスを取っていく上では、制度の活用だけでは不十分。周囲の理解や柔軟なサポートが必要になってきます。
とくに印象に残っているのは、1度目の産休育休から復帰したときのこと。預金チーフという新たな役割も与えられ、強い意気込みを持ってのリスタートでした。しかし、その気持ちとは裏腹に、現実は厳しいものでした。子どもの急な発熱で早退・欠勤することも多くなり、キャパシティーを超える日々が続くことになったのです。期待に添えるパフォーマンスが出せていない。周囲に迷惑をかけてしまっているのではないか。周囲は「気にしないで、お互いさまだから」と言ってくれていても、申し訳ない気持ちは拭えませんでした。気がつけば、いつも「すみません」と謝っている。そんな私を解放してくれたのは、信用金庫で働く女性を妻に持つ上司の言葉でした。「子どもが体調も崩すことも、子どもを優先するのも当たり前のこと。うちの妻も周りのみんなに助けてもらったんだ」「勤務時間が短いことを気にしなくていい。いる時間でその姿を見せてくれることが若手のためにもなるから」。その言葉はまるで魔法の言葉のように、私の心の霧を晴らしてくれました。今、自分にできることをしよう。そこから、私の仕事ぶりは大きく変わっていったのです。

後輩たちの、支えになりたい。

お客さまのお顔を覚えて、積極的にコミュニケーションを取ったり、後輩たちとよりよい対応をするための取り組みを考え、その成果を共に喜び合ったり……。時間が制限されていたとしても、できることはいくらでも存在します。この経験は今でも自分の支えになっていますし、これから子育てと仕事を両立していく人のための財産にもなるはずです。
子育てと仕事を「両立しやすい」と安易には言えませんが、「ひらしん」には人を思いやり、支え合っていける素晴らしい人たちがいます。それは、ワークライフバランスを実現する上で、もっとも大切な要素だと思います。もちろん、子どもの学校行事などの際には休暇も取得しやすいですし、充実した時短制度や男性職員の育休取得も進んでいます。 かつての上司やメンバーたちが私を支えてくれたように、今度は私が後輩たちの支えになる番です。マネージャーとして、長く、やりがいを持って働ける職場づくりに努めることで、一人ひとりの人財を支え、「ひらしんファン」を増やしていきたいと思っています。

MESSAGE

子育てと仕事を両立することは、大変なことばかりではありません。子どもから「働いているママ、カッコいい」なんて言葉をもらったときは、この上ない喜びを感じることができます。「申し訳ない」なんて思う必要はありません。いくらでも活躍する場はありますし、私たちは一人ではないのですから。