「選ばれる理由」をつくろう。

桜ヶ丘支店
支店長

秋葉 智大
2000年入庫
CAREER
信金マンであった父の背中を追いかけて「ひらしん」に入庫。預金、融資、法人担当など、さまざまな業務を経験し、現在は最年少の支店長として、チームを牽引している。

がむしゃらに尽くす。

今から15年前。私は、桜ヶ丘支店で電子部品の製造を営むお客さまを担当していました。設備の刷新・メンテナンスで常に大きな投資が必要となる。リーマンショックで厳しい経営環境にさらされている。そうした状況の中で、経営改善の陣頭指揮を執っていた社長が急逝。経理を担っていた奥さまと、役員として会社を支えていた息子さんが経営を引継ぐこととなったのです。
職人肌で口下手。でも、人情に厚い。脳裏に浮かんだのは、足しげく通い詰める私を可愛がってくれた社長の姿でした。そのご恩に報いたい。残されたお二人を支えたい。そんな想いに突き動かされた私は、金融機関としてできることを越えて、お客さまをサポートしていきました。事業承継をスムーズに完遂し、日常を取り戻す。経営改善に向けた支援を行い、未来への展望をクリアにする。当時はまだ若く、無我夢中でしたが、お客さまからいただいた「ありがとう」という言葉に、ホッと胸をなで下ろしたことを覚えています。

未来は、地域と共にある。

幾度の異動を経て、私は支店長として桜ヶ丘支店に帰ってくることが決まりました。そのお客さまと再会した瞬間は、何だか気恥ずかしいような感じ。けれど、かなりの時間が経っているにも関わらず、私たちの関係性はまるで変わらないものでした。「あのときは大変だったね」「あれから、こんな苦労があったんだ」。お客さまの話を聞いていると、胸の奥が熱くなっていくような感じがしました。先代のバトンを引き継ぎ、たゆまぬ経営努力を続けてきた。そんなお客さまを心から尊敬しましたし、その想いを継続して支援させていただいていることに誇りを感じました。
お客さまの課題解決に貢献すること。自らの成長にこだわり、お客さまに頼られ続けること。それこそが、この仕事の醍醐味であり、「ひらしん」が選ばれ続ける理由でもあります。私自身も、そこにこだわり抜いて、多くのお客さまと向き合い続けてきました。金融は世の中に欠かせないもの。しかし、街にはたくさんの金融機関があふれています。地域金融の醍醐味は、お客さまと末長くお付き合いし、その歴史や成長を目の当たりにできることです。地域と共に成長し、その運命を共にする。そのような関係を築いていくことが、私たちの存在意義であることは言うまでもありません。

人財の輝きを引き出す。

金庫全体の経営方針を踏まえて、エリアの特性にあった運営方針を策定し、支店のマネジメントを担う。それが支店長の仕事です。支店の顔としてお客さまから直接相談を受ける。トップセールスを実践し、営業活動にも尽力する。人財育成に努め、個人と組織の力を最大限に引き出す。マネジメントの自由度が高く、裁量も大きいため、これまでにないほどのやりがいを感じています。
桜ヶ丘支店が担当する大和南エリアの特徴は、他金融機関との競合が激しいこと。平塚市内の店舗がホームだとするなら、この支店はアウェーの環境だと言えるでしょう。そうした状況の中で、私は「お客さまから選ばれるファーストコールバンクになる」というビジョンを掲げています。そして、それを実現するためのスローガンとしたのが「対話」「考動」「成長」です。お客さまやメンバーとの相互理解を「対話」によって深め、相手のために「考え、行動」する。それぞれの人財が「成長」に喜びを感じ、お客さまに対する提供価値を高めていく。私が理想とするのはそんなチームです。トップダウンでやらされるだけの仕事なんて、楽しくないですし、そこからお客さまへの価値が生まれるとも思えません。一人ひとりの輝きと喜びを引き出すことでしか、私たちが「選ばれる理由」はつくれないのです。

MESSAGE

地域のお客さまに貢献できる。そして、多種多様な業界や人と関わることで、人間として大きく成長できる。それが、「ひらしん」の仕事です。アットホームな企業風土があるので、職場にもすぐに慣れると思います。私たちと一緒に、県央地域を盛り上げていきましょう。