「絆」は、受け継がれてゆく。

厚木支店
法人担当(総合職)

杉山 直行
2011年入庫
CAREER
入庫以来、預金、融資、営業と一通りの職種を経験。現在は、本店に次ぐ融資量を誇る厚木支店で法人担当を務める。県内有数の激戦区で顧客の信頼獲得に挑んでいる。

やりがいは、人を輝かせる。

やりがい・生きがいがあれば、人は誰だって明るくなれる。所属していたゼミの教授はそう話していました。ただ、就職活動を行う中で、私は少なからず社会に幻滅します。「うちは、社員が仲良く、アットホームな会社だよ」。口ではそう説明していても、その話をしている人も、周りにいる人もけっして楽しそうには映らない。そんな会社が多かったからです。ただ、「ひらしん」は違いました。すべての職員が楽しそうに自分の会社や仕事を語っている。若手社員と役員がフランクに会話をしている。「教授が言っていたのは、これか」。そう思えたことが、入庫の決め手になりました。
私たち法人担当の役割は、お客さまに「ひらしんファン」になっていただくことです。そのためには、お客さまのビジネスに確かな価値を提供する必要があります。しかし、見ず知らずの人間に経営やお金という重要な相談をしていただけるかというとそうではありません。まずは、法人担当が人として信頼されることが前提となります。足しげく訪問を重ね、ビジネスはもちろん、どのような小さな課題に対しても、丁寧に対応していく。その結果、お客さまから「杉山さんに会えてよかった」と言っていただけたときには、この上ないやりがいを感じることができるんです。

お客さまに育てられている。

私がとくにお世話になっているのが、酒類販売業を営むお客さまです。大正8年の創業以来、地域に愛され続けている「老舗の酒屋さん」で、「ひらしん」とは親子二代にわたってお付き合いをいただき、これまでに多くの担当者たちがその想いに寄り添ってきました。その50年以上にも及ぶ歴史の中で、とくに象徴的なのが「倉庫兼ショールームの建築」を事業計画の作成や補助金の活用を通じて支援させていただいたこと。地域の人が足しげく通う、瀟洒なショールームは支援させていただいた私たちにとっても自慢したくなる施設です。
これまでに事業を牽引してきた会長さまや、経営のバトンを受け取った社長さまとのコミュニケーションは、私にとって何より貴重な時間になっています。事業に込めた想いや、数々の苦難を乗り越えてきた経験談、未来を見据えた成長のビジョン……。お客さまからいただくお話のすべてが私の血肉となり、ビジネスパーソンとして大きく成長させていただいていると感じています。このお客さまとの関係はビジネスに留まるものではありません。会長さまから定期的にいただく「ニュースレター」は、私にとって何よりの楽しみになっていますし、そこに記された注目すべきトピックス、おすすめの書籍、そして、この街の歴史は、人としての見識を広げ、この街への愛情をさらに深いものにしてくれています。
「どの金融機関よりも親身になってくれる」「何でも相談できる頼もしい存在だ」。尊敬するお客さまから、そうした言葉をかけていただくと、身が引き締まる想いがしますし、「お客さまの信頼に応えたい」という想いが強くなっていくんです。こうした素晴らしい縁に恵まれるのは、誰よりもお客さまの近くにいる仕事だからこそだと思っています。

最善を提案できる、パートナーに。

「ひらしん」の法人担当は「絆」の仕事です。人財採用やビジネスマッチング、補助金申請支援、福利厚生のサポート……。ビジネスパートナーである外部企業との「絆」を活かした多様なソリューションで、お客さまのビジネスにさらなる発展をもたらしていく。そして、お客さまとの「絆」をより強固なものに育んでいく。私たちは、その好循環を生み出すプロフェッショナルであり続けなければならないのです。
「お客さまに最善を提案できるパートナー」であり続けること。そして、多くの財産を与えてくれるお客さまのご恩に報いること。それが、私のやりがいであり、生きがいです。お客さまの話を傾聴し、「ありたい姿」を理解する。そして、そのための手段を提示し、お客さまに選んでいただく。ただ融資をお勧めするだけの仕事は絶対にしません。私たちの目的は、ただ利益を追求することではなく、地域やお客さまを支援し、共に発展することなのですから。

MESSAGE

命じられたことをこなすだけ。そんな仕事は面白くも何ともありません。お客さまと向き合い、その話を傾聴し、自ら考え行動する。それが「ひらしん」の仕事です。「金融はお堅い」なんてイメージは私たちには当てはまりません。個人的には、この業界に興味がない人ほど、楽しめる仕事だと思っています。