投資信託

投資信託の基本を理解しましょう

「投資信託」と聞いて、
皆さまはどのようなことを思い浮かべますか?

投資信託は投資経験がない方でも
はじめられる金融商品です。

リスクはありますが、計画をたてて準備すれば決して危険な商品ではありません。
仕組みやメリットをしっかり理解したうえで投資信託をはじめてみましょう!

投資信託って何?投資信託のしくみ

投資信託は、お客さまからお預かりしたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家である投資信託会社(委託会社)が、株式や債券、REITなどの有価証券等に投資し、その運用成果をお客さまの持分(投資信託の残高口数)に応じて分配するしくみの商品です。

資金の流れ

資金の流れ

投資信託での資産づくりをおすすめする理由 投資信託のメリット

  1. 少額から運用可能

    多くのお客さまからお預かりした資金をひとつにまとめて
    運用しますので、少額から手軽にはじめることができます。

  2. 投資の専門家による運用

    高い知識を身に着けた投資のプロが
    お客さまに代わって運用いたします。

  3. 分散投資によるリスク軽減

    株式や債券等、複数銘柄に分散投資をするため、
    リスクを抑えた運用が可能です。

  4. お客さまのニーズに合わせた選択肢

    お客さま一人ひとりのニーズにあわせて、
    投資対象や運用方針の異なる商品からお選びいただけます。

投資信託は投資経験がない方でも
はじめられる金融商品です。

リスクはありますが、計画をたてて準備すれば決して危険な商品ではありません。
仕組みやメリットをしっかり理解したうえで投資信託をはじめてみましょう!

リスクとリターンの関係

「リスク」とは投資の世界では一般的に、「価格変動の大きさ」(ブレ)を意味します。
商品によってリスクとリターンの度合いは異なりますが、収益が大きいほど、その収益の振れ幅が大きくなるという傾向があります。このため、一般に、大きなリスクをとれば、損失が大きくなるおそれもありますが、高い収益を期待することができます。

リスクのイメージ

投資信託の主なリスク

投資信託のリスクやリターンの大きさは様々であり、その投資信託が何を投資対象としているかによって異なります。
投資信託のリスクについて確認してみましょう。

投資対象別の主なリスク

資産 国内・海外共通 海外
債券
金利変動リスク
信用リスク
カントリーリスク
為替変動リスク
株式
価格変動リスク
信用リスク
カントリーリスク
為替変動リスク
REIT
(不動産)
価格変動リスク
カントリーリスク
為替変動リスク
  • 価格変動リスク

    株式や債券などの価格は需給により変動します。一般的に、国内外の政治・経済情勢、企業の業績、景気動向等の影響を受けます。

  • 信用リスク

    株式や債券などを発行している企業などが財政難や経営不振等により、元本の払戻しや利息の支払いができなくなるリスクがあります。

  • 金利変動リスク

    金利は景気や政策等によっても変動します。一般的に金利が上がると債券価格は下落し、金利が下がると債券価格は上昇します。

  • 為替変動リスク

    円と外国通貨の交換レートは常に変動しています。外国の株式や債券に投資する投資信託はこの為替変動の影響を受けます。一般的に円高の場合は基準価格の下落要因となります。

  • 流動性リスク

    ファンドの組入れ資産が現金化できない、その他不測の事態が発生した場合に投資元本を割り込むリスクです。

  • カントリーリスク

    海外の有価証券に投資する場合、投資対象国または地域独自の政治・経済的要因により資産価値の影響を受けることがあります。

投資信託を選ぶ際は、目論見書で投資対象を確認し、
商品のリスクについて把握しておきましょう。

リスクを抑えるポイント

ポイント 1 資産分散

一般的には、保有する金融商品の種類を増やすほど、一度に値下がりする危険性は小さくなるといわれています。値動きの異なる複数の資産に分散して投資すると、1つの資産の値下りを他の資産の値上りでカバーできる場合もあり、全体としてリスクを抑える効果が期待できます。

ポイント 2 長期投資

投資信託は、長期保有を前提として運用を行っています。
株式や債券など、市場に流通しているものの価格変動はまぬがれません。短期の値動きの幅に振り回されず、長い目で保有すると一般的にリスクを抑えることができるといわれています。

資産・地域を分散して積立投資を行った場合の運用成果の実績【保有期間別(5年,20年)】
1985年以降の各年に、毎月同額ずつ国内外の株式・債券の買付けを行ったものです。各年の買付け後、保有期間が経過した時点での時価をもとに運用結果及び年率を算出しています。これは過去の実績をもとにした算出結果であり、将来の投資成果を予測・保証するものではありません。
出典:金融庁 「つみたてNISA 早わかりガイドブック」

ポイント 3 時間分散

一度にまとめて購入・投資するのではなく、一定額を定期的に購入することで、価額が低い時には口数を多く、価額が高い時には口数を少なく購入することができます。時間を分散させることによって、投資タイミングによる影響を受けにくく、一度にまとめて購入するよりも、平均購入単価を平準化させることが期待できます。

値動きの状況によっては、積立の効果が出ない場合もあります。

投資信託を購入した場合の例(毎月10,000円ずつ4回購入した場合)
上記の数字はあくまで仮定であり、将来の成果を約束するものではありません。また、単純化のために極端な値動きで説明しています。
投資信託の継続購入は将来の収益を約束したり、相場下落時における損失を防止するものではありません。
相場が上昇し続ける場合など、時間分散投資が全ての状況によって一括投資よりも優れているものではありません。
算出にあたっては、購入時の手数料・税金・分配金等を考慮していないため実際の投資とは異なります。

3つのポイントを抑え、運用成果を少しでも
安定させることを心がけましょう。

コア・サテライト運用で
ほどよい投資

「コア・サテライト運用」とは、運用のベースとなる「コア(核)」部分と積極的に運用する「サテライト(衛星)」部分に分けてバランスを重視した運用をする手法のことです。資産全体としてのリスクを抑えながら、比較的高いリターンの確保を目指しましょう。

コアファンド(安定運用)

長期でじっくりと運用する資産
(例)バランスファンド等

サテライトファンド(積極運用)

積極的な運用で収益の上乗せを狙う資産
(例)株式、REIT等

投資信託の選び方

ご自身の運用目的や、リスク許容度にあった
ファンドを選びましょう。

1.投資目的を確認しましょう

投資目的によって、リスク許容度が変わり、選ぶファンドも異なります。

リターンを求めると、リスクも大きくなる傾向があります。

2.投資対象を選びましょう

投資信託のリスクやリターンの大きさは様々であり、その投資信託が何を投資対象としているかによって値動きが異なるため、一つの地域・資産に投資するよりも複数の地域・資産に分散投資することにより、リスクを抑える効果が期待できます。

3.目的に応じて
決算回数やコースを選びましょう

投資信託を運用する目的は、大きく以下の2つに分けられます。

分配金再投資コースと
分配金受取コースについて

投資信託には、分配金を再投資するタイプと受け取るタイプがあります。

分配金再投資コース

決算期に支払われる分配金を、
同一ファンドに再投資します。

分配金受取コース

決算期に支払われる分配金を、
毎回受け取ります。

分配金が出ないこともあります。

4.購入方法を選びましょう

一括投資

一括で購入するタイプです。

こんな方におすすめ

  • まとまったお金を運用したい方
  • タイミングを見て購入したい方
積立投資(定時定額投資)

毎月一定額を預金口座から引き落として、
自動的に指定した銘柄の購入を行う
サービスです。

こんな方におすすめ

  • 将来の資産形成を目的としてコツコツ投資したい方
  • 時間を分散し購入単価の平常化をしたい方(ドル・コスト平均法)

投資信託をはじめる際には、ご自身の運用目的をしっかりと確認し、リスク許容度に合ったファンドやコースを選ぶことが重要です。

5.ファンドを選びましょう

ファンドの運用状況・コスト(購入時手数料・信託報酬)・純資産総額をポイントとして、ファンドを選びましょう。

インターネット投信サービスにログインし、
ファンドを選びましょう。

投資信託に関するご注意事項

  • 投資信託は預金、保険契約ではありません。
  • 投資信託は預金保険機構、保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。
  • 当金庫が取扱う投資信託は投資者保護基金の対象ではありません。
  • 当金庫は販売会社であり、投資信託の設定・運用は委託会社が行ないます。
  • 投資信託は元本および利回りの保証はありません。
  • 投資信託は組入有価証券等の価格下落や組入有価証券等の発行の信用状況の悪化等の影響により、基準価額が下落し、元本欠損が生ずることがあります。
  • また、外貨建て資産に投資する場合には、為替相場の変動等の影響により、基準価額が下落し、元本欠損が生ずることがあります。
  • 投資信託の運用による利益および損失は、ご購入されたお客様に帰属します。
  • 投資信託には、換金期間に制限のあるものがあります。
  • 投資信託の取得のお申込に関しては、クーリングオフ(書面による解除)の適用はありません。
  • 投資信託のご購入にあたっては、あらかじめ最新の投資信託説明書(交付目論見書)および目論見書補完書面等を PDF ファイルで「電子交付」しますので必ずご覧下さい。

投資信託に関する手数料等の概要

投資信託のご購入時には、買付時の一口あたりの基準価額(買付価額)に、最大3.3%の申込手数料(消費税込)、約定口数を乗じて得た額をご負担いただきます。
換金時には、換金時の基準価額に最大0.5%の信託財産留保額が必要となります。
また、これらの手数料等とは別に投資信託の純資産総額の最大年1.98%(消費税込)を信託報酬として、信託財産を通じてご負担いただきます。その他詳細につきましては、各ファンドの投資信託説明書(交付目論見書)等をご覧ください。
なお、投資信託に関する手数料等の合計は、お申込金額、保有期間等により異なりますので、表示することは出来ません。

(目論見書のご請求・お申込みは、当金庫までお願いいたします。)



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