キャリア座談会

CROSS TALK02

さまざまな店舗で、本部で、経験を積んできた入庫9〜11年目の4人。自らのキャリアの「過去・現在・未来」について語ってもらいました。ターニングポイントになった出来事が4人にとって
どのような変化・成長を促したか、ぜひご注目ください。

Profile

  • T.K.

    鷺宮支店 コーディネート担当
    2013年入庫

    村山支店および原宿支店にて事業コーディネート担当として法人・個人営業に携わる。2020年12月より鷺宮支店に異動、お客さま開拓活動を行っている。

  • T.A.

    リスク管理統括部
    2013年入庫

    長岡支店に配属後、融資支援および個人営業に携わる。2017年に海外推進部に異動し、外国為替業務を担当。海外業務の知見を活かし、2019年6月より現職を担当。

  • O.N.

    狭山ヶ丘支店 コーディネート担当
    2012年入庫

    保谷支店に配属後、融資事務や窓口事務を学び、個人アドバイザリー担当に。その後2年半の産休・育休を経て個人アドバイザリー担当として狭山ヶ丘支店に復職。現在に至る。

  • S.M.

    恵比寿支店 営業統括副支店長
    2011年入庫

    渋谷営業部に配属後、融資支援や事業コーディネート担当を経験し、2017年に営業統括副支店長に昇進。その経験を活かして2021年4月に恵比寿支店に異動、現在に至る。

これまでのキャリア 入庫後に積み重ねてきた経験を活かして、
一人ひとりが新しいミッションに向き合う。

S.M.
この4人が集まるのは、はじめてですね。この中では一応最年長の私から自己紹介します。私は入庫以来10年間、渋谷営業部に勤務しました。
T.A.
一つの支店に10年というのは長いですね。
S.M.
そうなんです。渋谷営業部では融資支援や事業コーディネート担当を経験して、配属後7年目に営業統括副支店長を任されました。そして2021年4月に同じく営業統括副支店長として、前所属同様に歴史のある恵比寿支店に異動しています。お付き合いの長いお客さまをしっかりフォローしてほしい、と送り出されました。
O.N.
私は入庫後に保谷支店に配属され、融資事務と窓口業務、そして個人アドバイザリー担当として外での営業をそれぞれ経験しました。その後2年半の産休・育休に入ります。そして狭山ヶ丘支店に個人アドバイザリー担当として復職しました。
T.K.
狭山ヶ丘支店と入間支店は、共同で活動していると聞いたのですが。
O.N.
2021年4月から、埼玉の2店舗がグループ店舗となり、各店舗の営業がノウハウを共有し合いながら個人取引の推進を強化しています。当金庫としては初の試みだそうです。
T.K.
成果が楽しみですね。
S.M.
そういうT.K.さんも、新規のお客さま開拓活動は大変じゃないですか?
T.K.
はい(苦笑)。入庫後に配属された村山支店は個人向け中心で、6年目に異動した原宿支店は法人向けが中心でした。ともに既存のお客さまも多かったのですが、今は鷺宮支店で法人・個人双方のお客さまを開拓中です。これまでの経験が試されていると感じています。
T.A.
私は入庫後に長岡支店に配属され、皆さんと同じようにお客さまへの営業活動をしていましたが、5年目に海外推進部に異動し、外国為替業務の担当になりました。7年目にはリスク管理統括部で国内・海外双方のマネーローンダリング等をチェックする業務に携わっています。

キャリアアップの
ターニングポイント
その後のキャリアに活かすためのチャンスを
自ら感じ取り、つかんで離さないことの大切さ。

T.A.
私の転機は今触れたように、海外推進部に異動したことです。大学では国際関係について学んでいたので、いつか海外に携わる仕事をしたいと考えていました。外国為替の資格を取ったり、英語の勉強を続けたり…という努力が実を結んで嬉しかったです。
S.M.
営業店での業務とはまた違うものですか?
T.A.
まったく違っていたので大変でした。でも、興味のある分野だったので「もっと学びたい」「金庫の中で一番詳しい人財になりたい」という思いで頑張れましたよ。そこで得た外国為替の知識が、マネーローンダリング業務の海外分野に活かされています。
T.K.
私は結婚と子どもの誕生を機に、仕事への取組み方が変わりました。家族を養うため、成績を上げて収入を増やしたい。そこで、正確な事務とスピーディーな対応をさらに強く意識するようになりました。お客さまの満足度を向上させることが、成績アップにつながると考えたからです。
O.N.
家族ができる前と後で自分が変わる、というのはすごくよくわかります。私は産休・育休から復帰したことが転機になりました。
T.A.
復職とともに配属店が変わったんですよね。不安はなかったですか?
O.N.
16時30分までの短時間勤務ということもあり、周囲に負担をかけないか不安でしたね。でも皆さんとても温かくフォローしてくださってホッとしました。おかげで、以前は自分の成績のために頑張っていましたが、今は「皆さんへの恩返しを、いつか別の機会に…」と考えるようになったんです。
S.M.
私はむしろ周囲から強烈な刺激を受けたことが転機になっています。3年目の秋に、同じ店舗の同期や先輩が成績優秀者として表彰されたのですが、悔しかったですね。そこでプロセスを重視しつつ結果にもこだわる営業スタイルに変えたんです。支店長とも相談し、お客さまとの接点を増やしました。そして2年後、「上期」「下期」「年間」で個人業績1位を獲得しました。

キャリアを支援する
社内制度
誰もひとりでは成長できない。だからこそ
さまざまな角度から支援する制度が欠かせない。

S.M.
自分ひとりではなく、営業の仲間同士で頑張ること自体が楽しかったですよ。「結果を出すまで渋谷営業部の仲間と頑張りたい」という強い想いが通じたのか、10年も同じ店舗でじっくり取組む機会をいただきました。ただ、なによりも業績表彰の存在が自分を成長させてくれたと捉えています。
T.K.
「渋谷営業部に10年間勤務」には、そういう想いがあったんですね。
T.A.
私は自分の金庫での目標である「海外の仕事に携わりたい」という想いや得意分野をアピールすることができた自己申告制度があって、良かったと思っています。
O.N.
子育てとの両立を支援してくれる制度も魅力的だと思いますよ。育児短時間勤務制度は子どもが小学校を卒業するまで利用できますし、子どもの看護休暇制度もありますので、安心してキャリアを築いていくことができます。
S.M.
狭山ヶ丘支店には、他にも子育て中の方はいますか?
O.N.
はい、いらっしゃいますね。そういう方がいてくださるので周囲の理解も得やすく、子どもが急に熱を出した時にはプライベートを優先することができるんです。
T.K.
私の場合は家族ができたことに加え、昇格制度で職責職に合格したことが自分の成長を促してくれていると感じています。今までは自分自身の成績を上げることに力を入れていた分、視野が狭くなっていたことは否めません。でも職責職になったことで、後輩の成長に対する責任感が生まれました。これからは後輩の指導や同行訪問にも力を入れて行きたいですね。

キャリアビジョン たどり着いたポジションから、さらなる高みを目指す。
そんな中堅職員が西武信用金庫を変えていく。

O.N.
現在は入間支店と共同で個人取引の推進を行っていますが、お客さまのご相談は多様なので、対応に時間がかかってしまうことがあります。もっと自分自身の仕事の幅を広げて対応力を上げ、お客さまに頼りにされる職員になりたいですね。その一環として資格取得にも力を入れて、専門知識を増やそうと頑張っています。
T.K.
子育てしながらですから、大変ですね。
O.N.
はい(苦笑)。でも先日はファイナンシャルプランナー2級の試験にチャレンジしました。結果次第では、さらに1級合格を狙います。
T.A.
すごい!私も知識と経験をさらに蓄えて、当金庫を支えていきたいです。今は営業の皆さんが安心して活動できるように、お客さまが安心して当金庫を通して取引ができるように、内部の体制づくりに取組んでいます。マネーローンダリングの手口は進化するので、つねに最新の情報を仕入れて対策を営業店にフィードバックしていかなければなりません。マネーローンダリングの事例集の発信やチェックシートの改善を通し、営業店が判断しやすい環境を整備するつもりです。
T.K.
それは地域から愛される支店をつくる上で、本当にありがたい取組みです。私は今まで5人の支店長の 支店運営を見てきましたが、皆さん例外なく「支店をよくすること」に力を入れていました。部下をしっかり見つめ、彼・彼女らがどう行動すればお客さま満足につながるかに心を砕いていた方ばかりです。私も将来はそんな支店長になりたいと考えています。
S.M.
支店長になる夢を先に言われてしまった(笑)。私も4人の支店長と一緒に仕事をしてきました。自らの経験を伝え、10〜20年後に当金庫を取り巻く環境が変わっても通用する人財を育てたい…そんな熱い思いを持っている方々ばかりです。お客さまが喜んでくださる場面をダイレクトに味わえる営業店で、私もいつかは支店長として後輩を育てていきたいと考えています。