YUKIHIRO
KAGOMOTO

楮本 行弘

融資役席
 2009年入庫
融資役席
融資役席は、融資に関するさまざまな提案を行うと共に、融資係の責任者として融資案件を適切に管理し、職員の指導・サポートを行う役割を担っています。係をひとつにまとめ、円滑に業務を遂行するためのリーダーシップが求められます。

MISSION

融資を通じて
地域の企業や個人事業主を支援

信用金庫は、地域の中小企業や個人事業主の方々を支援することが大きな使命のひとつです。融資を通じてその使命を果たすことができるよう努めています。
私が勤務する支店は法人のお客様が多く、会社が抱える問題もさまざまで、いただいた決算書だけでは把握できないこともあります。そのため、普段からお客様との会話や業界の動向などの情報を自分なりに分析し、お客様にとってどのような支援がより良いものになるのかを考え対応していくことが融資役席の仕事であり、醍醐味でもあります。

MY CAREER

私のキャリア
入庫2年目
飾磨支店で渉外係を担当。金融の仕事の基礎を学ぶ
飾磨支店はひょうしんのなかでも歴史のある店舗で、当庫をメインバンクにされているお客様が多くいらっしゃいます。当時は右も左もわからない状態で、上司だけでなくお客様からも多くのことをご指導いただきました。
また、当時の飾磨支店には渉外係が私を含めて2人だった時期でもあり、いろいろな業務に携わることができたことは、その後のキャリアで役立っています。
入庫8年目
本店で係長を経て、不動産の知識を深めるため融資係へ
本店営業部の渉外係を経て、係長に昇進。不動産に関する知識を深めたいという想いがあったため、融資係への異動を希望。
営業部の融資係は不動産案件が多く、規模の大きな分譲プロジェクトに携わり、案件の進捗管理を行うなど貴重な経験ができました。
入庫11年目
神戸中央支店に異動して、融資役席に
支店長代理として神戸中央支店に異動。その後、新規開拓班の役席を担当。当初は慣れない業務で苦戦しましたが、事前に訪問するお客様をリサーチして提案することで、成果につながるようになりました。新規先に対して融資することができた時の達成感は言葉では言い表せません。
MY MOTIVATION
融資によって地域が活性化するよろこびを実感
分譲プロジェクトや設備融資によって、机上のプランがかたちになっていく過程を間近で見ることができる、これが私たちの仕事の醍醐味です。特に分譲プロジェクトでは、田んぼだった土地に道路が通り、家が建ち、多くの人が住む町並みに変わっていく姿を見ると、私も地域の町づくりに関与できたのかなと嬉しく感じます。直接関わったお客様だけでなく、地域に暮らす多くの人のお役に立てることが魅力です。
また役席として、部下の成長をサポートすることにもやりがいを感じます。部下が取り組んだ案件が融資実行となり、喜ぶ姿を見ると自分のことのように嬉しいです。

ONE DAY HYOSHIN

ある日のスケジュール
  • 8:30
    出勤。
    融資係の朝礼で当日の融資実行や集金の予定を確認。
    各担当者のスケジュールと案件の進捗も確認します。
  • 9:00
    店内で自身が担当する案件の書類作成と、部下の相談対応。
  • 12:00
    昼休憩
  • 13:00
    融資係、渉外係が作成した書類の検証。
    修正すべき点を見つけて指示を出します。
    また、部下が担当する案件について支店長、上席と相談・協議。
  • 15:00
    閉店後、自身が担当するお客様を訪問し、
    案件の進捗状況や今後の返済計画について確認します。
  • 16:00
    店舗に戻って再びデスクワーク。
    連携する部署などに送付するメール便をチェック。
  • 17:00
    終礼で翌日のスケジュールを確認して退庫。

HYOSIN EPISODE

会社の立て直しを支援して信頼関係が生まれる

金属加工業を営まれているお客様とのエピソードです。そのお客様はリーマンショックの影響で業績が悪化し、当時受けておられた融資の返済はままならず、新たな運転資金の調達も困難な状況でした。しかし、社長と息子さんは経営を立て直そうと懸命に営業活動をされていました。
このような努力によって業績は改善しはじめ、当庫にも支援できることがあると考えた私は、既存の借入金を借り替えるリファイナンスを提案。すると、返済の負担が軽減され、新たな資金調達も可能となり、喜んでいただきました。
嬉しいことに会社の経営は軌道に乗り、新たに設備投資をされることに。融資計画の提案をした際、当庫と遜色ない条件を提示された銀行があったそうですが、「しんどい時に助けてもらったのだから、今回もひょうしんさんにお願いしたい」と、私たちの提案を受けてくださいました。この時、条件だけではないお客様との信頼関係を強く感じ、この仕事の素晴らしさをあらためて実感しました。