会話をしなければ、
見えないものがある。

R.M
佐倉支店 預金係(係長)
2008年入庫
PROFILE
千葉で生まれ育ち、大学で東京に出たが、卒業後は大好きな千葉の人々や企業のために働きたいと考えていた。また人と関わることが好きで、サービス業に就きたいと思っていた。当時、千葉信用金庫を利用しており、口座の開設や振込などで窓口に行くと、職員がいつも素敵な笑顔で丁寧に接してくれたことから入庫を決意した。

現在の仕事内容

入庫して以来、テラーと呼ばれる窓口業務を担当してきました。今年からは預金係の責任者として、預金業務全般と部下のサポートも行う立場になりました。テラーとは口座開設や振込などの預金に関する業務や投資信託、個人年金などの資産運用提案、相続手続のほか、ローンのご相談を受けた際、他の係につなぐ仕事をする人のことです。入庫8年目には産休・育休を取得し、現在は2人の子どもを育てながら、日々の業務に励んでいます。仕事内容としては、預金係の責任者として、預金係全体のマネジメントを行っています。複雑な相談や繁忙時は、私自身がテラーとして窓口に立つこともあります。まだ責任者としては、4ヵ月で慣れないこともたくさんありますが、これまで窓口業務で得た知識や経験を活かし、支店内で何か困ったことがあればすぐにフォローに入れるよう、常に広い視野を持ちながら周りをサポートすることを心掛けています。

仕事のやりがい

お客様から感謝の気持ちをいただいた時に、一番やりがいを感じます。入庫して間もない頃、こんなことがありました。うつむき加減で様子が不自然なお客様がお金を振込もうとしていたのです。もともと信用金庫内では振込詐欺の注意喚起がされていて、「多額のお金を振込んだり、急に口座の解約をしたりするお客様がいらっしゃったら、理由を聞いてください」と指導されていました。それを常に意識していたので、お客様にお声がけしたところ「息子が会社のお金を横領したので返さないといけない」と言っていました。そこで私は上司に相談し、お客様を応接室にお通しして詐欺の可能性があることをご説明しました。その後、お客様からは「あの時、声をかけてくれて本当にありがとう」と大変感謝してもらえました。まだテラーとして経験が浅かった私ですが、お客様に喜んでいただいたことで、「私でも人の役に立つことができるんだ」と実感して本当に嬉しかったのをよく覚えています。

ある1日のスケジュール

8:30
出勤/当日の仕事準備、連絡事項を同僚と共有
9:00
窓口開店/預金全般の事務処理のチェック
12:30
食堂で昼食
13:30
窓口業務再開/最後のお客様まで丁寧な対応
15:00
締め作業/オペレーションと現金に差がないことを確認
税金・伝票・書類等の整理/片付け/明日の準備
17:15
退勤/保育園のお迎えへ

仕事上の印象的なエピソード

保険商品に興味を持っていなかったお客様が、話をしているうちに必要性に気づき、ご契約に至った出来事をよく覚えています。そのお客様は、毎月窓口に税金を支払いに来店されていたお客様でした。ある日、老後資金の相談をされたので、保険商品をオススメしたところ「保険は他で契約している」と言われました。しかし、毎月さまざまなお話をしているうちに、親御さんの介護に直面していて、不安を抱えていることがわかりました。そこで介護保険をご提案したところ、「同じ保険でも介護保険なら興味がある」と言っていただき、ご契約につながりました。この経験から、お客様ご自身でも、自分のニーズに気づいていないことがあるのだということを学びました。そしてお客様のニーズを引き出すためには、お客様とたくさん会話して、家族構成やライフスタイルなどを知ることが大事なのだと気づきました。今まで以上にお客様のことを知ることを大事にしています。

これから仕事でチャレンジしたいこと

お客様に寄り添った対応をするためには、日々の勉強が欠かせません。例えば、経済情勢や法律に関する知識です。そのような知識は、一度覚えたら終わりではありません。日々情報をキャッチしながら、お客様にとって最適なご提案ができるように精進したいです。またコミュニケーションスキルも高めて、お客様や部下との円滑なやりとりができるようにしたいです。さらに2人の子を持つ母として活躍している姿を部下に見せることで、「女性でも活躍できる組織なのだ」ということを示すことも大事にしたいです。私自身、産休・育休を取得した際、職場の上司や同僚にたくさん助けていただいた経験があります。子どもが体調を崩して保育園から呼びだされた時も、「仕事の代わりはいるけれど、お母さんの代わりはいないから行ってあげて」と言ってくれました。そうやって支えてくれる上司や同僚がいたからこそ、仕事を続けることができました。今度はその恩を部下たちに返していきたいです。

応募者へのメッセージ

就職活動は先が見えず辛いと思うこともあるかもしれませんが、人生の中でこんなにも自分について考える機会はないと思います。納得できるまで、自分と向き合ってみてください。私自身、何が正解でどこがゴールなのかがわからず、就職活動をやめてしまいたくなることもありました。でも「ここで終わりにしてしまっては、後悔が残ってしまう。最後まで頑張ろう」と思って続けたからこそ、楽しく働ける今があります。壁にぶつかることもあるでしょう。そんな時は周りに相談したり、環境を変えたりして、最後まで自分と向き合い続けることをやめないでほしいです。あなたの努力や熱意は面接官に必ず伝わります。自分を信じて、自分のペースで、後悔のない就職活動を送ってほしいです。これからの生活が楽しく、活気のあふれるものになるよう願っています。応援しています。頑張ってください。