ソーシャルキャピタルの構築
はじめに
当金庫では、2022年に「ソーシャルキャピタル課」を新設しました。これは、従来の「物的資本」、「人的資本」に加えて、ソーシャルキャピタルすなわち「社会的関係資本」の概念を導入し、当金庫を地域の核として失われたコミュニティの再生を図ろうとするものです。また、ギブから始まる「贈与経済」を実践し、協同組織金融機関の原点であるお客さま(会員)同士あるいは当金庫間との「支援し合う関係」(相互支援の輪)を広げながら、企業価値の向上や社会的課題の解決を目指しています。
ソーシャルキャピタルによる社会的課題解決
ソーシャルキャピタルを活かした社会的課題解決の例として、既に全国の金融機関では初めて認知症予防学習教室を開催しているなど高齢者支援事業に取り組んでいるほか、営業店を活用した物販支援や地域創造事業なども実施しております(以下、取組みの一例)。
美術館、公共施設、コミュニティスペース活用案の企画・イベント開催
- 地元美術館での内定式
- 地元美術館を利用した婚活イベントの開催
- コミュニティスペースを利用したマルシェの開催(MERCADORICO)
高齢者向け認知症予防教室の定期開催(はつらつ健康教室)
障がい者施設との提携によるリサイクルトナーを使用したプリンタ導入
寄り添い企画(営業店が独自で企画)
- 飲食店テイクアウト販売支援
- 子供服・日用品のリサイクル
- 保護犬・猫譲渡会開催 など
カーボンニュートラル(脱炭素)に向けた取組み
- 環境省が実施する「令和3年度ESG地域金融促進事業」への取組
- 三井住友海上火災保険株式会社とのSDGsに関する包括連携協定
- 高梁川流域4信金合同「脱炭素社会に向けた経営支援セミナー」の開催